VR技術は不動産や建設業界でも高い注目を集めています。
「バーチャル住宅展示場」は、VR技術を活用することで、VR空間で建物を仮想的に再現することができるサービスです。
バーチャル住宅展示場を覗けば、おうちにいながらスマートフォンやパソコンでモデルハウスやデザインした住宅の中を見学できます。
今回は住宅展示に関連する、VR技術を活用したサービスを3つご紹介します。
MY HOME MARKET
MY HOME MARKETは、バーチャル住宅展示場で顧客が自由に家を探せるようにすることで、ハウスメーカーの住宅営業を劇的に省力化するプラットフォームです。
MY HOME MARKETでは、実際の物件を撮影するVRではなく、すべてCGで作成されたVRを使用しています。
顧客向けのメリット、出展企業向けのメリットに分けてそれぞれ解説します。
顧客のメリット①:いつでもどこでも検討できる
スマートフォンを使えば、24時間365日、いつでもどこでもVR空間で家を作ることができます。顧客は建てたい家のイメージをはっきりと持つことができます。
顧客のメリット②:予算の見積もりができる
住宅商品本体の価格はもちろん、住宅整備のオプションを選ぶことで、ディテールに合わせた予算を見積もることができます。
顧客のメリット③:予算の見積もりができる住宅をVRで体感できる
顧客は住宅の完成イメージを、高精細なVRで様々な角度から確認することができます。
住宅全体から家具の細やかな部分までをVRで確認することで、生活のイメージを体感できます。
出展企業のメリット①:成約確度の高い問い合わせの増加
バーチャル住宅展示場を顧客が自由に見て回ることで、顧客は自身で事前に十分な検討をしてから来店するようになります。
そのため、より成約確度の高い顧客と実際に会って商談をすることができます、
出展企業のメリット②:打ち合わせ回数の削減
顧客は、自身でVRを確認して価格のシミュレーションを行うため、打ち合わせがスムーズに進みます。オプションも選択できる項目を絞ることで迷いがなくなります。
その分、打ち合わせの回数を減らすことができ、企業と顧客双方の負担を軽減することができます。
出展企業のメリット③:施工後の顧客満足度の向上
従来のような図面だけでの確認ではなく、高精細なVR空間で住宅を確認できるため、お互いのイメージの齟齬がなくなります。
そのため、顧客の希望に寄り添った施工が可能になり、施工後の顧客の満足度も上がります。
公式サイト:MY HOME MARKET for Business:https://biz.myhomemarket.jp
ジブンハウス
ジブンハウスは、VR技術を使ったデザイン規格住宅を販売しているブランドです。
「シンプルで質の良いまっしろなハコ」をコンセプトに、高品質で安全性の高いスタイリッシュな住宅を提供しています。
VR技術によってスマホで住宅を検討できるので、顧客は自身のライフスタイルに合わせて家を探すことができます。
ジブンハウスを利用するメリット
実際に試してみるのをおすすめしますが、ジブンハウスのwebサイトでは、「スマートカスタム」という機能を体験できます。
スマートカスタムでは、豊富なラインナップから住宅の型を選び、さらに家のサイズや間取り、壁の模様、キッチンやバスルームのデザインなど、様々なオプションを選択することができます。
スマホでいつでも、VRで確認しながら家のデザインを検討することができます。そのため①で紹介したMY HOME MARKETを利用したときと似たようなメリットもあります。
すなわち、打ち合わせの負担を軽減したり、VR内覧で実際の生活イメージを体感したり、ディテールに合わせた予算を見積もったりすることもできます。
参考:ジブンハウス https://jibunhouse.jp
Shapespark
shapesparkは、建築・不動産業界のVRコミュニケーションツールです。建築士からインテリアデザイナーまで、建物に関わるすべての人が運用できます。
shapesparkを利用すれば、ユーザーはブラウザを使って簡単にオンラインミーティングルームを作成し、そこにVR空間を表示させることができます。
Shapesparkを利用するメリット
従来は、インテリアや建物についてのプレゼンテーションをする際には、実際に現地まで行き、顧客に直接見てもらいながら紹介するのが一般的でした。
しかし現地から遠く離れた場所に拠点がある場合、プレゼンのために直接現地へ行くというのは、負担が大きいこともありました。
そこでshapesparkの出番です。このサービスを利用すれば、どこにいても3Dの立体空間を表示させることができます。
そのため、現地に直接出向かなくても、高い臨場感で顧客にプレゼンできます。
参考:ON ETECH「不動産におけるVR活用を支援するSHAPESPARKとは」
VRバーチャル展示場「HOUSE DECOR(ハウスデコ)」
ONETECHはベトナムオフショアでXR開発を得意としております。この度VRバーチャル展示場「HOUSE DECOR(ハウスデコ)」の開発プロジェクトをスタートしました。
HOUSE DECORは、新居をお探しのお客様がWEB上で自由に新居をゲーム感覚でカスタマイズできます。お客様はWEB上でカスタマイズした新居を保存でき詳細についてはオンラインチャットで気軽にハウスメーカーや工務店に問い合わせする事ができます。
ハウスメーカーや工務店もWEB上からCGモデルを設定する事ができ、WEB上でのオンライン商談予約や顧客管理も同時に実現可能です。2021年中にリリースをする予定です。
定期的に進捗報告もしております。
まとめ
今回は住宅展示に関連する、VR技術を活用したサービスを3つ紹介しました。どれも魅力的なサービスだったと思います。
バーチャル住宅展示場を利用すれば、打ち合わせの負担が減るだけでなく、質の高いイメージを立体的に見られるので、住む人の希望に寄り添った施工ができるようになります。
これから家を建てようとしている方は、ぜひ手元のスマホやパソコンでバーチャル住宅展示場を覗いてみてください。
ハウスメーカーの方は、より効率的で満足度の高い接客と施工のために、VRサービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。