「これから始まる5Gで何ができるのか知りたい」
「ARとAI、5Gを組み合わせた活用事例が気になる」
低遅延・高速通信できる5Gは海外でサービスが開始されていて、日本でも2020年春にスタートします。5Gにより実現できることが増えて、より良いユーザー体験を実現できるのがメリットです。
この記事では最新テクノロジーに興味がある人に向けて、5GとAR/AIを組み合わせた事例を紹介します。
5GによりAR・AIの用途は拡大
携帯電話やスマートフォンで使える次世代通信規格として5Gがあります。現在使われている4Gの20倍以上もの通信速度があり、5Gが普及することで従来にはなかったサービスを実現できるのが特徴。
例えば5Gで複数の自動車とAIが繋がることで、人がハンドルを握らなくても自動走行できます。運転する必要がなければ、移動中に動画やマンガなどのコンテンツを楽しむことが可能です。
日本では5Gのサービスが2020年春ごろに開始される予定であり、既にさまざまな企業でコンテンツやデバイスを開発。サービス開始と同時にユーザーが新しい体験をできる見通しです。
5GをAR・AIに組み合わせた事例
「ARやAIが5Gでどのように変わるのか気になる」と思う人は多くいるでしょう。拡張現実や機械学習といったテクノロジーを5Gに組み合わせた事例はいくつかあります。
- ドコモによる仮想ゲームセンター
- AR戦国シューティング
- スポーツ行動認識AI
- C-Thru
それぞれの事例について詳しく見てみましょう。
ドコモによる仮想ゲームセンター
2019年9月20日、大手キャリア会社のドコモは5Gのプレサービスを開始しました。そしてプレサービスの発表会でドコモが強くアピールしたのが仮想のゲームセンターです。
ユーザーは5Gスマホと連携したMRゴーグルを装着することで、自室にいながらゲームの世界を楽しめるのがメリット。また、テーブルの上にスマホをかざして、対戦を鑑賞することもできます。
AR戦国シューティング
2019年10月、幕張メッセでIT分野の国際展示会「CEATEC 2019」が開催されました。CEATECで公開されたスマホ向けARゲームが「AR戦国シューティング」です。
プレイヤーはスマホ画面で敵を見ることができ、その敵を倒すのがゲームの目的。5Gでの通信が実現すれば4万人と4万人との戦いが可能になり、大規模な集団戦を実現できます。
スポーツ行動認識AI
CEATEC 2019ではスマホでプレーを撮影して、アドバイスしてもらうアプリも公開されました。「スポーツ行動認識AI」は目線や両肩、腕や足首などの動きからフォームを分析するアプリです。
4Kの映像を5Gですぐに送受信できることで、クラウド上のAIがプレイヤーのフォームなどをすぐに分析。また、ボールにセンサーを搭載することでより適切なアドバイスをプレイヤーに提供できます。
C-Thru
ゲームやスポーツ以外の分野でも5GとARを組み合わせた事例があります。「C-Thru」はARゴーグルを搭載したヘルメットであり、消防の現場で利用することを想定したウェアラブルデバイス。
消防士はC-Thruを使うことで煙が溜まる建物内を見通せて、落下物や危ない床を避けて行動できるのがメリットです。カメラ機能により消防士が見ている映像を本部でも確認できます。
これから5Gが普及していくことで、より正確なナビゲーションや新しいアプリが実現する見込みです。
まとめ
5Gによる高速通信サービスは一部で既に始まっていて、ARやAIと組み合わせることが可能です。通信速度や容量が大幅に改善されることで、より便利なサービスやデバイスを利用できるようになります。
「従来にはない新しいアプリを開発したい」と思ったときは、5GとAR・AIを組み合わせたアプリの開発を検討してみましょう。
ONETECH開発実績
ONETECHはベトナムオフショア開発でVR/AR/MRソフトウェアの開発、AI、Iotの開発に力を入れています。VR/AR/MRソフトウェアの開発、AI、Iotの開発のご相談はOne Technology Japanへお気軽にお問い合わせください。