芸能人・著名人のファン向けに、専用のファンクラブサイトを作りたいと考えていないでしょうか。しかし、具体的な作り方が分からず行動を起こせないとお悩みの方もいるはずです。
そこで本コラムでは、ファンクラブサイト制作方法を解説します。また、サイトに必要な機能、作成手順も説明しているので、制作の参考にしていただけると幸いです。
ONETECHでは、サイト制作サービスを提供しています。作り方を知りたい方、お得に利用できる外注先を探している方は、お気軽にご相談ください。
ファンクラブサイトとは?
ファンクラブサイトとは、芸能人や著名人といった知名度のある人物のファンを対象に、コンテンツ配信、グッズ販売、コミュニケーションの場を提供するサイトのことです。
例えば公式・非公式も含めてファンクラブがあるけれど、まだ具体的な活動を実施できていない団体も多いでしょう。これに対してファンクラブサイトを準備すればサイトを通じて次のような情報を提供できます。
- 芸能人・著名人の最新情報
- 仕事関連の出演情報
- グッズ情報
近年では、インターネットの普及によって、気軽にファンがコミュニケーションを取れるようになりました。ただし、SNSといった不特定多数のユーザーが利用するサービスで情報共有を行っているため、あっという間に情報が分散されてしまいます。一方、ファンクラブサイトがあれば、ファンの方たちがいち早く情報を集められるようになるのが魅力的な点です。
ファンをひとつの場所に集められる
芸能人・著名人といった人たちの公式サイトはあるけれど、ファンクラブサイトがない場合には専用サイトがあると便利です。
現在日本では、さまざまな公式・非公式サイトがありますが、中にはそのどちらも用意されていない人も大勢います。収益・集客を考慮した公式のサイトはもちろん、ファンと交流できる非公式サイトも含めて、複数の場所に散らばっているファンをひとつの場所に集めるきっかけにできるでしょう。
ファンクラブサイトの目的・役割
ファンクラブサイトを準備するうえで重要なのが、目的と役割を明確化することです。サイト制作には主に、2つの目的・役割があるので、それぞれの詳細を見ていきましょう。
①ファン向けの特別なコンテンツを配信
ファンクラブサイトは、芸能人・有名人といった知名度のある人物のファンのためのサイトです。そしてファンの多くは、対象人物の情報がほしい、語り合いたいといった気持ちで参加してくれるため、次のような特別なコンテンツ配信に利用できます。
- 会員限定のグッズ販売情報
- チケット販売情報
- イベント開催情報
- 専用の割引情報
専用サイトの中には、加入しなければ分からない「レア」な情報を提供するサイトもあります。一般向けの情報発信とは別にファン向けの情報発信を行いたいのなら、ぜひサイトを制作してみてください。
②グッズ販売もサイト内で可能
ファンクラブサイトを準備すれば、グッズ販売といった販促活動を行えます。サイト内でグッズ情報を配信できることはもちろん、購入ページや販売管理ページをまとめて管理できるのがポイントです。
通常グッズ販売と言えば、会場イベントを通じて販売するのが一般的でした。一方サイトがあれば、イベントに参加できなかったファンにグッズを届けることができます。ファンが「利用したい」「魅力だ」と思いやすいサイトですので、ファン層の拡大、利益獲得としての効果も期待できるでしょう。
ファンクラブサイトがあればできることとは?
ファンクラブは、主に3つのファン向けのサービスを提供できます。具体的な活用目的が定まっていないのなら、何のためにサイトが必要なのか考える参考にしてみてください。
①メルマガや会誌の作成・発送
ファンにいち早く情報を届ける「メルマガ」、対象人物の動向を追える「会誌」の準備にサイトを活用できます。
例えば、最新情報やお得な情報はメルマガを利用して、メールアドレスまで届けることができます。メルマガの中に、グッズ情報やイベントチケットの購入情報を掲載しておけば、購買意欲をくすぐることができるでしょう。
また、会誌にはファン層の拡大・離脱防止効果があります。例えば、次のようなファンクラブサイトに加入しなければ把握できないレアな情報を配信することによって、多くのファンをつなぎとめることが可能です。
- 初心者の方向けの情報
- 今どんな活動をしているのかといった情報
- 幼少期の体験
ファンが知りたい情報、ここでしか手に入らない情報を発信することによって、大勢のファンに利用してもらえるサイトを維持できます。
②グッズの企画・販売
ファンクラブサイトは、グッズ企画・販売の場としても最適です。
まずグッズ企画のために「どういったグッズがほしい?」「今どんなグッズをもっている?」といったアンケートを実施し、ファンが欲しいがっているもの分析・検討できます。
次に、収集した情報・ニーズをもとに、新しいグッズの制作・販売を行えます。販促活動を含めてサイト内で対応できるため、ワンストップでグッズ販売を実施できるのが魅力です。
③チケット販売
グッズ販売だけではなく、チケット販売でもファンクラブサイトが役立ちます。
イベント・握手会のチケットなど、豊富なチケットを管理・販売できるのが特徴です。また、チケット販売数の管理や公開スケジュールの設定も実施できるため、時間をかけることなくチケットをファンに届けられます。
ファンクラブサイトにあると便利な機能
サイトを構築する際には、以下の機能を搭載するのがおすすめです。
- 会員登録・管理
- コミュニティ機能
- 決済機能
- 販売機能
- SNS連携機能
- アクセス分析機能
なぜこれら機能が必要なのか、詳しく見ていきましょう。
①会員登録・管理
会員登録・管理はファンクラブを運営するうえで欠かせない機能です。
誰がファンなのか管理することはもちろん、会員番号といった「唯一無二」の情報を与えるきっかけとなります。また、会員登録された名前、住所、連絡先といった基本情報は、マーケティングに活用できるのもポイントです。
会員という特権を提供するためにも、必ず機能を搭載してください。
②コミュニティ機能
ファンのために、コミュニティ機能を搭載しておくことをおすすめします。
コミュニティ機能があれば、掲示板・チャットルームを使ってファン同士でコミュニケーションを取れるのがポイントです。ただ受け身で最新情報を待つファンクラブサイトと比べて活気が出やすいほか、ファンという状況を楽しむ良いきっかけとなります。
また、イベントの感想、グッズ購入の写真共有など、他のファンの購買意欲をくすぐる効果も期待できるでしょう。
③販売機能・決済機能
グッズ販売やチケット販売を予定しているのなら、販売・決済機能を搭載しましょう。
販売ページを用意して、写真付きの一覧で商品を売り出すことはもちろん、カート機能といった決済機能が必要です。また、決済手段にもさまざまな方法があるため、以下のようになるべく豊富な手段で決済できるように整備しておくことをおすすめします。
- クレジット決済
- スマホ決済
- ポイント決済
- 分割払い
- 後払い
決済方法が豊富であるほど、ファンがグッズ等を購入しやすくなります。
④SNS連携機能
ファンの多くはSNSでも情報発信を行っているため、なるべく次のようなSNS連携機能を搭載しておきましょう。
- TikTok
年齢層によって利用するSNSも変化するため、なるべく多くのSNS連携を実施してください。また、海外ファンがいる場合には、海外SNSも用意しておくと良いでしょう。
⑤アクセス分析機能
ファンクラブを成長させていきたいのなら、ぜひアクセス分析機能を搭載してください。
サイト全体のアクセス数や各ページのアクセス数をチェックしていけば、ファンの傾向・ニーズを分析できます。どういった情報にファンが興味をもっているのか、どんな情報発信がグッズ購入につながるのかを検討するきっかけとなるでしょう。
マーケティング手法としてもアクセス分析が重要です。より多くのファンを集めたい、購買意欲を高めたいと考えているのなら、ぜひ機能を搭載してください。
ファンクラブサイトの作成方法と手順
ファンクラブサイトを作成する際には、企画・検討・方法の立案・分析という項目が欠かせません。スムーズにサイト運用を成功する手順を4つに分けて紹介します
①ファンクラブサイトの内容を決める
まずはどのようなサイトをつくりたいのか、具体的な内容を決めていきましょう。この際に重要なのが、次のポイントを整理することです。
- ファンの年齢層から情報発信する内容を考える
- ファンが求める情報を分析して提供するサービスを設定する
ファンに対し何を届けるサイトなのか決めること、どんなメリットを提供しているのか決めることが運用成功に欠かせません。必ず根拠をもって内容を考えていきましょう。
②どんな機能を搭載すべきか検討する
検討した内容をもとに、搭載する機能について検討していきましょう。例えば、次のような流れで機能を考えることができます。
- ファン向けの商品が少ない → グッズ販売機能を搭載する
- SNSでファンの語り合いが少ない → コミュニティ機能を搭載する
- ファンを増やしていきたい → アクセス分析機能を搭載する
搭載する機能は、それぞれ理由を明確化したうえで搭載することをおすすめします。対象人物のファンの課題を抽出し、搭載すべき機能を検討してみてください。
③サイトを構築する|3つの方法
サイト制作の準備が整ったら、実際にサイト構築をスタートしましょう。サイト構築の方法は次の3つの方法があります。
- フルスクラッチ(1から構築していく)
- CMS(WordPressを活用する)
- ホームページ作成サービス(テンプレートを活用する)
ファンサイトは、1から制作する場合もあれば、既に用意されているテンプレートに合わせてカスタマイズする制作方法もあります。金額・構築方法が大きく変化するため、目的に合う方法でサイトを構築してみてください。
④運用・分析を行う
ファンクラブの制作が完了したら、実際に運用をスタートしましょう。ひとつ注意点として、運用がゴールではありません。
ファンの要望やマーケティングによって改良・修正を加えるほか、アクセス分析を継続して実施することが重要です。長期的なファン獲得・維持のためにも、ぜひ運用・分析にも力を入れてみてください。
ファンクラブサイト制作にかかる費用目安
最後に、ファンクラブサイト制作にかかる費用目安をまとめました。構築方法によって費用が変化するので、予算に合う方法を探してみてください。
制作期間 | 構築費用 | 構築する方法 | |
フルスクラッチ | 3ヶ月~1年 | 30万~100万円程度 | 制作会社に依頼する |
CMS | 1ヶ月~半年 | 5~20万円 | 自身で対応する 制作会社に依頼する |
ホームページ作成サービス | 1週間~1ヶ月 | 無料~5,000円 | 自身で対応する |
ONETECHの実績紹介
ONETECHではベトナムオフショアで以下のサイトの制作実績がございます。
会員限定ライブ動画配信のプラットフォームシステムの「CURTAIN CALL」サイトリニューアルをAWSクラウドで構築。サブスクリプションや投げ銭課金などのビジネスモデルでAWSを利用したクラウドサービスとして運営しています。弊社では初期開発だけでなく運用保守も担当しています。
「CURTAIN CALL」とは、クラシック音楽などのパフォーミングアーツ(舞台芸術)専門の「高画質、高音質、高度なセキュリティー」を完備した、動画配信プラットフォームです。
アーティストのファンクラブ会員サイト(サブスクリプション)を管理できるプラットフォームの追加開発をしました。動画プラットフォーム「vimeo」を埋め込み、ファンクラグ限定のライブ動画配信システムを実現しました。
React NativeとFirebaseを活用し、ユーザー間で動画を共有しコミュニティを形成できるSNSアプリを開発しました。特徴は簡単な動画投稿、コメント、投げ銭エフェクトで、クロスプラットフォーム対応や効率的なデータ管理も実現。このアプリはユーザーにシームレスな体験を提供し、高評価を得ています。今後は機能拡張やUI/UX改善を予定しています。
開発中のファンクラブプラットフォーム
ONETECHでは以下の機能のあるファンクラブプラットフォームを絶賛開発中です。
- アーティスト管理:アーティストを管理できます。
- お気に入り機能:アーティストをお気に入りにできます。
- 会員管理:会員登録とマイページ機能があります。
- おしらせ、通知:アーティストの最新情報など、さまざまな通知機能を提供します。
- メンバー:アーティストグループのメンバーを管理できます。
- ライブ:ライブ配信やアーカイブ配信が視聴可能です。
- ファンコミュニティ(Feed):ユーザー間のコミュニケーションが可能です。
- チャット:アーティストとファンがリアルタイムでコミュニケーションを取れます。
- マガジンサイト:運営者が投稿するブログサイトのようなオンラインマガジンを提供します。
- 1on1:一対一でアーティストとオンライン通話ができます。
- 1on1予約:一対一でアーティストとオンライン通話の予約ができます。
- 決済機能:EC、サブスクリプション、投げ銭、1on1の決済が可能です。
- ショップ:カート機能・決済機能、商品管理、受注管理があり、EC機能を追加できます。
- サイト管理:アーティストごとのフロントのデザインを編集可能です。
ご興味のある方はお問い合わせください。
おわりに
ファン向けに最新情報・グッズ販売といったサービスを提供したいのなら、ファンクラブサイトを構築するのがおすすめです。ファンが求める機能を充実させていけば、ファンが増えていくことはもちろん、利益獲得を期待できます。
ただし、自身で制作できない、ハイクオリティなサイトにしたいと考える方も多いでしょう。それならぜひファンサイト構築をプロに相談してみてください。
ONETECHでは、ファンクラブサイト構築を提供しています。分からないこと、不安なことがあるのなら、お気軽にご相談ください。
ただし、自身で制作できない、ハイクオリティなサイトにしたいと考える方も多いでしょう。それならぜひファンサイト構築をプロに相談してみてください。 ONETECHでは、ファンクラブサイト構築を提供しています。分からないこと、不安なことがあるのなら、お気軽にご相談ください。[お問い合わせリンク]
ONETECH開発事例
WebRTCを活用し、PCやスマホでライブストリーミング(生中継)できる配信システムの開発。同時に1000名が利用しても、低遅延で配信できるようにAWSで効率的なサーバ設計をしました。投げ銭システムも導入。
Vimeoライブ動画配信システム開発 サブスクリプション会員サイト
ファンクラブ会員サイト(サブスクリプション)を管理できるプラットフォームの追加開発。動画プラットフォーム「vimeo」を使いファンクラブ限定の動画配信システムを実現しました。
■オンライン教育ライブ動画配信中のアンケートシステム開発 既存のオンライン教育向けライブ動画配信プラットフォームへ連携するアンケート及び設問システムを開発しました。ライブ動画配信中に確認のためのアンケ
AWSサーバレスでオンライン教育ライブ動画配信中のチャットシステム開発
AWSサーバレスでオンライン教育ライブ配信中にリアルタイムチャットができるシステムを開発しました。配信中に視聴者は主催者へ質問などをリアルタイムで交換できます。アーキテクチャはAWSサーバレス構成でLambdaやApp Syncなどで構築しました。
AWSクラウドで構築!ライブ動画配信サイト「CURTAIN CALL」リニューアル開発