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MR(複合現実)ホロレンズで機器の定期点検アプリ開発

MR(複合現実)ホロレンズで機器の定期点検アプリ開発
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内容

MR(複合現実)ホロレンズで機器の定期点検アプリ開発

本アプリは定期的に点検業務が必要なある機器の点検手順をARで補助するアプリです。

業務の標準化による人手不足の解消などに役立つソリューションとなります。

弊社の得意なUNITYで開発しました。HoloLensは、MicrosoftからMRチームのリストラなどのニュースがある一方で現時点(2023年3月)では最も優れたMRのデバイスの一つでもあるので大手企業を中心に研究開発ではありますが、次世代のMRソリューションへの期待が高まっています。

 

業務の標準化、人手不足解消の可能性

MRを活用することにより業務の標準化、人手不足解消の可能性があります。今のところ紙のマニュアルや熟練の作業員から研修により点検作業を行なっていますが、MRを活用することにより、だれでも作業が正確にできるようになり、研修時間の削減、実業務の効率化実現されます。

 

■機器の定期点検アプリのフロー

点検手順書の作成
まずユーザーはHoloLens上で対象機器の点検の手順を作成します。
次にステップごとに表示させるARコンテンツや作業指示用のテキストを設定します。
さらに対象機器に合わせてARコンテンツの位置を設定します。
最後に機器に生成するQRコードを生成します。

点検作業
HoloLensでQRコードを読み取ると機器の相対位置にウィンドウが立ち上がります。
HoloLensを通して表示されたARコンテンツを確認しながら作業を進めます。
基本的にエアタップをしながら画面を進めることができます。

 

■システム開発期間

開発期間
2022年11月から2023年3月
開発規模
5人月

■対応範囲

課題のヒヤリング
クライアントより企画内容をヒアリングしました。
弊社で画面イメージを含む提案書を提示しました。

要件定義
ヒアリングした内容を元にアプリ開発仕様を弊社からご提案しました。

基本設計・詳細設計
アプリの画面定義を弊社で対応しました。

コーディング
Unity開発

受入テスト
クライアント様で対応しました。

 

■対応技術

Unity

 

■今後のアップデート

今回の開発は社内評価版です。2022年にMicrosoftもMRチームの縮小を発表した時期なので今後の各社のARグラスの開発の行方を見守っているところです。しかしUNITYで開発しているためマルチデバイスへの対応も可能です。

 

今後の可能性(弊社の考え)
・HoloLensでは、音声認識やジェスチャーでアプリを操作できます。
・UNITYで開発しているの、スマホやタブレット他のARグラスなどマルチデバイスに展開可能です。
・点検作業のログを取得して報告書の作成やエラー検知などが可能です。
・該当機器やサードパーティIotデバイスと連携することが可能です。
・作業手順書はPCで作成してHoloLensでは位置合わせなどの特有な作業を分担することでより使いやすくなります。
・VPSやGNSSと連携して位置情報を取得してマーカレスで作業を行うことも可能です。

 

※ARとは
AR(Augmented Reality : 拡張現実) とは、シミュレーションした環境で現実の環境を拡張しするテクノロジーです。
現実の風景の中にCGでつくられた3D映像やキャラクターなどのデジタルコンテンツやデータを重ねて表示して現実世界を拡張する技術です。

※VPS(Visual Positioning System)とは
画像から位置を測定するサービス・システム
カメラ映像とスキャン済みの空間情報の照合により、仮想と現実の空間を位置合わせするARの活用の鍵を握る技術です。

※GNSS(Global Navigation Satellite System)とは
GNSSは、全球規模で利用可能で高い位置決め精度、正確な時刻情報を提供し、航空、船舶、自動車、測量、農業、天文学など様々な用途に適用できます。また、リアルタイムで位置情報を提供し、非常に信頼性が高いシステムです。

 

VPSとGNSSは補完関係に

GNSSは、屋外での位置測定において高い精度を発揮する一方、屋内や地下の場所では信号を受信できないという課題があります。一方、VPSは、スマートフォンのカメラを使って周囲の景色を認識することで、屋内やビルの中でも位置情報を取得することができます。

このため、GNSSとVPSを組み合わせることで、より高い精度で位置測定が可能となります。例えば、GNSSで屋外の位置情報を取得した後、VPSで屋内の位置情報を補完することができます。また、VPSによって、建物内部の位置情報を取得し、GNSSの信号が届かない場所での位置情報を推定することもできます。

そのため、GNSSとVPSを組み合わせることで、屋外や屋内、または複雑な環境下でも、より正確で信頼性の高い位置情報を取得することができます。

 

■類似実績

ホロレンズ、スマホで工作機械の起動手順、保守点検作業をARでガイドします。定期的な保守点検作業では作業記録を本アプリで記録して本部に送付することで業務効率化が実現できます。ポイントは、任意のARガイドの設定ができるので汎用性の高いシステムになっています。UNITYで制作しました。

 

製造業のエンドクライアントからの要望でホロレンズMR遠隔支援アプリを制作 製造現場の複数拠点から3Dモデルも共有しながらリアルタイム通話で打ち合わせを実施できます。 UNITYとAR Foundationを利用して開発しました。

 

■XR開発に特化したベトナムオフショア開発企業 ONETECH

ONETECHは、XRに特化した開発会社です。
VR/AR
コンテンツ開発を始めさまざまなシステム開発アプリ開発ソフトウェア開発をベトナム オフショアで開発しています。ベトナムのXRトップ企業として紹介されています。

2015年の創業から上場企業からスタートアップ企業までお客様100社以上の300以上のプロジェクトに関わってきた豊富な開発実績があります。

ONETECHはUNITYAR/VRアプリの開発
AR/VR/MR
開発は2015年より取り組んでおります。UNITYの技術者育成に力を入れて取り組んでいます。

VR開発:ベトナムでのVR開発分野において最も開発実績のある企業の一つとなっています。

AR開発ARkitARcoreなどを利用して多数のアプリ開発、Babylon.js8thWallなどでのWebAR開発実績がございます。

UNITY開発ONETECHUNITYを利用し様々なVR開発AR開発、アプリ開発をしています。HoloLens/Oculus/HTC VIVE/Pico/Nreal Lightなど最新のデバイスも取り揃えています。

ホロレンズ開発:ベトナムで最も多くのHoloLens開発実績のある企業の一社です。

WEBXR開発WEBXRは、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)および混合現実(MR)をWebブラウザで利用するための技術スタンダードです。ユーザーは、特別なアプリをダウンロードすることなく、多様なデバイスで豊かな3Dコンテンツを体験できます。

CG制作:製品やゲームのアセット、業務用の映像などの3DCGコンテンツの3DCG制作(モデリング・アニメーション・レンダリング)をエンジニアと連携しながらワンストップで受けることが可能です。

フロントエンド、バックエンド、サーバサイドの開発も一括して受けられます。
AR/VR/MR
アプリ開発、AI開発、3DCG制作、HoloLensアプリ開発に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

実績一覧

オンライン授業が進む集団塾向けのeラーニングシステムの性能改善をしました。講師と生徒はタブレットで授業をします。最大40人が使うシステムです。画像データをbase64へエンコードすることでデータ量を改善して読み込みスピードを改善しました。

寿司協会様からの依頼で寿司職人向けのトレーニング補助アプリをスマートグラス「マイクロソフト ホロレンズ2」で作成しました。CGコンテンツは3DsMAXで製作し、ホロレンズARアプリはUNITYで制作しました。今回は要望を聞き取り企画から提案しアプリ制作まで実施しました。

北海道科学大学の診療放射線学科 の「VR技術を応用した医療者向け教育ツール」のVRアプリの制作を担当しました。今回は、診療放射線機器の操作トレーニングをVRアプリで行います。デバイスは一体型VRヘッドセットのPico Neo2で、Unityで開発しアプリを実装しました。

「HOUSE DECOR」とは新しい住居を探す際にパソコン操作で住宅、マンションなど床や、壁紙の変更と見積もりができるステムです。家具のグレードと色を変更できる機能、ZOOMを登録しておくとハウスメーカーの営業担当とお客さまがオンライン面談できる機能を追加しました。

クライアント様のデバイス機器とAWSソリューションと連携してデバイス機器の操作やデータを取得してダッシュボードなど可視化する 企画の元、研究開発を一貫としてAWSのサーバー構成の設計・構築を対応いたしました。

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