今回紹介する「REFLEKT ONE」は、製造業のインダストリー4.0を実現するARの技術を利用したマニュアル作成クラウドサービスです。
ARマニュアルによって、教育効果・業務改善など様々な効果を発揮するでしょう。今後トレンドになるであろうARマニュアルを知り、今後の参考にしてください。

REFLEKT ONE とは (image: smart-xr.net)
最近ビジネスにおいて、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を一部の企業が、検討し試みています。
DXには、プロセスを再構築し、既存ビジネスに生産性の向上・コスト削減・時間短縮をもたらすこと、業務そのものを見直し、働き方に変革をもたらすことと言われています。
今回紹介する「REFLEKT ONE」は、製造業のインダストリー4.0を実現するARの技術を利用したマニュアル作成クラウドサービスです。
ARマニュアルによって、教育効果・業務改善など様々な効果を発揮するでしょう。今後トレンドになるであろうARマニュアルを知り、今後の参考にしてください。
■ 目次
- REFLEKT ONEとは?
- REFLEKT ONEの特徴
- REFLEKT ONEでできること
- まとめ
▼参考 REFLEKT ONE
https://www.smart-xr.net/reflektone
REFLEKT ONEとは?

REFLEKT ONEは、ARモデルの表示と作業手順や説明文をセットで表示するコンテンツが簡単に作成できるARマニュアル作成クラウドサービスです。(source: smart-xr.net)
「REFLEKT ONE」は、ドイツのミュンヘンで創業したベンチャー企業「Reflekt(リフレクト)」が提供しているARプラットフォームです。
インダストリー4.0に対応した製造現場向けのARプラットフォームになります。
まずインダストリー4.0とは何か解説いたします。インダストリー4.0は「第四次産業革命」とも呼ばれる製造業のデジタル化を目指すドイツの国家プロジェクトを指します。
「スマートファクトリー(考える工場)」をコンセプトに生産プロセスの効率化・高品質化を目指しています。
「REFLEKT ONE」は工業部品や部品を組み立てる機器全てがデジタル上で繋がっています。センサーデータからリアルタイムでデータを取得しており、ARマニュアルを活用することによって、コスト削減や付加価値創出を目指しています。
REFLEKT ONEの特徴
▼ARマニュアル作成ツール「REFLEKT ONE」
ARマニュアル作成/実物の認識
REFLEKT ONEは、3種類のマニュアルを作成することができます。
- 2Dドキュメントマニュアル
- 3Dパーツ説明マニュアル
- 3Dアニメーションマニュアル
用途に合わせてマニュアルの種類を変更できるので、活用できる幅が広いのが特徴です。
マルチデバイス対応
REFLEKT ONEは、PC、iOS、Android、iPad、スマートグラスなどに対応しております。
● PC【対応OS】
- Windows 10
● スマートフォン/タブレット【対応OS】
- iOS 9.1以降のiPhone/iPad
- Android7以降のスマートフォン/タブレット
● スマートグラス【対応製品】
※マニュアルを作成するPCの推奨スペックは?
- OS:Windows10
- CPU:Intel Core i5(1,6GHz)以上
- メモリ:8GB以上
- HDD:512GB以上
- GPU:Intel HD Graphics 610以上
タブレットやスマートフォンでも使用できるのは、大きな特徴です。スマートフォンなどでメンテナンスを行うとき、紙のメモと違ってかさばりません。またスマートグラスが今後普及したら、手でマニュアルを持つ必要がないので、作業効率が上がるでしょう。
REFLEKT ONEでできること

REFLEKT ONEでできること
- CASE1 機器メンテナンスでの活用
- CASE2 点検・保守作業への活用
- CASE3 製造物・建築物の検査への応用
上記のような例で「REFLEKT ONE」は活用できます。実物とARが重なり、ARでの指示が表示されるため、誰でも機器メンテナンスの点検・保守を実施することができるのが特徴です。
海外ではARマニュアルを活用している事例が多いです。
● REFLEKT ONEを採用している企業 一部抜粋
- BMW(ドイツ)
- Audi
- Bosch
- Siemens
- Volvo(スウェーデン)
- ABB(スイス)
など
医療機器メーカーは、医師のトレーニング用にARマニュアルを活用しているそうです。
自動車メーカーでは、エンジンの修理手順と確認手順をARマニュアルによって明確にした結果、エンジン修理の失敗リスクを減らしたそうです。
ONETECHのARマニュアル開発
ARマニュアルアプリを起動して医療機器をスキャンます。ARマニュアルアプリ通してして機器を自動認識でマニュアルが表示されます。機器で表示される数字やボタンなどの説明が表示されます。主にAR表示されたボタンををタップすると各機能の説明が表示されます。その後、操作する順番に応じてARマニュアルが表示されます。

医療機器のARマニュアルシステム
事例2)ARマニュアル作成スマホアプリ開発
ONETECHは、あるクライアント様とARマニュアルの開発を進行しております。クラウド型で使い方などの手順をマニュアル化したい機器のARマニュアルを、スマホで設定していきます。ご興味のある方はお問い合わせください。

Onetech-AsiaのARVRエンジニア
まとめ
いかがでしたか?この記事では産業分野においてARを使ったマニュアルを作成出来る「REFLEKT ONE」をご紹介いたしました。
現在動画マニュアルがトレンドですが、今後はARマニュアルが普及していくでしょう。今後DX(デジタルトランスフォーメーション)に合わせて、ARマニュアルの情報収集をおすすめいたします。
この記事を参考にぜひARマニュアル「REFLEKT ONE」を知ってください。もしARマニュアルを使用する上で、作成に困ったことがあればONETECH ASIAにご相談ください。
ONETECH ASIAでは、AR/VR関連の開発実績がございます。AR、VR、XR開発、UNITY開発、3DCG制作でお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。
ONETECHはベトナムオフショア開発でAR/MR/VRソフトウェアの開発に力を入れています。AR/MR/VRソフトウェアの開発のご相談はぜひOne Technology Japanへお気軽にお問い合わせください。
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