「映画やテレビなどのコンテンツをARスマートグラスで楽しみたい」
「MOVERIOというウェアラブルデバイスの種類や活用事例が気になる」
EPSONではさまざまな用途に合わせたARスマートグラスを多数販売しています。AndroidやPCに接続できるデバイスもあり、メガネを通してコンテンツを鑑賞できるのが特徴。
この記事ではMOVERIOの特徴や種類、活用事例について紹介します。
MOVERIOとは
MOVERIOはビジネスやプライベートに役立つEPSON製スマートグラスです。レンズ上に映像を出力させることができ、映像視聴や作業支援といった用途で役に立ちます。
一部のデバイスにはAndroidが搭載されていて、付属のコントローラーで操作することが可能。アプリはMOVERIO Apps Marketでダウンロードできるほか、自社アプリの開発も対応しています。
モニターモデルならHDMIまたはUSB Type-Cでケーブルを接続して、映像を入力させることも可能。ARスマートグラスをディスプレイ代わりにすることで、プライバシーを確保できるのがメリットです。
デバイスの種類
2019年11月現在、EPSONは6種類のARスマートグラスを販売しています。
- BT-300:本体に専用アプリをインストールできる個人用モデル
- BT-30C:AndroidスマホにUSB Type-Cで直接接続できる個人用モデル
- BT-30E:HDMIまたはUSB Type-Cで有線接続できるモニターモデル
- BT-35E:BT-30Eの使いやすさや耐久性を向上させたモニターモデル
- BT-350:専用アプリの開発が必要なコントローラー内臓の商用モデル
- BT-2000/2200:耐久性能や防塵・防水に優れた業務用モデル
利用するシーンや用途によって導入するデバイスを検討しましょう。
Video – Epson Moverio BT-300 Smart Glasses (Source: Youtube)
MOVERIOの事例
「MOVERIOをどのように活用するのか知りたい」と思う人は多くいるはず。既にMOVERIOはさまざまな法人や自治体で導入されていて、業務効率やサービスの改善に役立っています。
ARスマートグラスに興味がある人が見ておくべき活用事例は次の3つです。
NTT東日本のメンテナンス効率化
NTT東日本では現地技術者がネットワーク機器を保守して、通信の安定性を維持しています。少ない人員でメンテナンスの効率を向上させるために、BT-2000という業務用スマートグラスを導入。
MOVERIOの導入により映像を本部が確認できるようになり、現地技術者の保守点検を遠隔支援できるようになりました。現場からは「MOVERIO Proは情報を見やすい」という評価を得ています。
「MOVERIO Proは映像表示部が跳ね上げ式になっており、ふだん眼鏡を掛けている技術者でも使いやすく、装着性が高い。両眼式を採用したMOVERIO Proは現場から『表示が見やすい』という評価を得ています」。
https://www.epson.jp/products/smartglasses/casestudy/ntt.htm
柿のミズオにおける技術伝承
柿のミズオは滋賀県で柿を生産していて、80歳を超えた代表者が現役で柿を育てています。ただ、最近では年齢により身体が衰え始めていて、農作業をすることが難しくなっていたのです。
そのため柿づくりのノウハウを伝承させるために、MOVERIO BT-2000を農園に導入。そうして名人は自宅にいながら農園の様子を見れて、若手に遠隔で指示することが可能になりました。
面と向かって作業を指示しないため、人間同士の対立を和らげられるのがメリット。名人からの遠隔指示で作業を続けることにより、若手がノウハウを習得できるようになります。
https://www.epson.jp/products/smartglasses/casestudy/mizuo.htm
調布市によるバリアフリー化
調布市では過去に映画が制作された実績が多くあり、自治体としても映画という地域資源の活用に取り組んでいます。その一環としてシアタス調布でバリアフリー字幕表示のためARスマートグラスを導入しました。
シアタス調布で無償貸出されているデバイスはBT-350。サービスを開始した後は毎月5件程度の貸出があり、利用者からは「話題作が観れて嬉しかった」という声が寄せられています。
https://www.epson.jp/products/smartglasses/casestudy/chofu.htm
まとめ
MOVERIOは映像を表示させるだけでなく、ガイドや遠隔指示など多様な用途で利用できるARスマートグラスです。業務効率やサービスを改善させたい人はMOVERIOの導入を検討してみましょう。
今後スマートグラス は、様々なアイデアで人々の生活を豊かにしてくれるのではないでしょうか。先日はMogura VRで「泳ぎながらタイムが見える AR水泳ゴーグルが登場」には驚きました。GAFAもスマートグラス の開発には躍起になっている様です。スマートグラス とARまたはスマートスピーカーとの組み合わせなども続々と登場してくるでしょう。
https://www.moguravr.com/ar-swimming-goggles/
こんな記事も出ておりますので是非ご参考まで
BOSEも「ボーズ“音のAR”サングラス「Bose Frames」、25,000円で国内発売」
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1210660.html
ONETECH VR/AR/MR開発
ONETECHは2013年にスタートしました。現在ベトナムのVR開発会社、AR開発会社、MR開発会社として最も開発実績のある企業の一つとなっています。創業当初、数人のベトナムのゲームエンジニアがUnityでアプリを作っていました。
弊社でもHoloLensなどの先端デバイス、AI(人工知能)での画像認識技術、WebRTCを使った通信技術、ARKitなどの先端ARフレームワーク、クラウドネットワークで負荷分散技術、ハイポリゴンでの3DCG技術などとVR、AR、MRがあいまって進化を続けています。
ONETECHでも、ベトナムオフショア開発でスマートグラス 向けアプリも開発しております。弊社はHoloLensをはじめいくつかのスマートグラスなどのIoTデバイスのアプリ実績も多数ございます。ベトナムエンジニアはさまざまなAPI連携やSDK利用したアプリの開発に慣れておりますので、ベトナムオフショア 開発でスマートグラスアプリケーションの開発のことならお気軽にご相談ください。