「クラウドによる画像認識を活用して業務を効率化させたい」
「GoogleのVision AIにより何を実現できるのか興味がある」
画像をクラウド上で分析して、APIなどで便利な機能を提供するシステムがVision AIです。アップロードした画像を自動処理するため、作業効率の改善に繋げられるのがメリット。
この記事ではVision AIの仕組みや実現できることを紹介します。
Vision AIとは
Google Cloud Platformで利用できるサービスの1つとしてVision AIがあります。クラウド上で画像を分析できて、分類や検出といった作業を自動化できるのがVision AIの特徴です。
例えばアメリカの大手電力会社であるAESは、ドローンで撮影した機器の様子をVision AIで分析。紹介映像 により発電機の損傷をコンピュータ上に表してくれることが分かります。
Vision AIには「AutoML Vision」と「Vision API」という2つのプロダクトがあり、用途に合わせてサービスを利用することが可能です。それぞれのプロダクトについて詳しく解説します。
簡単に使えるAutoML Vision
AutoML Visionはクラウド上で画像をスムーズに分析することを目的としたプロダクト。簡単な操作で画像をアップロードできて、分析結果を各種デバイスにエクスポートできます。
Web上で活用できるから操作するハードルが低く、プログラミングが分からない人でも扱いやすいのがメリット。ただ、使いやすさが重視されている分、利用できる機能は少なめです。
高度な機能を使えるVision API
Vision APIはオブジェクトの検出や分析に役立つエンジニア向けのサービスです。機械学習の知識がなくても、クラウド上の画像認識サービスを活用できます。
APIに送信した画像の分析結果は約1秒で戻り、役に立つデータをすぐに得られるのがメリット。AutoMLよりも利用できる機能は多いですが、Web上だけで利用することはできません。
お試しで利用する方法
「Vision AIで実際に画像分析してみたい」と思う人は多くいるでしょう。Google CloudのVision AIには「Try the API」という項目があり、そこに画像をアップロードすることで試用できます。
体験利用で出力されるデータ項目は次の通りです。
- Faces:画像における顔部分の抽出
- Objects:画像における物体の認識
- Labels:画像に対する分類
- Web:画像とWeb上で関連した要素の検索
- Properties:画像のカラー割合とアスペクト比率
- Safe Search:画像が不適切なコンテンツを含んでいるのか検出
実際にVision AIで開発するときは、先に公式サイトで画像認識を体験してみることがオススメです。
Vision AIで実現できること
アプリやソフトウェアの開発にVision AIを活用することで、次のような機能を実現できます。
- 画像からオブジェクトの分類や位置を自動検出
- 画像のテキストを認識して作業を自動化
- 不適切なコンテンツを検出して排除
- 画像から人物の顔や製品のロゴを識別
- インターネット上の類似画像を検索
実際に株式会社サイバーエージェントがVision APIを導入して、画像のタグ付けを自動化した事例 があります。業務の効率化を実現させるためにVision AIを活用することがオススメです。
まとめ
Vision AIはGoogle Cloudで利用できる画像認識サービスです。2種類のプロダクトにより画像を自動で分析できて、業務時間の短縮や手間の削減を可能とするのがメリット。
「新しい技術で仕事をより効率化させたい」と考えている人にVision AIの活用を勧めます。
ONETECHでも、AI開発の実績もすでにいくつかございます。
また日本の大手ゲーム会社、ホログラム技術の応用、自動車、建築などの3DCGモデリング、UV、テクスチャ、アニメーションをベトナムオフショアで制作。ONETECHのUNITYエンジニアと連携しゲームや、映像、3D映像 技術、3Dホログラム、AR/VRアプリなどワンストップで開発可能です。
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