経費精算業務は地味な作業ではあるものの、会社経営には欠かせない業務であることは間違いありません。
そして、既存の経費精算にはまだまだ改善の余地も残っていますが、SAP Concurの活用によって、大幅な業務効率の改善を進める事ができるでしょう。
SAP Concurとは
SAP Concurは、SAPが提供する経費精算サービスです。
SAPのクラウド経費精算サービス
経費精算に伴う業務は非常に多く、領収書の転記や交通費の計算など、時間と手間を多く費やすことになりやすいものです。
SAP Concurではこういった経費の扱いに関する業務を自動化し、精算に必要な人手や時間を大幅に改善する事ができます。手動での入力が減る事で、ヒューマンエラーのリスクを低下させ、経費の透明化でガバナンス強化にも繋げられるでしょう。
また、この製品はクラウドサービスという事もあり、導入のハードルもオンプレミス型の製品と比べて低く、常に最新の機能を利用できるのも嬉しいところです。
世界で6,600万人のユーザーを抱える人気サービス
SAP Concurはすでに世界で6,600万人以上が使用している、人気のサービスでもあります。日本の導入実績としては東京海上日動が挙げられ、金融業界の中でもいち早く働き方改革を実践していたった企業の一つとして数えられるようになりました。
同社では精算プロセスの見直しとモバイル活用による効率化によって、経費精算業務の3割削減が期待されています。
参考:SAP Concur「東京海上日動火災保険株式会社」
https://www.concur.co.jp/casestudy/tokiomarine-nichido
SAP Concurの機能
次に、具体的なSAP Concurの機能について、詳しく見ていきましょう。
経費精算
SAP Concurはクラウド型の経費精算システムとなっているため、インターネット環境があればどこからでも経費申請・及び承認作業を行う事ができます。
従来のようにわざわざオフィスへ赴き、経費の申請などを行わずに済むため、社員の負担や移動コストを削減する事が可能です。
法人カードや交通系ICカードとの連携もできるため、入力作業の自動化も推進する事ができます。
出張管理
SAP Concurを使って、出張申請もオンラインで行う事ができます。申請状況や承認の有無などもオンラインで確認でき、出張に伴う手続きの簡素化が実現します。
また、SAP Concurのモバイルアプリを使えば、スマホを使って出張先から予約の手配や管理を行う事ができ、フライト情報なども閲覧が可能です。
もちろん、出張経費として発生したレシートは全て電子化され、自動的にSAP Concurのデータベースへ記録されます。透明性に優れ、無駄のない出張業務をサポートしてくれます。
請求書管理
請求書は紙や電子など、媒体が一定しないためにその管理も難しいものですが、SAP Concurであればワンタッチで電子化と記録の自動化を実現可能です。
請求書に関するあらゆる情報を統合的に管理し、自動で記録を行ってくれるため、管理業務へ圧倒的な省人化をもたらしてくれます。
また、同一データベースへ迅速に請求情報が記録されるので、あらかじめ定義したダッシュボードで情報を見える化し、キャッシュフロー管理に役立てる事ができます。
SAP製品だけあってユーザーエクスペリエンスの評価も高く、グッドデザイン賞を受賞したUXによって、ストレスフリーな運用が実現するでしょう。
SAP Concurのメリット
このようなSAP Concurの機能をフル活用する事で、多くのメリットを享受することができます。
経理業務のテレワーク化
一つは、経理業務のテレワーク化です。経費に関する業務は会社のお金を扱うということもあり、オフィスでの業務遂行が求められてきた分野の一つです。
しかしSAP Concurを実装することで、経費精算業務を全てオンラインで実施できるようになり、担当者も自宅やサテライトオフィスから業務を遂行できます。
働き方改革を前進させる上では重要な効果です。
安全配慮義務の徹底
社員の出張管理などに伴い、会社は社員の安全配慮も徹底しなければなりません。
SAP Concurのアプリを使って出張管理をすることで、社員の現在地の特定や、災害やテロなどの安全情報とリンクし、安否確認や情報共有を迅速に行うことができます。
BCP対策
災害などによって交通機関やハードウェアが機能しなくなっても、会社は事業を継続しなければなりません。
SAP Concurはクラウドベースのサービスであるため、インターネットさえあればどんなデバイスからでもデータベースにアクセスし、経費精算業務を遂行することができます。
不足の事態に備えるという意味でも、SAP Concurの導入は効果的です。
おわりに
SAP ConcurはSAP製品ということもあり、そのブランドに期待されている通りのパフォーマンスを発揮します。
システムの移行を考えている場合には、ぜひ導入を検討したい製品の一つです。
ベトナムオフショア開発のONETECHは2021年にSAP開発に進出
「SAP2027年問題」SAP ERPの保守期限は2027年に延長されたが。。。
「SAP2027年問題」はSAPのERP製品「SAP ERP 6.0」、ERPにSCM(サプライチェーン管理)やCRM(顧客関係管理)を加えた「SAP Business Suite」などの標準サポートが終了してしまうことです。SAP導入企業は2027年までに、SAP S/4HANAへマイグレーションするなど何かしら対策が必要です。日本国内のSAP導入企業は2000社を超えていますが、半分ほどは保守期限への対策にまだ手をつけられていない状態です。
「新型コロナウィルスCovid-19とSAPエンジニア不足でのダブルパンチ
「SAP2027年問題」対策には膨大な開発リソースと開発サポート体制が必要となります。
SAP S/4HANAへの移行に関するプロジェクト数が増加しており、SAP関連の案件を取り扱っているベンダーやコンサルティングファームではSAP人材、とりわけ、SAP S/4HANAに精通した人材の確保が課題になっています。またコロナウィルスの影響を受けて企業は予定していた予算の見直しにも迫られています。SAP導入企業は企業を支えるシステムの保守期限が迫る中でコストダウンとSAPエンジニア不足など難しい局面を迎えています。
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「新型コロナウィルスCovid-19とSAPエンジニア不足でのダブルパンチ
「SAP2027年問題」対策には膨大な開発リソースと開発サポート体制が必要となります。
SAP S/4HANAへの移行に関するプロジェクト数が増加しており、SAP関連の案件を取り扱っているベンダーやコンサルティングファームではSAP人材、とりわけ、SAP S/4HANAに精通した人材の確保が課題になっています。またコロナウィルスの影響を受けて企業は予定していた予算の見直しにも迫られています。SAP導入企業は企業を支えるシステムの保守期限が迫る中でコストダウンとSAPエンジニア不足など難しい局面を迎えています。
「オフショア開発でコストダウンとSAPリソースの確保を両立
ONETECHはベトナムの勤勉で優秀なエンジニアとともにオフショア開発分野で成功してきました。オフショア開発を活用することでコストダウンとリソース調達が可能です。
2020年11月にONETECHはSAPに精通したSAP15年経験の技術顧問を迎えました。ONETECHのオフショア開発成功を支えたPMP®︎の上級プロジェクトマネージャーがお客様の課題解決に尽力いたします。またSAP University Alliancesのメンバーのベトナム国家大学 ホーチミン市経済法科大学University of Economics and Law(UEF)と連携しSAP人材の育成もスタートしています。またベトナムのSAP開発のローカル企業とのネットワークも構築し「SAP2027年問題」の解決に尽力します。
「SAP技術顧問としてSAP15年経験のコンサルタントがONETECHに参画
2020年11月よりSAPに精通し15年間のSAP経験のあるコンサルタントが技術顧問としてONETECHに参画しました。彼は15年間グローバル企業でSAPコンサルタントとして活躍しました。日本のSier在籍時には0から100名を超えるSAPのオフショアパートナー会社の立ち上げに成功しました。ONETECHは2021年中にABAP200人体制を計画しております。
技術顧問 NGUYEN DANG LAM(グエン ラム)
1980年生まれ、ベトナム国家大学ホーチミン自然科学大学、情報技術卒業、ベトナム国家大学ホーチミン経済大学 会計学部卒業
■経歴
会計と情報技術の博士号取得
・15年間SAP経験
・SAP FI / SAP CO / SAP BW / SAP ABAPモジュールのコンサルティング/実装および機能/技術サポート
・米国、メキシコ、ドイツ、日本(11年)、タイ、ベトナムでの勤務経験
・FI Certified/CO Certified/BWU Internal Training/ABAP Internal Training
・金融コンサルタントとしてグローバルオートモーティブロールアウトプロジェクト
・ERPと財務会計、ABAP、ラテンアメリカのE会計の知識
「 PMP®︎上級プロジェクトマネージャーがSAPプロジェクトを成功に導きます
上級プロジェクトマネージャー NGUYEN ANH TUAN(グエン トゥアン)
1980年生まれ、ベトナム国家大学ホーチミン自然科学大学、情報技術卒業
■経歴
・18年間様々なソフトウェア開発に従事、日本に移住、14年間
・数億円規模の大規模システムの開発経験多数
・NEC在籍時にPMP® 取得を取得
・ONETECH ASIAと株式会社One Technology Japan創業
・ベトナム進出、現地法人設立、経営全般支援
・先端テクノロジー分野に精通
「 SAP University AlliancesのメンバーのUEFと連携しSAP人材の育成
ベトナム国家大学 ホーチミン市経済法科大学University of Economics and Law (UEF)はSAP University Alliancesのメンバーです。
UEFはSAP Next-Gen Labに加盟しています。UEFでは1500名の学生がSAPモジュールを学んでいて150名はSAPを専攻しているITエンジニアです。
ONETECHはUEFと共同して日本向けのSAP開発リソースの教育、育成、人材調達を開始します。
「ONETECHのSAPエンジニア育成予定
2020年11月より技術顧問のグエンラムによりONETECH社内の優秀なJava経験者のSAP育成プログラムを開始しました。またUEFと連携しインターン制度導入と、即戦力のSAP経験者の採用も開始しました。
2021年4月までにSAP ERP ABAP、SAP S/4 HANA ABAP、SAP S/4 HANA FIORI ABAPの資格取得者の体制を構築します。またグエンラムによるSAP ERPのサーバー運用の実践などのプログラムも開始しました。