SAP導入にかかる費用はどれくらい?計算のポイントとは

SAPの導入を検討する際、やはり気になるのがどれくらいの費用がかかるのか、という問題です。ERPパッケージは製品によって価格も異なるため、初めての導入となると、予算に目処を立てるのも難しくなります。今回はSAP導入にかかる費用を計算するためのポイントや、コストを抑えてSAPを導入するための方法について、ご紹介します。

大手企業のSAP ERP導入はどれくらいの費用がかかるのか

SAP導入にかかる費用はどれくらい?計算のポイントとは

SAP導入にかかる費用はどれくらい?計算のポイントとは

SAP製品の導入に伴う予算を把握するためには、やはり導入事例を参考にするのが一番です。

ミクシイはSAP ERPの導入に約5150万円が必要?

SAPの導入にいくらかかるのかを正確に把握するためには、やはり実際に見積もりを出してみないことにはわかりかねる部分も多いものです。

というのも、導入する企業によって必要な機能や規模は異なってくるため、一般的なソフト購入のように、正確に「これだけの予算が一律で必要です」と伝えるのが難しいためです。

一方、SAPがSAP ERPの導入を検討している企業向けに、かつて公開していた「オンライン・ソリューション・コンフィギュレーター」を活用することで、概算を見積もることも可能でした。

これは従業員の数や業種、サービスの内容を入力することで、概ねの見積もりを立ててもらうことができる機能です。

以下の記事によると、例としてミクシイがSAP ERPを導入する場合、約5150万円がかかるという概算が表示されました。

参考:Publickey「SAP ERPをミクシィが導入すると費用は約5150万円。 誰でも見積もり可能なツールをなぜSAPが公開したのか」
https://www.publickey1.jp/blog/09/sap_erp5150_sap.html

実際に導入に向けた見積もりを立ててみるまで正確な数字はわかりませんが、ある程度でも参考値が分かると予算の目処は立てやすいものです。

企業の規模によって予算は様々

ただ、上記のミクシイを例にした導入費用はあくまでも例であるだけでなく、会社の規模によって費用も大きく異なります。

上の記事の続きを読むと、NECは2009年に期間業務システムをSAP ERP 6.0へ全面移行する発表をしたことにも触れています。

主要なグループ企業約50社の全面的な移行となると、費用も膨大な額に膨らみますが、この際にNECが発表した投資額は、400億円にものぼるということです。

連結従業員数15万人の企業だからこそのスケールですが、ミクシイの約5,150万円という数字を並べると、同じ製品とは思えないほどに予算に開きがあることがわかります。

SAP導入の費用計算におけるポイント

導入企業の目的や、導入規模に応じて見積もりは大きく異なるSAPですが、費用計算を実際に行う際、押さえておきたいポイントを確認しておきましょう。

モジュール式を採用し、SAPも費用の削減に取り組んでいる

結論から言えば、SAPの導入は以前に比べて格段にコストは減少してきているため、法外な額を見積もられる心配はなくなっています。

従来のSAP製品はあらゆる機能がひとまとめになったパッケージを販売していたため、その顧客には必要のない企業にもその代金を徴収する形式になっていました

そのため、実際の導入にあたっては多くの費用負担が発生したのですが、現在SAPが主流としているのは、モジュール方式での導入です。

モジュール式の製品は、企業のニーズに合わせて機能を別個に選んで導入が可能というもので、不要な機能は排除して見積もりを立てることができます。

そのため、導入費用の大きな削減につながっただけでなく、開発期間の大幅な短縮にも成功したのです。

複数企業に見積もりを立ててもらうのが一番

SAP製品は以前よりも安くなっているのは、多様なERPパッケージが誕生し、競争が激しくなっていることも理由として考えられます。

SAPはドイツ生まれの企業ですが、国内にもERPパッケージを開発・販売している会社はいくつも存在します。

それぞれに同条件で見積もりを依頼し、予算に合ったプランを選ぶことが重要です。

S/4HANA Cloudでコストパフォーマンスの向上も

コスト削減のため、もう一つ押さえておきたいのがクラウドERPの導入です。

クラウドでの製品提供はSAPも実施しており、S/4HANA Cloudのリリースによって、より多くの企業にSAP導入の機会をもたらしてくれました。

導入コストの削減効果に期待

S/4HANA Cloudをはじめ、クラウドERP最大のメリットは、導入コストが低い点が挙げられます。

オンプレミス型のようにインフラ整備を行う必要がなく、短期間で迅速に導入できるので、速やかな実装を実現します。

必要な機能をオン・オフの切り替えだけで選択することもでき、従量課金で最低限の料金で継続利用が可能です。

維持管理コストもかからないクラウド

S/4HANA Cloudは、オンプレミスのモデルとは異なり、システムの保守管理にコストを支払う必要もありません。

使用環境に応じた月額料金を支払うだけで、定期的にシステムはアップデートされ、セキュリティ対策も最新の状態で利用が可能です。

労働環境もオフィスに縛られないため、高い家賃を支払うことも必要がなくなるでしょう。

おわりに

SAP製品は高額であるとは言え、具体的にどれくらいの予算が必要なのかということはわかりづらいものです。

少しでも費用負担を抑えたい場合には、他社製品のERPパッケージと比較しつつ、クラウドサービスの利用も検討することが大切です。

ベトナムオフショア開発のONETECHは2021年にSAP開発に進出

「SAP2027年問題」SAP ERPの保守期限は2027年に延長されたが。。。

「SAP2027年問題」はSAPのERP製品「SAP ERP 6.0」、ERPにSCM(サプライチェーン管理)やCRM(顧客関係管理)を加えた「SAP Business Suite」などの標準サポートが終了してしまうことです。SAP導入企業は2027年までに、SAP S/4HANAマイグレーションするなど何かしら対策が必要です。日本国内のSAP導入企業は2000社を超えていますが、半分ほどは保守期限への対策にまだ手をつけられていない状態です。

「新型コロナウィルスCovid-19とSAPエンジニア不足でのダブルパンチ

「SAP2027年問題」対策には膨大な開発リソースと開発サポート体制が必要となります。
SAP S/4HANAへの移行に関するプロジェクト数が増加しており、SAP関連の案件を取り扱っているベンダーやコンサルティングファームではSAP人材、とりわけ、SAP S/4HANAに精通した人材の確保が課題になっています。またコロナウィルスの影響を受けて企業は予定していた予算の見直しにも迫られています。SAP導入企業は企業を支えるシステムの保守期限が迫る中でコストダウンとSAPエンジニア不足など難しい局面を迎えています。

オフショア開発でコストダウンとSAPリソースの確保を両立

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ONETECHはベトナムの勤勉で優秀なエンジニアとともにオフショア開発分野で成功してきました。オフショア開発を活用することでコストダウンとリソース調達が可能です。
2020年11月にONETECHはSAPに精通したSAP15年経験の技術顧問を迎えました。ONETECHのオフショア開発成功を支えたPMP®︎の上級プロジェクトマネージャーがお客様の課題解決に尽力いたします。またSAP University Alliancesのメンバーのベトナム国家大学 ホーチミン市経済法科大学University of Economics and Law(UEF)と連携しSAP人材の育成もスタートしています。またベトナムのSAP開発のローカル企業とのネットワークも構築し「SAP2027年問題」の解決に尽力します。

「SAP技術顧問としてSAP15年経験のコンサルタントがONETECHに参画

2020年11月よりSAPに精通し15年間のSAP経験のあるコンサルタントが技術顧問としてONETECHに参画しました。彼は15年間グローバル企業でSAPコンサルタントとして活躍しました。日本のSier在籍時には0から100名を超えるSAPのオフショアパートナー会社の立ち上げに成功しました。ONETECHは2021年中にABAP200人体制を計画しております。

技術顧問 NGUYEN DANG LAM(グエン ラム)

1980年生まれ、ベトナム国家大学ホーチミン自然科学大学、情報技術卒業、ベトナム国家大学ホーチミン経済大学 会計学部卒業

技術顧問 NGUYEN-DANG-LAM(グエン ラム)SAP15年経験のコンサルタント

SAP15年経験のコンサルタント

■経歴
会計と情報技術の博士号取得
・15年間SAP経験
・SAP FI / SAP CO / SAP BW / SAP ABAPモジュールのコンサルティング/実装および機能/技術サポート
・米国、メキシコ、ドイツ、日本(11年)、タイ、ベトナムでの勤務経験
・FI Certified/CO Certified/BWU Internal Training/ABAP Internal Training
・金融コンサルタントとしてグローバルオートモーティブロールアウトプロジェクト
・ERPと財務会計、ABAP、ラテンアメリカのE会計の知識

 

 

 

「 PMP®︎上級プロジェクトマネージャーがSAPプロジェクトを成功に導きます

上級プロジェクトマネージャー NGUYEN ANH TUAN(グエン トゥアン)

1980年生まれ、ベトナム国家大学ホーチミン自然科学大学、情報技術卒業

上級プロジェクトマネージャー NGUYEN ANH TUAN(グエン トゥアン)

PMP®︎マネージャー

■経歴
・18年間様々なソフトウェア開発に従事、日本に移住、14年間
・数億円規模の大規模システムの開発経験多数
・NEC在籍時にPMP® 取得を取得
ONETECH ASIAと株式会社One Technology Japan創業
・ベトナム進出、現地法人設立、経営全般支援
・先端テクノロジー分野に精通

 

 

 

「 SAP University AlliancesのメンバーのUEFと連携しSAP人材の育成

ベトナム国家大学 ホーチミン市経済法科大学University of Economics and Law (UEF)はSAP University Alliancesのメンバーです。
UEFはSAP Next-Gen Labに加盟しています。UEFでは1500名の学生がSAPモジュールを学んでいて150名はSAPを専攻しているITエンジニアです。

「 SAP University AlliancesのメンバーのUEFと連携しSAP人材の育成

「 SAP University AlliancesのメンバーのUEFと連携しSAP人材の育成

ONETECHはUEFと共同して日本向けのSAP開発リソースの教育、育成、人材調達を開始します。

「ONETECHのSAPエンジニア育成予定

2020年11月より技術顧問のグエンラムによりONETECH社内の優秀なJava経験者のSAP育成プログラムを開始しました。またUEFと連携しインターン制度導入と、即戦力のSAP経験者の採用も開始しました。

2021年4月までにSAP ERP ABAP、SAP S/4 HANA ABAP、SAP S/4 HANA FIORI ABAPの資格取得者の体制を構築します。またグエンラムによるSAP ERPのサーバー運用の実践などのプログラムも開始しました。

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