今世界中で流行しているコロナウイルス(COVID-19)の影響で、オフィステナントの必要性が問われています。この記事では、今アメリカで急成長しているeXp Realtyが活用している仮想空間オフィス「VR バーチャルオフィス」についてご紹介いたします。
バーチャルテクノロジーを利用した新しい勤務スタイルを知り、今後の参考にしてください。
■目次
・コロナウイルスは、勤務スタイルにどんな影響を与えたか
・今話題のVR バーチャルオフィスとは?
・バーチャルオフィスのメリット
・バーチャルオフィスのデメリット
・まとめ
コロナウイルスは、勤務スタイルにどんな影響を与えたか
コロナウイルス(COVID-19)の影響で、日本の出勤スタイルは大きく変わりました。時差出勤、テレワーク、サテライトオフィスなど、働き方に選択肢が増えてきたのです。
そんな中、現在話題に上がっているのは、テレワークに移行して社員が出勤していないオフィスをどうするのかという話題です。
CBREが行ったオフィステナント緊急アンケート調査によると、事業用不動産を専門に手がける「CBRE」が行った調査(対象は日本全国の317社)によると、「コロナ禍でオフィステナント賃貸の意思決定に影響があった」と答えたのは、約4割。オフィスの移転・新たな賃賃借契約が「変更・保留になった」と答えている。
引用:CBRE 新型コロナウイルスーオフィステナント緊急アンケート調査
またSNSでオフィス出社関連のことを検索すると、「オフィスを解約しテレワークに移行した。」、「フルリモート体制に変更になりました。」と投稿を見かけるようになりました。
この記事ではオフィステナントの必要性について悩んでいる方に、仮想空間オフィス「バーチャルオフィス」についてご紹介いたします。
今話題のVR バーチャルオフィスとは?
▼バーチャルオフィスを提供している「VirBELA」
現在eXp Realtyという会社が今話題になっています。eXp Realtyは、仮想空間オフィス「バーチャルオフィス」を活用することで設立から10年で著しい成長を遂げます。
「eXp Realty」は、アメリカの不動産仲介会社です。現実にはオフィスを持たず、バーチャルなオフィスにログインする方式で、出社しています。
アバターがバーチャルなオフィスに出社するイメージです。
※注意
日本で検索する際に表示される「バーチャルオフィス」と、本記事で紹介しているバーチャルオフィスは意味が異なります。
日本でよく見かける「バーチャルオフィス」とは、事業場の住所を利用するという意味です。物理的な作業スペースは必要ないが、電話番号・FAX番号を利用できる場合や住所に届く郵便物を受け取ることができるサービスです。法人登記を目的に利用する方が多いです。
VR バーチャルオフィスのメリット
●メリット1
仮想空間オフィス「VR バーチャルオフィス」のメリットとして、社員数の制限を受けない点です。実在のオフィスがあると、どうしてもオフィスに入ることができる人数が限られます。
「VR バーチャルオフィス」なら、マネジメントが可能な範囲でいくらでも社員を受け入れることができます。
●メリット2
仮想空間オフィス「VR バーチャルオフィス」は、実際のオフィスがないため、建物のメンテナンス、テナント料の費用がかかりません。実オフィスからVR バーチャルオフィスに移行すれば、大幅なコストカットができます。
●メリット3
仮想空間オフィス「VR バーチャルオフィス」は、場所の制約を受けない点がメリットです。ネット環境さえあれば、世界中のどこでも仕事ができます。
VR バーチャルオフィスなら、わざわざ実オフィスの近くへ引っ越す必要もありません。現在住んでいる場所から仕事ができます。またオフィスに出勤する制約がなくなるため、優秀な人材を世界中から採用できるのも魅力的な点です。
VR バーチャルオフィスのデメリット
一方仮想空間オフィス「VR バーチャルオフィス」にはデメリットも存在します。
●デメリット
社員間、また上司・部下間のコミュニケーションが不足する問題です。オンライン会議だけでは、仕事に必要な会話ができますが雑談が減ります。雑談から得られる情報やアイデアを手に入れる機会を失います。
そのためVR バーチャルオフィスを活用する場合、コミュニケーション不足を補う工夫が必要です。
eXp Realtyでは、休息ができるサッカー場や湖などがあり、そこで社員達が集まって交流しています。
ONETECHもVR会議システムのデモを作ってみました!
ONETECHでも仮想空間会議システム(VR会議システム)のモックを作ってみました。
ONETECHもVR会議システムのデモを作ってみました!
少し紹介します。
まず会議の設定はZOOMなどのように、日時を選択します。通常のオンラインツールとの違いは会議の座席や、何種類かのバーチャル会議室が選択できる点です。今回は都会のオフィス、ビーチでのリラックスした会議室などを用意しています。
参加者はOculus QuestのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着しアバターに扮してバーチャル会議室に座ります。参加者も自分の好きなアバーターに扮して参加しています。あらかじめセットしたパワーポイントなどの会議用資料が仮想空間のモニターに映し出されています。
口頭での会話はもちろん、文字でのチャットでも挨拶ができます。誰が話しているかわかるようにアバターからは吹き出しがでています。
プレゼンテーションが始まりました。今回はベトナムでの新型冷蔵庫の販売会議のようです。
モニターにはグラフなどの資料が映し出されていてプレゼンターがレーザーポインタで資料を説明します。レーザーポインタはOculus Questのコントローラーで操作できます。
会議室に今回販売する冷蔵庫のCGが登場しました。プレゼンターは冷蔵庫のドアを開けて見せます。
会議参加者が、冷蔵庫の棚割りの変更を提案しているようですがう、まく伝わらないので
VR空間に手書きの線で棚割りを示しています。
会議が煮詰まってくると議長は空気を変えるために会議室を南の島に移しました。
空気が変わりリラックスした雰囲気で会議が進行します。
リアルの会議室ではホワイトボードで何かを書いてコミュニケーションしますが仮想空間全てがホワイトボードです。
動画をご覧いただくと雰囲気が伝わるかと思いますが、開発や利用前に体験されたい企業様へアプリケーションの貸し出しも行っておりますので下記からお問い合わせください。
https://onetech.jp/contact
まとめ
いかがでしたか。この記事ではVRやWEB上のツールを使用して、VR バーチャルオフィスに出社する新しい勤務スタイル・オフィスの活用方法について紹介いたしました。
この記事を参考にぜひ仮想空間オフィス「VR バーチャルオフィス」を検討してみてください。
すでにONETECH ASIAでは、AR/VR関連の開発実績がございます。AR、VR、XR開発、UNITY開発、3DCG制作でお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。
ONETECHはベトナムオフショア開発でAR/MR/VRソフトウェアの開発に力を入れています。AR/MR/VRソフトウェアの開発のご相談はぜひOne Technology Japanへお気軽にお問い合わせください。
https://onetech.jp