ラボ開発(ラボ契約)とは?請負契約との違いも徹底解説!
「ラボ開発ってどういう意味?オフショア開発と関係ある?」と疑問に思っている方はいませんか。
海外にチームを持てるオフショア開発は、開発する上でのリソースを海外に置くことによって、開発コストを大きく抑えることが可能です。
そんなオフショア開発の中の契約形態の1つにラボ型開発(ラボ型契約)があります。
この記事では、ラボ開発とは具体的に何を指しているのかに加えて、メリット・デメリットについても詳しく解説していきます。
ラボ開発(契約)とは?
ラボ開発(契約)とは、オフショア開発における契約形態の1つで、ある一定期間に特定のエンジニアを確保して自身のプロジェクトを担当させる契約形態のことです。
IT技術者の労働人口が年々減少してきている日本においては、オフショア開発は必須です。
その中でもラボ開発は、一定期間ベースで契約することにより海外の優秀なエンジニアを活用して開発を進めていこうとしたのがラボ契約です。
一定期間のみにチームを組んでいるため、無駄がなくコスト面において非常にメリットがあるという特徴があります。
ラボ開発(契約)と請負契約の違いは?
ラボ開発(契約)と似たようなものに請負契約というものが存在します。
2つの契約形態の共通点は「他社に委託した方が効率的である」という理由で外部に業務を委託しているという点で一致しています。
しかし、ラボ開発と請負契約には大きな違いがあります。
請負契約では、契約で決められた工数や納期で依頼したプロジェクトを「完成」させます。
一方でラボ開発(契約)の場合は、期間を決めて一定期間専属チームとして人材を確保して開発をすすめていきます。
ラボ開発(契約)の場合は、プロジェクトが終了しても契約期間内であれば、継続して人員を確保することも可能なのでおすすめです。
ラボ開発(契約)のメリット
ラボ開発(契約)のメリットは、主に以下の3つです。
- コストダウンすることができる
- 一定期間人員を確保することできる
- 仕様変更がしやすい
ラボ開発(契約)では、オフショアで優秀な海外の優秀なエンジニアを安く採用することができるため、非常にコストダウンしやすいという特徴があります。
また定められた一定期間内であれば、優秀な人員を確保することも可能であるため、プロジェクト内容に関わらず自社に人員をとどめておくことが可能です。
新たに追加しておきたい仕様があっても、仕様の変更がしやすいため、新たな機能の追加などをしたい時には非常におすすめです。
ラボ開発(契約)のデメリット
逆にラボ開発(契約)のデメリットは以下の通りです。
- 期間中は仕事を発注しなくても料金がかかる
- 人材レベルをきちんと見極める必要がある
- コミュニケーションを日本語で取れないケースもある
ラボ開発(契約)は期間ベースの契約となるため、期間中は仕事を発注しなかったとしても料金がかかってしまいます。
また海外の技術者に仕事を頼むことにもなるため、人材レベルをきちんと見極められる人をおいておかないと、業務に支障が出てしまうことも考えられます。
また海外に委託するオフショア開発の場合は、こちらの意向を現地のエンジニアに伝えるのが少し難しいことも多いです。
ラボ開発をする上での注意点はある?
ラボ開発を行う上での注意点は2つです。
- 頻繁に情報共有のためのMTGを行う
- 実績のあるオフショア開発企業を選ぶ
まず定期的に現地の開発法人と情報共有を行っておくことは非常に重要なポイントです。
ラボ開発の場合は、仕事がなくても期間ベースで報酬が発生してしまうため、稼働状況のチェックや成果物の確認をしておく必要があります。
作業内容の説明をしてもらわないと、明らかに本社と現場の意図が異なる場合もあるため、かなり注意する必要があります。
またなるべく実績のあるオフショア開発企業を選んでおくことをおすすめします。
オフショア開発の実績のない企業を選んでしまうと、開発のクオリティに影響が出てしまうことも少なくありません。
せっかく安く頼んでも、クオリティが低くて出せないものだった場合、意味がないので必ず開発のクオリティには注意することが必要です。
まとめ
今回はラボ開発(契約)とは何か、請負契約の違いからメリットデメリットについて詳しく解説してきました。
オフショア開発をするなら、ラボ開発(契約)は非常に便利な契約形態です。
ただラボ開発(契約)は、海外に開発業務を委託する分、コミュニケーションをしっかりとっておかないと納品物や設計などが曖昧になりがちです。
ラボ開発(契約)を検討している方は、必ず責任者をつけて、事細かくコミュニケーションが取れるように工夫しましょう!
ONETECHはベトナムオフショア開発でAR/MR/VRソフトウェアの開発、AI、Iotの開発に力を入れています。AR/MR/VRソフトウェアの開発、AI、Iotの開発のご相談はOne Technology Japanへお気軽にお問い合わせください。