Unityの歴史  メタバース上での活躍に期待へ

Unity(ユニティ)は、世界シェアNo.1誇るゲーム開発エンジンです。

Unityはゲームエンジン世界シェアNo.1を誇りますが、実はUnityの始まりは3人の若者が地下室で作ったことから始まったのを知っていますか?

この記事では、どのようなきっかけでUnityが生まれたのか、Unityの歴史についてまとめました。

Unityとは?

Unityとは?
<引用画像:Unity

Unityは米国のUnity Technologiesが開発し、提供しているゲーム開発エンジンです。ゲーム開発エンジンでは世界シェアNo.1を獲得しています。

Unity以外で有名なゲーム開発エンジンは「Unreal Engine」です。

Unityはゲームを動かす実行環境だけでなく、編集エディタや拡張機能などの開発も可能です。

Unityは3D/2Dモデルのゲームを制作するモデルツールで、カジュアルゲーム、ソーシャルゲームの制作と相性がいいという特徴があり、マルチプラットフォームのため多くのゲーム開発で活用されています。

Unityのプログラミング言語は、主にC#、その他、Boo、Javascriptを使用します。

▼Unity 公式サイト

https://unity.com/ja

Unityの特徴とは

Unityを活用した有名なゲーム作品の例を挙げました。

  • Pokemon GO
  • ウマ娘 プリティーダービー
  • バイオハザードアンブレラコア
  • Among Us
  • Fall Guys

など幅広い分野のゲームで活用されています。

上記のゲームタイトルから、スマートフォンのソーシャルゲームから、PCゲーム、Nintendo Switch、PlayStationなど幅広いOSで対応している事が分かります。

また最近ではメタバースをはじめとする業務系のXR(仮想現実VRや拡張現実ARの総称)のツールとしてもトップランナーとなっています。

次にUnityの特徴についてまとめました。

特徴①日本語ドキュメントが多い

またUnityの日本語で解説された記事やドキュメントが多いことが特徴です。

Unityの基本機能は、無料で使用することができます。

(一部機能は有料になっています)

特徴②マルチプラットフォーム

販売当時、ゲーム開発のOSはほとんどWindowsでしか動きませんでした。

UnityはWindows、Macどちらでも動作する点が大きく支持されています。

現在 Unityは、「Windows」「macOS」などのPC、「iOS」や「Android」などのモバイル、「Nintendo Switch」や「PlayStation」などのゲーム機、「Fire TV」などのテレビなどの25以上のプラットフォームに対応しています。(※2 Unity公式サイトを参考)

(引用画像:Unity)※2 公式サイト2023年1月時点
(引用画像:Unity)※2 公式サイト2023年1月時点

Unityの歴史

Unityのすごさが伝わってきたところで、Unityがどのような過程を経て、現在に至ったのか解説いたします。

Unityのはじまりは3人の若者が自宅の地下室で作ったゲームだった?!

Unityは3人の若者が作ったゲームの開発が始まりでした。

  • Joachim Ante (ヨアキム・アンテ)
  • Nicholas Francis (ニコラス・フランシス)
  • David Helgason (デイビット・ヘルガソン)

この3人がUnityの創業者です。[1] 

Unity※1は2004年にデンマーク・コペンハーゲンで創業しました。

※1Unityのリリースは2005年です

Unityの創業者である3人は「もっとオープンでみんなが使えるゲーム開発環境」を目指し、「Democratizing Game Development(ゲーム開発の民主化)」というビジョンを持って、Unityの開発・普及させていきました。

従来のゲーム業界の制作は秘密主義に近い形でした。ゲームの制作に関するノウハウはゲーム会社の中で蓄えられ、一般の個人ユーザーにほとんど公開されていなかったのです。

Unityの創業メンバーは専門的な知識がなくてもゲームが制作できる【Unity】というゲーム開発エンジンを発表しました。

当時高度なプログラミング技術がなくても、比較的簡単にゲームを作れるようになったことが革命で、ゲーム業界に大きな影響を与えました。

その後、2010年代にスマートフォンのAppleの普及とAppStoreが世の中に公開されたため、Unityの需要は一気に拡大しました。

3Dゲームが一般の方に手軽に一般の方のもとへと届けられるようになり、VR/ARなどのゲーム領域への表現ができるようになったためです。

価格体系は基本的な機能を利用する場合、一定の収益以下ならUnityの利用が無料になったこと、またUnityならゲームが容易に作れるため、個人のゲーム制作者が一気に増えました。

創業者メンバーが去り、新規メンバーがCEOに

2013年に創業者のひとりであったNicholas Francis (ニコラス・フランシス)は、自分自身でゲームを作りたいという理由からUnityを退社しました。

また2014年には創業者のDavid Helgason (デイビット・ヘルガソン)もCEOを退任しています。

現在は創業者のひとりJoachim Ante (ヨアキム・アンテ)がCTOとして、ゲームエンジンの開発と改良を行っています。

そして新たにJohn Riccitiello(ジョン・リッチティエッロ)が、Unity TechnologiesのCEOに着任しました。

John Riccitiello(ジョン・リッチティエッロ)は、ゲーム開発大手Electronic Arts Inc. ※3で1998から2004年までCOOを、それから2007から2013年にCEOを務めた経験があります。

※3 Electronic Arts Inc.は、多くのゲームを制作しています。

  • Apex Legends
  • Battlefield
  • ハリーポッターシリーズ
  • レゴ スター・ウォーズシリーズ
  • EAスポーツ(FIFAシリーズなど)

2020年Unity Softwareがニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する

新規株式公開調達した金額は13億ドル。1株あたり52ドルで2500万株を売りました。

IPO価格52ドルに対し初値75ドル、初日終値ベースで68.35ドルと30%の上昇でスタートをきめました。

近年米国のインフレ問題により株式市場が冷え込んでいるため、Unityも煽りを受けている状況です。

また近年の大きなトピックとして、2021年11月にUnityはVFX制作会社であるWETA Digital※4を買収しました。

※4 WETA Digitalは、

  • ロードオブザリング
  • アバター
  • 猿の惑星:創世記
  • スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
  • ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

など数多くの有名映像作品を輩出しているVFX制作会社です。

現在Unityは買収したWETA DigitalのVFX(視覚効果技術)やツールなどをクリエイターに提供し、メタバースの可能性を引き出すことで事業拡大を目指しています。

Unityの今後の展望

現在までのUnityの歴史を知ったところで、Unityの今後の展望が気になったと思います。


UnityのCEOのJohn Riccitiello(ジョン・リッチティエッロ)は、Unityについて「メタバースを想像するための土台となるツールセット」であることに言及しています。

今後Unityがメタバースでどのように利用されるのか楽しみですね。

またUnityの活用はゲームに限らず、教育や製造業、建築、防災、医療などのシミュレーションにも活用が期待されています。

Unityは今後さらなる事業拡大が期待されるでしょう。

まとめ 

Unity to Metaverse

いかがでしたか?この記事ではUnityの歴史について解説いたしました。Unityは基本機能ならゲームエンジンを無料で利用できる点から、初心者がゲーム制作の勉強を始めるにもってこいのゲーム開発エンジンです。

またUnity内のコミュニティが活発であるため、分からないことがあったら調べたり、質問したりするといいでしょう。

しかし複雑なゲームを制作したくなったとき、プログラミング言語などでつまずくこともあるかと思います。

Unityを使った制作をするうえで何かお困りごとがありましたら、ONETECHにご相談ください。

ONETECH では、AR/VR/MR/XRのコンテンツ制作に優れたエンジニアが数多くいます。

VRコンテンツビューワアプリ開発
VRコンテンツビューワアプリ開発

Mozilla Hubsの構築、カスタマイズ、3DCG制作等対応可能です。

またそのほかにも数多くのXR開発、運用の実績があります。

何かお困りのことがありましたら、ぜひONETECH にご相談ください。

下記URLページは、ONETECH のXR(AR/VR/MR)の過去の開発実績をまとめたものです。ぜひ参考にしてください。

XR(AR/VR/MR) – Works | ONETECH社の開発実績

■XR開発に特化したベトナムオフショア開発企業 ONETECH

ONETECHは、XRに特化した開発会社です。
VR/ARコンテンツ開発を始めさまざまなシステム開発、アプリ開発、ソフトウェア開発をベトナム オフショアで開発しています。ベトナムのXRトップ企業として紹介されています。

2015年の創業から上場企業からスタートアップ企業までお客様100社以上の300以上のプロジェクトに関わってきた豊富な開発実績があります。

ONETECHはUNITYでAR/VRアプリの開発
AR/VR/MR開発は2015年より取り組んでおります。UNITYの技術者育成に力を入れて取り組んでいます。

VR開発:ベトナムでのVR開発分野において最も開発実績のある企業の一つとなっています。


AR開発:ARkit、ARcoreなどを利用して多数のアプリ開発、Babylon.js、8thWallなどでのWebAR開発実績がございます。


UNITY開発ONETECHはUNITYを利用し様々なVR開発、AR開発、アプリ開発をしています。HoloLens/Oculus/HTC VIVE/Pico/Nreal Lightなど最新のデバイスも取り揃えています。


ホロレンズ開発:ベトナムで最も多くのHoloLens開発実績のある企業の一社です。

WEBXR開発:WEBXRは、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)および混合現実(MR)をWebブラウザで利用するための技術スタンダードです。ユーザーは、特別なアプリをダウンロードすることなく、多様なデバイスで豊かな3Dコンテンツを体験できます。

CG制作:製品やゲームのアセット、業務用の映像などの3DCGコンテンツの3DCG制作(モデリング・アニメーション・レンダリング)をエンジニアと連携しながらワンストップで受けることが可能です。

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