Home / 開発実績 / 3DCG制作 / VR対応アプリケーションのための3Dモデリングの実績

VR対応アプリケーションのための3Dモデリングの実績

VR対応アプリケーションのための3Dモデリングの実績
画像はイメージで実際の制作物ではございません。
data
内容

VR対応アプリケーションのための3Dモデリングの実績

弊社が受託した最新のプロジェクトは、VR対応アプリケーション上での3Dモデル車両の制作でした。専用ソフトウェアを用いた高精細なモデリングから、データ容量に配慮したブラウザ表示の最適化、そしてUNITYへの変換でのテクスチャの工夫に至るまで、技術的な挑戦が詰まったプロジェクトでした。この記事では、その詳細と成果についてご紹介します。

 

制作環境とツール

  • MAYA 2020.4
  • 3DSMAX 2018
  • Photoshop 2017 CC
  • Substance 8.4.1
  • Unity 2021.3.5f1

 

制作期間とプロジェクトフロー

本プロジェクトの全体制作期間は4週間。途中、2週目にモデリングのクライアントレビュー、3週目にUNITYテクスチャリングのレビューを挟みながら進行しました。各フェーズでクライアントからのフィードバックを受け、修正を重ねる形でプロジェクトを推進。細部にわたっての調整が求められる中、限られた期間内での高品質な成果物の提供を実現しました。

3DS MaxからUnityのHigh Definition Render Pipeline(HDRP)

  1. 3DS Maxでのモデリング: まず、3DS Maxを使用して、詳細な3Dモデルを作成します。この段階では、頂点数や三角面数などの構造を最適化するために注意が必要です。
  2. テクスチャリングとマテリアルの設定: 3DS Max内でテクスチャリングとマテリアルの設定を行います。この際、Unity HDRPの要件に合わせて、ノーマルマップやカラーテクスチャなどを適切に設定する必要があります。
  3. エクスポート: 3DS MaxからFBX形式などでエクスポートすることで、Unityへのインポートが可能になります。
  4. Unity HDRPへのインポート: UnityのHDRPプロジェクトにエクスポートしたファイルをインポートします。この時、マテリアルの設定やシェーダーの選択など、HDRPに適合するよう調整する必要があります。
  5. 最適化: パフォーマンスと品質のバランスを取るため、テクスチャの解像度の調整やマテリアルの最適化などを行います。特にVR対応アプリケーションでは、リアルタイムでの高精細なレンダリングが求められるため、このプロセスが重要となります。
  6. テストと調整: 実際のデバイスでの動作テストを行い、必要に応じて調整を加えます。HDRPの機能を最大限に活用しながらも、容量の制約などを満たすよう努めます。

納品物と主要な仕様

モデリング

  • FBX、MA、MB、MAXデータ
  • 専用ソフトでの製作による高精細な出来上がり

 UVマッピング・テクスチャ制作

  • ノーマルマップ、カラーテクスチャ(pngなど)、及びPSD
  • PCブラウザでも綺麗に表示されるようにデータの容量に制約
  • UNITYに変換する際のテクスチャの工夫

Unity HDRP対応

  • 各マテリアルセットアップ、リフレクション等

UnityのHigh Definition Render Pipeline(HDRP)は、高品質なグラフィックスを求めるプロジェクトに最適なレンダリングパイプラインです。本プロジェクトでは、Windows向けVR対応アプリケーション上で動作するリアル系かつ高精細な3Dモデルの制作にHDRPを活用しました。HDRPの特徴として、リアルタイムレイトレーシング、物理ベースのレンダリング、高度なシェーダー機能などがあり、これらの機能により車両のモデリングに深みとリアリズムをもたらしました。また、容量の制約内で質感向上を実現するため、テクスチャの工夫やマテリアルの最適化なども行いました。Unity HDRP対応の導入によって、プロジェクトは視覚的に魅力的な成果物へと昇華され、クライアントのビジョンを具現化する大きな一歩となりました。

その他主要な仕様

  • メッシュ、頂点数、三角面数、マテリアル、テクスチャ、命名規則など
  • 容量制限内で本物のように製作するのが難しいチャレンジ

 

成果物

このプロジェクトにより、再びリアル系で高精細な3Dモデルの制作に成功しました。以前の実績に続き、クライアントの厳しい要求を満たし、質の高い成果物を提供することができました。この経験を通じて、弊社の専門技術が一層磨かれ、今後のプロジェクトにおいても信頼性の高いサービスを提供していくことができると自信を深めております。

 

まとめ

このプロジェクトは、弊社の既存の技術と経験を活かして、クライアントのニーズに応える高品質な3Dモデルの製作を再び実現しました。容量制限内で本物のようなリアルなモデルを生み出すためのテクスチャの工夫など、細部にわたる技術的な課題を克服したことが特筆されます。弊社の技術力の進化と共に、お客様との信頼関係も一層深まりました。今後も、このプロジェクトでの学びを基に、さらなるサービス向上を目指して参ります。お気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

類似実績

ARアプリで利用する自動車の車両の外装およびパーツのリモデリングを実施MAYAデータをいただきクライアント指定のクォリティーとポリゴン数で制作一部のパーツには実際の写真からテクスチャリングを担当3ds MAXで制作

人気ゲームのキャラクターのモデリングの実績です。UnrealEngineで開発されているゲームのキャラクターの制作です。ゲームのシーンごとにLOD(Level of Detail)に対応しました。CG制作工程ごとにクライアントレビューを実施し納期通りに納品完了しました。

 

ONETECHではベトナムオフショアでCG制作を低コストで提供しています。

対応実績業界

・ゲーム ・不動産 ・医療 ・製造 ・建築、建設 ・広告 ・教育 ・自動車

対応実績

・ゲーム背景 ・ゲームキャラクター  ・ゲームアニメーション・医療機器、臓器・自動車CG ・工作機械、ロボット ・家具 ・住宅 ・Vtuber

CG制作についてお気軽にご相談ください。

 

■XR開発に特化したベトナムオフショア開発企業 ONETECH

ONETECHは、XRに特化した開発会社です。
VR/AR
コンテンツ開発を始めさまざまなシステム開発アプリ開発ソフトウェア開発をベトナム オフショアで開発しています。ベトナムのXRトップ企業として紹介されています。

2015年の創業から上場企業からスタートアップ企業までお客様100社以上の300以上のプロジェクトに関わってきた豊富な開発実績があります。

ONETECHはUNITYAR/VRアプリの開発
AR/VR/MR
開発は2015年より取り組んでおります。UNITYの技術者育成に力を入れて取り組んでいます。

VR開発:ベトナムでのVR開発分野において最も開発実績のある企業の一つとなっています。

AR開発ARkitARcoreなどを利用して多数のアプリ開発、Babylon.js8thWallなどでのWebAR開発実績がございます。

UNITY開発ONETECHUNITYを利用し様々なVR開発AR開発、アプリ開発をしています。HoloLens/Oculus/HTC VIVE/Pico/Nreal Lightなど最新のデバイスも取り揃えています。

ホロレンズ開発:ベトナムで最も多くのHoloLens開発実績のある企業の一社です。

WEBXR開発WEBXRは、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)および混合現実(MR)をWebブラウザで利用するための技術スタンダードです。ユーザーは、特別なアプリをダウンロードすることなく、多様なデバイスで豊かな3Dコンテンツを体験できます。

CG制作:製品やゲームのアセット、業務用の映像などの3DCGコンテンツの3DCG制作(モデリング・アニメーション・レンダリング)をエンジニアと連携しながらワンストップで受けることが可能です。

フロントエンド、バックエンド、サーバサイドの開発も一括して受けられます。
AR/VR/MR
アプリ開発、AI開発、3DCG制作、HoloLensアプリ開発に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

実績一覧

寿司協会様からの依頼で寿司職人向けのトレーニング補助アプリをスマートグラス「マイクロソフト ホロレンズ2」で作成しました。CGコンテンツは3DsMAXで製作し、ホロレンズARアプリはUNITYで制作しました。今回は要望を聞き取り企画から提案しアプリ制作まで実施しました。

国立大学医学部で利用する人体CGのアニメーション制作をベトナムオフショアで実施しました。マイクロソフトホロレンズの医療向けソフトウェアが最終利用形態です。今回は、モデリングデータはいただき、3DS Maxでリギング、モーションまで担当しUNITYパッケージで納品しました。

「HOUSE DECOR」とは新しい住居を探す際にパソコン操作で住宅、マンションなど床や、壁紙の変更と見積もりができるステムです。家具のグレードと色を変更できる機能、ZOOMを登録しておくとハウスメーカーの営業担当とお客さまがオンライン面談できる機能を追加しました。

メタバースでのショッピングが注目を集めています。今回はメタバース上で自動車のショールームを作り実験的に自動車を販売します。その自動車CGモデルを3ds MAXで制作しました。クライアントから提供された自動車の実際の写真をリファレンスとしました。 メタバース空間で動かすためにUNITY対応しました。

人気ゲームのキャラクターのモデリングの実績です。UnrealEngineで開発されているゲームのキャラクターの制作です。ゲームのシーンごとにLOD(Level of Detail)に対応しました。CG制作工程ごとにクライアントレビューを実施し納期通りに納品完了しました。

無料相談
お問い合わせ