Googleの「Natural Language API」とは?特徴やできること
「インターネット上の口コミをクラウドで分析したい」
「Natural Language APIでどんなことを実現できるのか気になる」
クラウド上でテキストを分析してくれるシステムとしてNatural Language APIがあります。テキスト内容や意味をコンピュータが処理してくれるから、業務を効率化できるのが特徴。
この記事ではNatural Language APIの仕組みやできることについて解説します。
Natural Language APIとは
Google Cloud PlatformにはNatural Languageというサービスがあり、そのサービスにおけるプロダクトの1種がNatural Language APIです。
運営会社によって学習させられたモデルにより、アップロードしたテキストの文章を分析できます。料金は従量制であり、ある程度の分析回数までは無料で利用することが可能。
Natural Language APIの詳しい費用については公式サイトの料金からチェックできます。実際にAPIを活用するにはアカウントやクレジットカードの登録が必要です。
APIの仕組み
Natural Language APIがテキストを分析できる仕組みは次の通りです。
- APIで分析したいドキュメントファイル(ノート、領収書など)をアップロード
- クラウド上でユーザーのカスタムモデルが認識してテキストを分析
- ユーザーが求める情報がAPIから出力
クラウドでテキストを処理してくれるから、機械学習が分からない人でも扱えるのがメリットです。
AutoML Natural Languageとの違い
Natural Language APIと似たようなサービスとしてAutoML Natural Languageというプロダクトもあります。AutoMLではユーザーが学習モデルをカスタマイズできて、テキストの機械学習に特化しているのが特徴。
また、テキストを分析するにはAPIを活用する必要があります。詳しい機能の違いはNatural Languageの「最適なプロダクトを選ぶ」から確認することが可能です。
デモを体験する方法
GoogleではAPIに興味がある人に向けてデモ体験できるサービスを提供しています。Natural Languageにアクセスすることで、任意のテキストをAPIに分析させることができます。
デモ体験でテキストを分析させたときの結果項目は次の通りです。
- Entities:テキストから単語を抽出して分類分け
- Sentiment:テキストから感情を分析
- Syntax:テキストの構文を分析
- Categories:テキストのカテゴリーを分析
APIをデモで体験してみることで、活用イメージを掴みやすくなるでしょう。
Natural Language APIでできること
ビジネスでNatural Language APIを活用することで、次のようなことを実現できます。
ドキュメントから感情を分析
メールやSNSといったテキストデータから、顧客の感情をAPIで分析することが可能です。感情を把握できることで商品や自社に対する評価が分かりやすくなり、今後の改善に役立ちます。
領収書や請求書の分析
会社の領収書や請求書をAPIが分析して、日付や金額といった要素を識別してくれます。支払い関係を把握しやすくなり、検出された住所をGoogleマップで確認できるのがメリット。
コンテンツの分類
テキストからドキュメントのカテゴリーを認識して、APIにコンテンツを分類分けしてもらうことも可能です。
まとめ
機械学習を活かしたテキスト分析を活用したいとき、オススメなのがNatural Language APIです。APIによる自動的な分析により、業務を効率化させることができます。
クラウドやAIといった新しい技術をビジネスに取り入れたい人は、Google CloudによるAPIの導入を検討してみましょう。
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