【解説】3DCG描写で使用されるWebGL 2.0とはどんな技術?

みなさんはWebGLという技術をご存じですか?

WebGLというのは、Web上で3Dを描写する技術のことです。

この記事では、WebGLとOpenGL、WebGL 2.0という技術について、簡単に紹介したいと思います。

そして最後にONE TECHが提供している「HOUSE DECOR VR」の紹介を行ないたいと思います。(HOUSE DECOR VRは、WebGL 2.0の技術を使用しております)

WebGL2.0とは?

3DCG描写で使用されるWebGL 2.0とはどんな技術?
3DCG描写で使用されるWebGL 2.0とはどんな技術?

WebGLとは、Webブラウザ(Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど)で3DCGと呼ばれる3次元グラフィックスを高速に描画する技術の一つです。

一般的にWebブラウザ上で3DCGを描画する処理は、コンピュータの動作が遅くなるため実用的ではありませんでした。

しかしWebGLを使えば、次のようなコンテンツをWebブラウザ上で表現することが可能です。

・3Dモデル表示

・3Dアニメーション

・リアルな映像のゲームコンテンツ

・リッチな映像表現の広告

これからWebGLという技術について紹介いたしますが、WebGLを知るには、まずOpenGLという技術仕様を知る必要があります。

OpenGL

OpenGL

Khronos Groupが策定しているAPIにOpenGLという技術があります。

OpenGLは、様々な環境やハードウェア、OSに対応したグラフィックスライブラリです。

主にWindowsやMac、UNIXなどで使用することができます。

通常のソフトウェアはCPU※を使って処理しますが、OpenGLはGPU※を活用して高速な映像処理を実行しています。

※GPU

GPUはGraphics Processing Unitの略です。3Dグラフィックスを描画する際に必要な計算処理を行う半導体チップを指します。(引用:GPUとは

※CPU

CPUはCentral Processing Unitの略です。マウス、キーボード、ハードディスク、メモリー、周辺機器などからデータを受け取り、コンピューターでは 制御・演算を実行するプロセッサーを指します。

●OpenGLの特徴

3DCG表現で使用される技術として、OpenGLの他に、DirectX (Direct3D) という技術があります。

OpenGLは、DirectX (Direct3D)と 比較すると処理実行速度が遅い傾向にあります。

しかしOpenGLはDirectX(Direct3D)と比較して、マルチプラットフォームに対応しており、移植性が高い点が特徴です。

WebGL2.0までの変遷とは?

●OpenGLの強み

OpenGLの強みとして、次の点が挙げられます。

・2D / 3Dグラフィックスどちらも表現することが可能な点

・OpenGLと連携できる外部ライブラリが豊富

WebGL

WebGL

WebGLは、先ほど紹介したOpenGLをWeb上で使いやすくするAPIです。GPUを使って処理しているため、ブラウザ上でも3DCGを表現することが可能です。

●WebGLの強み

WebGLの強みとしては、次の点が挙げられます。

・最近販売されたスマートフォンならWebGLに対応していることが多く、モバイル上で3Dの描写をすることが可能。

・Web上で3D描写をする場合、ほかにも似たような技術があるがブラウザ上で動かせるプラグイン※が必要でした。WebGLはそのデメリットを解消した技術仕様。

※プラグイン

アプリケーションの機能を拡張するソフトウェアを指します。(引用:プラグイン

●WebGL2.0までの変遷とは?

WebGL 2.0の変遷は、上記の図のようになっています。WebGL2.0は、WebGL 1.0にさらに機能を追加した増強版の技術だと思ってください。

WebGL 2.0は、WebGL 1.0よりも処理速度が向上し、表現力の機能が充実していることが特徴です。

HOUSE DECOR VR

バーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」による新たな住宅展示の可能性
バーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」による新たな住宅展示の可能性

HOUSE DECOR VRとは、ONETECH ASIAが提供するVRバーチャル住宅展示場システムです。

HOUSE DECOR VRは、ユーザーが自宅にいながらPCやスマホでバーチャル住宅展示とバーチャル商談を体験できるシステムです。

近年新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、私たちは気軽に外へ出かけることができなくなりました。

コロナ禍でのアンケート調査によると、コロナ禍になってモデルハウスや住宅展示場にでかけるのを控えた人が、回答者327人中85人近くいました。

コロナ禍によって、今後どのような影響がでるか分かりません。ONE TECH ASIAでは、オンラインで住宅展示を体験することで、商談する機会を増やすシステム開発を進めております。

動画 HOUSE DECOR VR

このバーチャル住宅展示場システム「HOUSE DECOR VR」は、WebGL 2.0を使って開発しています。

ONE TECH ASIAでは、WebGL 2.0の利点を活かしてPCやスマホやスマートフォンで誰でもバーチャル訪問ができるように開発いたしました。

バーチャル住宅展示場システム「HOUSE DECOR VR」についてご興味のある方は、ぜひONETECH ASIAお問い合わせください。

参考記事:バーチャル住宅展示&商談システム「HOUSE DECOR VR」

バーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」による新たな住宅展示の可能性 (onetech.jp)

まとめ

いかがでしたか?今後3Dを使った表現がWeb上でどんどん登場するようになるでしょう。スマートフォンと相性のいい3D描画技術は、販売促進の広告表現として当たり前になるかもしれません。この機会にWebGLの技術について少し触ってみるといいでしょう。

しかしWebGLはエンジニアにはとっつきやすい技術ではありますが、今までプログラミングをあまり経験したことがない人には少し難しいかもしれません。

ONETECH ASIAでは、3DCG制作代行も行なっております。過去にはWebアプリ向けの家具3DCGの制作代行から、AI画像認識の学習データ用の3DCG作成の実績もあります。

▼ONETECH ASIAの3DCG制作開発実績

XR(AR/VR/MR)
LiDARスキャンと最新技術を活用したメタバースCG制作の効率化とデジタルツイン構築
LiDARスキャンデータを活用し、効率的にCGデータを生成しました。m区敵はメタバースとデジタルツインを構築です。Gaussian Splattingなどの最新技術を応用し、今後は自動化されたCG制作技術の研究開発にも取り組む予定です。現実空間とCG空間を連動させる次世代の技術を提供します。
3DCG制作
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今回、HoloLensアプリをMeta Quest3に移植し、保守メンテナンスの手順をAR(拡張現実)で表示するアプリを制作しました。このプロジェクトは、大手機械メーカーのメンテナンス作業を効率化し、
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フォトリアルなデジタルツイン、WEB上でのメタバース向けCG制作
今回のご依頼は、フォトリアルなデジタルツイン空間に少しだけ架空の要素を加えたCG制作です。クライアントの要望に応じて、現実の風景や建物を忠実に再現しつつ、ファンタジーやサイエンスフィクションの要素を取り入れることで、より魅力的なデジタルツインを作成します。

3DCG制作 – Works | ONETECH社の開発実績

もし3DCG制作でお困りのことがありましたら、遠慮なくお問い合わせください。また3DCGの制作代行だけでなく、AR、VR、XR開発、UNITY開発などでお困りのことがあれば、ONE TECH ASIAでご相談にのります。

株式会社one technology japan
株式会社One Technology Japan | ベトナムオフショア開発 | 信頼第一のONETECH

■XR開発に特化したベトナムオフショア開発企業 ONETECH

ONETECHは、XRに特化した開発会社です。
VR/AR
コンテンツ開発を始めさまざまなシステム開発アプリ開発ソフトウェア開発をベトナム オフショアで開発しています。ベトナムのXRトップ企業として紹介されています。

2015年の創業から上場企業からスタートアップ企業までお客様100社以上の300以上のプロジェクトに関わってきた豊富な開発実績があります。

ONETECHはUNITYAR/VRアプリの開発
AR/VR/MR
開発は2015年より取り組んでおります。UNITYの技術者育成に力を入れて取り組んでいます。

VR開発:ベトナムでのVR開発分野において最も開発実績のある企業の一つとなっています。


AR開発ARkitARcoreなどを利用して多数のアプリ開発、Babylon.js8thWallなどでのWebAR開発実績がございます。


UNITY開発ONETECHUNITYを利用し様々なVR開発AR開発、アプリ開発をしています。HoloLens/Oculus/HTC VIVE/Pico/Nreal Lightなど最新のデバイスも取り揃えています。


ホロレンズ開発:ベトナムで最も多くのHoloLens開発実績のある企業の一社です。

WEBXR開発WEBXRは、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)および混合現実(MR)をWebブラウザで利用するための技術スタンダードです。ユーザーは、特別なアプリをダウンロードすることなく、多様なデバイスで豊かな3Dコンテンツを体験できます。

CG制作:製品やゲームのアセット、業務用の映像などの3DCGコンテンツの3DCG制作(モデリング・アニメーション・レンダリング)をエンジニアと連携しながらワンストップで受けることが可能です。

フロントエンド、バックエンド、サーバサイドの開発も一括して受けられます。
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