新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、商談や展示会が従来のように開催することが難しくなってきました。
そこで現在注目されているのがバーチャル機能を活用した商談や展示会です。
この記事では、ONETECHが提供するVRを使ったバーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」による新しい住宅展示会の可能性について紹介いたします。
ぜひ参考にしてください。
なぜバーチャル展示会・商談が必要とされているのか?
近年バーチャル機能を活用した展示会や商談が増えてきています。
具体的にはパソコンやスマホなどの端末で、バーチャル住宅上を見学しオンライン商談ができる方法です。
このようなバーチャル住宅の展示会が何故必要とされているのか?理由は大きく2つに挙げられます。
1つ目は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で在宅勤務、テレワークなどの非接触や非対面のコミュニケーションの傾向に社会がシフトしてきている点です。
2020年10月25日のHOUSING STAGEの調査によると、「コロナ禍で住まいづくりに影響はありましたか?」と質問に「モデルハウスや住宅展示場、不動産店舗へ行くのをやめた」という回答に25.7 %が答えました。
(引用:HOUSING STAGE 新型コロナウイルスの感染拡大の影響による住まいづくり意識について)
また住宅生産振興財団・住宅展示場協議会のデータによると、2021年1月の総合展示場来場者組数は、32万9017組(対前年同月比23.74 %減)と、9月以来の2ケタマイナス。単月ベースでのマイナスは5ヵ月連続となっているとまとめられています。
(引用:住宅産業新聞社 21年1月度展示場来場者数9月以来の2桁減)
新型コロナウイルス(COVID-19)は、少なからず住まいづくりの計画・検討に影響を与えていることが分かります。
2つ目は、少子高齢化による人口減少傾向のため、住宅展示市場が縮小傾向にあるためです。
近年大手住宅メーカーは、総展に出展するモデルハウスを統合・集約する動きが出てきています。
(参考:re-port.net)
コロナの影響は、依然として大きく住宅展示市場にダメージを与えています。そのため新しい形式による住宅展示が必要とされています。
バーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」とは?
テレイグジスタンス (telexistence)という言葉をご存じですか?
テレイグジスタンスとは、人間の存在拡張を実現するための技術体系をさします。
具体的に言うと、自分自身の分身ロボットであるアバターを用いて遠隔の場所に存在したり、コンピュータが創成した身体であるバーチャルヒューマンをアバターとして、コンピュータの創成した情報空間に存在したり、また情報空間を介して、実空間に存在したりすることをさします。
(参考:テレイグジスタンスとは)
今回ご紹介するバーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」は、テレイグジスタンスを用い顧客の行動様式の変化に対応したパソコンやスマホで手軽にバーチャル住宅のコーディネートWEBでそのまま商談ができるツールです。
ONETECHが提供するYouTubeチャンネルに「House Decor VR」の参考動画が掲載しております。ぜひ参考にしてください。
▼ONETECH YouTube チャンネル「House Decor VR」
「バーチャル住宅展示場システム:HOUSE DECOR」の紹介
オンライン開催『オフショア開発で実現!XR活用事例セミナー』 6月23日(水)13時
「バーチャル住宅展示場システム:HOUSE DECOR」の紹介 v1.1
House Decor VR 機能
バーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」の具体的な機能をユーザー側とクライアント側にまとめました。
- 主な機能(ユーザー側)
機能名 |
詳細 |
モデルルーム | ・ウォークスルー機能 ・オプション変更 ・空間内情報表示 |
見積もり | ・見積もり自動生成 ・見積もり保存・印刷 |
商談予約 | ・オンライン商談予約 ・モデルルーム訪問予約 |
シェア機能 | シェア機能 ・自分のコーディネート保存 ・SNSシェア、メールなどでシェア ・人気ランキング |
HP連携機能 | ・クライアントページでHD機能を利用 |
問い合わせ機能 | 問い合わせ機能 ・チャットボット(チャット) ・問い合わせ ・メール |
PC・スマホ・HMDなど
に対応する予定です。
- 主な機能(クライアント側)
機能名 |
詳細 |
ユーザー管理 | ・営業登録/編集 ・担当者登録/編集 |
モデルルーム管理 | ・モデルルーム登録/編集 ・オプション登録 ・モデルルーム情報登録 |
商談スケジュール管理 | ・オンライン商談設定/管理 ・モデルルーム訪問商談設定/管理 |
問い合わせアンケート管理 | ・問い合わせ管理 ・アンケート管理 ・チャットボット管理 |
顧客管理 | ・顧客管理 |
分析 | ・モデルルーム訪問分析 ・オプション選択数分析 ・顧客分析 |
「House Decor VR」のシステム利用料金は、ONETECH にお問い合わせください。
また運営代行サービスも次の3種類を用意しています。
- 初期設定代行
- モデル設定代行
- オプション設定代行
目的に合わせて、ご利用ください。
House Decor VR メリット
バーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」を活用するメリットとして、大きく2つのメリットが挙げられます。
メリット①バーチャル訪問による商談機会の創出
メリット②モデルハウス訪問の機会増加の可能性
従来、モデルルーム訪問までは4つのフローで構成されていました。
- ①WEBサイト訪問
- ②WEBモデル訪問
- ③資料請求・問い合わせ
- ④モデルハウス訪問・商談
②と③の間に、あらたに「バーチャル商談」というフローが追加されます。
ユーザーは自宅にいながらPCやスマホで住宅を自分好みにカスタマイズすることができます。その住宅が気に入った場合、ZOOMでオンライン商談予約が可能です。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で商談機会が減少している中、バーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」は商談機会を創出します。
またPC・スマホから気軽に相談を受け付けているため、次のステップへ進む待ち時間が短くなり、その結果モデルハウス訪問数も増加する可能性があります。
CGデータの制作に悩んだときは
「House Decor VR」を利用したいと考えているが、CGデータを用意できないとお悩みの方もいらっしゃると思います。
ONETECH ではCGデータ制作代行も承っております。
CG制作代行サービスを利用するには、写真かCADデータの準備をお願いしております。CG制作代行サービスの料金目安を下記にまとめました。参考にしてください。
※下記の値段は一例です。ご相談のもと、案件ごとに別途お見積もりをさせて頂きます。
CG制作 |
料金目安 | |
写真から制作 | 写真から制作 | 150,000円(税別) |
写真から制作 | 住宅モデル5LDK外装あり | 150,000円(税別) |
オプション制作(10点) | 20,000円(税別) | |
CADデータから制作 | 住宅モデル5LDK外装あり | 150,000円(税別) |
オプション制作(10点) | 20,000円(税別) |
納品までのプロセスは?
ONETECH は、基本的に「アジャイル開発」でプロジェクトを進めております。
※アジャイル開発とは?
- 近年主流になっているシステムやソフトウェアの開発手法の1つ
- 開発工程『計画→設計→実装→テスト』を、素早く機能単位で繰り返す開発手法
- 仕様変更に強い点が特徴
近年の情報技術の進歩は速く、最初に立てた計画通りに開発が進めることが難しいです。
そのためONETECH では、プロトタイプを制作しながら、複数回お客様に制作物を確認いただき、納品する形式を取っております。
(中間納品という形が多いことが大きな特徴になります)
中間納品物を確認し、クライアント様のフィードバックをもとに修正を加え、最終納品物を制作します。
イメージしていたCGデータと異なる納品物ができあがるミスマッチが少なくなります。
下記にONETECHにおける3DCG開発実績をまとめました。どのような3DCGデータの開発実績として参考にしてください。
まとめ
いかがでしたか?コロナ禍によって住宅展示や商談の機会が減少し困っている方にぜひ「House Decor VR」を活用していただきたいです。
モデルハウスのデータ編集・追加にお困りの場合、ONETECHがご相談にのります。ONETECHでは、3DCGデータの制作も承っており、AR/VR関連の開発実績があるのでご安心ください。
バーチャル住宅展示&商談システム「House Decor VR」以外にもAR、VR、XR開発、UNITY開発、3DCG制作でお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。
ONETECHはベトナムオフショア開発でAR/MR/VRソフトウェアの開発に力を入れています。AR/MR/VRソフトウェアの開発のご相談はぜひOne Technology Japanへお気軽にお問い合わせください。