今回紹介する「Misterine Studio」は、製造業のインダストリー4.0を実現するARの技術を利用したマニュアル作成クラウドサービスです。
ARマニュアルによって、教育効果・業務改善など様々な効果を発揮するでしょう。今後トレンドになるであろうARマニュアルを知り、今後の参考にしてください。
最近ビジネスにおいて、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を一部の企業が、検討し試みています。
DXには、プロセスを再構築し、既存ビジネスに生産性の向上・コスト削減・時間短縮をもたらすこと、業務そのものを見直し、働き方に変革をもたらすことと言われています。
今回紹介する「Misterine Studio」は、製造業のインダストリー4.0を実現するARの技術を利用したマニュアル作成クラウドサービスです。
ARマニュアルによって、教育効果・業務改善など様々な効果を発揮するでしょう。今後トレンドになるであろうARマニュアルを知り、今後の参考にしてください。
■ 目次
1 Misterine Studioとは?
2 Misterine Studioの特徴
2.1 ARマニュアル作成/実物の認識
2.2 マルチデバイス対応
3 Misterine Studioでできること
4 OneTechのARマニュアルや保守点検アプリケーションの開発
まとめ
▼参考
Misterine Studio
https://avrjapan.com/misterine-studio/
Misterine Studio(ミステリン スタジオ)とは?
「Misterine Studio」は、チェコのプラハで2016年に設立された産業向けのAR・VRソリューションの会社「Misterine(ミステリン)」が提供しているARプラットフォームです。
Misterines社は、ESA 及び GE Aviation とのVIPER プロジェクトを行った実績がある企業です。
ノーコードで誰でも簡単にARコンテンツの作成・編集ができるツールです。ドラッグ&ドロップの操作でタスクの作成や3Dモデルの操作ができます。航空宇宙・自動車・ロボット・電子機器・機械・エネルギー・教育・医療・インテリアなど産業を中心に幅広い用途で使われています。
「紙のマニュアルをデジタル化したい」や「商品や組立やメンテナンスなどを視覚的に表現したい」と思っている方におすすめです。
Misterine Studioの特徴
▼ARマニュアル作成ツール「Misterine Studio」
ARマニュアル作成
Misterine Studioは、さまざまな機能のあるマニュアルを作成することができます。
- 3Dマニュアルの作成
- 3Dアニメーションの追加
- QRコードで共有可能
- 注意、警告文の追加
- 多言語対応
ノーコーディングでARマニュアルをお客様が作成することができます。作成済みのARマニュアルの編集・カスタマイズを自社で行うことが可能です。
マルチデバイス対応
Misterine Studioは、PC、iOS、Android、iPad、スマートグラスなどに対応しております。
- PC【対応OS】
- Windows
- スマートフォン/タブレット【対応OS】
- iOS 12.0以降のiPhone/iPad
- Android9以降のスマートフォン/タブレット
- スマートグラス【対応製品】
- 対応可能 (contact@avrjapan.co.jp までお問い合わせください)
※マニュアルを作成するPCの推奨スペックは?
- OS:Windows10
- CPU:Intel Core i5(1,6GHz)以上
- メモリ:16GB以上
- HDD:1GB以上
- GPU:NVidia 1050又は等価グラフィックスカード
- .NET 4.8 (Misterineをインストールする前にインストール必須)
- Microsoft Visual C++ Redistributable x64 (最新版;Misterineをインストールする前にインストール必須)
スマートフォンやタブレットからアクセスができるので、どこでもARコンテンツが見られます。紙のマニュアルを持つ必要がないので、作業効率が上がるでしょう。
Misterine Studioでできること
- 事例1 組立マニュアルでの活用
- 事例2 販売促進ツールへの活用
- 事例3トレーニングへの活用
事例1 組立マニュアルでの活用
ジェットエンジンや、複雑な機械の組立の場合は、図面や読む紙のマニュアルより、視覚的なARマニュアルが分かりやすいです。トラブルが起こりやすいタスクの説明で注意文言を付けることができます。作業工程が多い場面でも手順を追って進めることができ、トラブルが起こりやす場面での注意歓喜ができるため組立の作業に役に立ち、ミスを防止します。
事例2 販売促進ツールへの活用
360度どこからでもオブジェクトを見ることができ、内部構造まで見られるのはARの強みです。拡大短縮も可能で製品の魅力を顧客へしっかり伝えることができます。持ち運びができない大型の製品や設備でも、セールス訪問時に簡単に詳細情報をお見せすることができます。
事例3トレーニングへの活用
ARは安全対策から教育まで、あらゆる種類のトレーニングに対応しています。例えば、複雑な機械の説明をする時や、ARで外から見えない中の仕組みを見せることができます。教育者の負担軽減やトレーニングコストを削減します。
ONETECHのARマニュアルや保守点検アプリの開発紹介
ONETECHはベトナムオフショアでXR開発を得意と強います。今回はマニュアルや保守点検業務向けのアプリケーション開発の実績をご紹介します。お客様のニーズに合わせたオーダーメイドのアプリとなっております。
事例1)MR(複合現実)ホロレンズ・スマホで工作機械の保守点検アプリ
スマホで工作機械の起動手順、保守点検作業をARでガイドします。 対象は韓国製の自動車部品などを製造するための工作機械です。定期的な保守点検作業では作業記録を本アプリで記録して本部に送付することで業務効率化が実現できます。ポイントは、任意のARガイドの設定ができるので汎用性の高いシステムになっています。UNITYで制作しました。
事例2)MR(複合現実)ホロレンズで機器の定期点検アプリ開発
本アプリは定期的に点検業務が必要なある機器の点検手順をARで補助するホロレンズアプリです。業務の標準化による人手不足の解消などに役立つソリューションとなります。UNITYで開発しました。HoloLensは、現時点では最も優れたMRのデバイスの一つでもあります
。
ARマニュアルアプリを起動して医療機器をスキャンます。ARマニュアルアプリ通してして機器を自動認識でマニュアルが表示されます。機器で表示される数字やボタンなどの説明が表示されます。主にAR表示されたボタンををタップすると各機能の説明が表示されます。その後、操作する順番に応じてARマニュアルが表示されます。
事例4)ARマニュアル作成スマホアプリ開発
ONETECHは、あるクライアント様とARマニュアルの開発を進行しております。クラウド型で使い方などの手順をマニュアル化したい機器のARマニュアルを、スマホで設定していきます。ご興味のある方はお問い合わせください。
事例5)UNITYで開発。産業用ロボットをVRアプリでコントロール
ある工場で産業用ロボットの操作を実行する前のトレーニングで使用します。VRのトレーニングを通じて技術的な把握を深めリスクを軽減します。UNITYでVRアプリを開発しました。VRコントロールアプリはOculus Questデバイスで実行されるソフトウェアアプリケーションです。
まとめ
いかがでしたか?この記事では産業分野においてARを使ったマニュアルを作成出来る「Misterine Studio」をご紹介いたしました。
現在動画マニュアルがトレンドですが、今後はARマニュアルが普及していくでしょう。今後DX(デジタルトランスフォーメーション)に合わせて、ARマニュアルの情報収集をおすすめいたします。
この記事を参考にぜひARマニュアル「Misterine Studio」を知ってください。もしARマニュアルを使用する上で、作成に困ったことがあればONETECH ASIAにご相談ください。
ONETECH ASIAでは、AR/VR関連の開発実績がございます。AR、VR、XR開発、UNITY開発、3DCG制作でお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。
ONETECHはベトナムオフショア開発でAR/MR/VRソフトウェアの開発に力を入れています。AR/MR/VRソフトウェアの開発のご相談はぜひOne Technology Japanへお気軽にお問い合わせください。
https://onetech.jp