YouTube以外|独自に動画配信サービスを制作する方法を紹介

動画投稿サイト「Youtube」を使わず、独自に「動画配信システム」を作りたいと考えていませんか?

しかし、具体的にどのようなサービスを制作すべきか、イメージできないとお悩みの方もいるはずです。

Vue.js + AWS Serverless Video Distribution System

そこで本コラムでは、Youtube以外の動画配信サービスの制作方法について詳しく解説します。また、自社制作するサービス構築の選択肢も解説しているので、参考にしていただけると幸いです。

ONETECHでは、動画配信サービスの制作をサポートいたします。制作方法を知りたい方、制作を依頼したい方は、オフショア開発を提供するONETECHまでご相談ください。

YouTubeにおける動画配信サービスの特徴

まずはYoutubeがどういった動画配信サービスなのか理解していただくために、サービスのポイントを4つ整理しました。

「Youtube以外」という条件で、動画配信サービスを制作する際の参考にしてみてください。

①ストリーミング再生・オフライン再生

Youtubeでは、PCやスマホといったデバイスに動画データをダウンロードすることなく視聴できる「ストリーミング再生」が採用されています。通信機能を使える場所ならどこでも動画視聴できるほか、動画データの容量を気にせずに、複数の動画を視聴できるのが特徴です。

また、有料プランを契約すれば、動画データをダウンロードして視聴できる「オフライン再生」を利用できます。飛行機の中や旅先など、電波の悪い場所でもYoutube動画を楽しめるのが特徴です。

ライブ配信

Youtubeでは、リアルタイムで動画を配信できる「ライブ配信」が搭載されています。例えば、以下に示す3つの方法でライブ配信できるのが特徴です。

  • Webカメラ配信|PCを利用した配信
  • モバイル端末配信|スマホを利用した配信
  • エンコーダ配信|複数のカメラを用いた配信

ニーズに合わせて自由にライブ配信を行えることはもちろん、スマホといった小型のデバイスを利用することにより、場所を問わず配信できます。

③月額課金制

Youtubeは基本無料の動画配信サービスですが、以下のような制限を解除するためには「月額課金制」を契約しなければなりません。

  • 広告なしで動画を視聴できる
  • YouTube Musicの音楽をバックグラウンド再生できる
  • オフライン再生を活用できる

15秒、長いものだと30秒近くかかる広告を削除できるなど、ストレスフリーな動画視聴が可能です。より快適に動画配信サービスを利用したいユーザー向けとして、以下の料金で有料プランが提供されています。

登録の種類 個人 ファミリー
Android版アプリの利用 1,180円/月 2,280円/月
iOS版アプリの利用 1,550円/月 2,900円/月
Webサイトの利用 1,180円/月 2,280円/月
学割プラン 680円/月

④広告収入

Youtubeでは、動画投稿者向けに「広告収入」の機能が搭載されています。

広告収入とは、動画視聴時に発生する広告の閲覧数に応じて、報酬が支払わせる仕組みのことです。より多くの視聴回数を獲得できる人ほど広告収入が増えるため、動画投稿数を増やすきっかけになる機能だといえます。ただし、広告収入を受けるためには次の条件をクリアしなければなりません。

【動画投稿による広告収入】

  • チャンネル登録者数が1,000人に到達していること
  • 直近の12か月間で視聴時間が4,000時間以上であること

【ショート動画による広告収入】

  • 視聴回数が累計1,000万回以上であること

よくある動画配信方法の種類

よくある動画配信方法の種類

Youtubeを含め、動画配信サービスは以下の2種類のうちどちらかに該当します。

  • 動画投稿サービス
  • ビデオオンデマンド(VOD)

配信方法の特徴を詳しく見ていきましょう。

①動画投稿サービス

動画投稿サービスは、登録ユーザーに動画を投稿してもらうタイプの配信方法です。Youtubeはこちらの配信方法に該当し、豊富な登録ユーザーが自由に動画を投稿しています。

ちなみに動画投稿サービスは、不特定多数のユーザーが動画投稿するため、セキュリティ対策が重要です。倫理・マナーを守った動画が投稿されているのかチェックする必要があるほか、違法動画が投稿されないように、24時間365日チェックが必要だと覚えておきましょう。

➁ビデオオンデマンド(VOD)

ビデオオンデマンド(VOD)とは、管理者のもと動画が登録されて一般ユーザーに公開される配信方法です。Amazon Prime VideoやNetflixのような配信サービスが該当します。

動画を一括管理できることはもちろん、視聴者が好きなタイミングで動画作品を視聴できるのが特徴です。ただし、登録する動画の準備や、他社作品の登録契約が必要になるので準備に時間がかかってしまいます。

中には、ビデオオンデマンド(VOD)とライブ配信をまとめて提供しているサイトも見つかります。

YouTubeを使わずに動画配信サービスを自社制作する魅力とは?

動画配信はYoutubeで簡単に実施できますが、企業として動画配信を行いたいのなら、自社制作するのがおすすめです。

おすすめする理由を3つ整理しました。

自社独自にカスタマイズできる

自社制作すれば、機能やデザイン、連携機能を自由にカスタマイズできます。

自社で提供している別のサービスと連携できることはもちろん、必要な機能を自由に搭載できるのが魅力です。Youtubeの場合、配信方法に制限があるほか、いつの間にか「BAN(強制退会)」される可能性もあるため、安全に動画配信を継続できます。

手数料がかからない

Youtubeを利用する場合、有料プランといった手数料をかけなければ、満足のいく動画配信を行えません。一方、自社制作すれば手数料をかけずに動画配信を行えます。

もちろん、動画を登録するサーバー管理費用がかかってしまうでしょう。ですが、カスタマイズの自由度などを勘定すると、自社制作のほうがトータルコストを抑えやすいのも事実です。

Youtube以上の高品質な動画配信と、低コストな利用を検討しているのなら、自社制作がおすすめです。

マネタイズできる

自社制作した動画配信サービスがあれば、企業の目的に合わせて自由にマネタイズできます。例えば、次のような方法でマネタイズが可能です。

  • 動画の販売
  • 会員登録の会費
  • ライブ配信の参加費用

Youtubeによる広告収入以上のマネタイズを行えるため、ビジネスとして動画配信サービスを制作してみてはいかがでしょうか。

動画配信サービスを自社制作する3つの選択肢

動画配信サービスを自社制作する場合、3つの選択肢から構築方法を選べます。

具体的に、どのような構築方法があるのか見ていきましょう。

  スクラッチ開発 パッケージ・プラットフォームによる構築 クラウド型動画配信システムの利用
開発の自由度
費用
開発期間
依存度 依存しない パッケージ・プラットフォームに依存する システム提供元に依存する
マネタイズのしやすさ しやすい しにくい しにくい

スクラッチ開発

スクラッチ開発は、システムを1から制作する開発方法です。機能やデザインなどをすべてイメージ通りにカスタマイズできます。

開発費用が高いことはもちろん、最低でも3ヶ月~1年の製作期間が必要ですが、マネタイズのしやすさ、そしてシステムや提供元のルールに依存せず、自由にサービス展開できるのが魅力です。

パッケージ・プラットフォームによるサービス構築

パッケージ・プラットフォームによる構築は、既存のシステムなどを用いて開発する方法です。

用意されているパッケージ・プラットフォームを組み合わせて制作するため開発期間を押さえられるほか、低コストで開発できます。ただし、カスタマイズ性やシステムが制限されやすいと覚えておきしょう。

クラウド型動画配信システムの活用

クラウド型動画配信システムは、あらかじめ準備されているシステム内に、デザインなどを付け足していく開発方法です。Webを利用して動画や映像コンテンツを配信できるため、企業はもちろん一般ユーザーも利用しています。

3つの選択肢の中で最も低コストな開発が可能ですが、機能が制限されることはもちろん、処理スピードや機能が提供元に依存してしまうのがネックです。

Youtube以外の動画配信サービス事例

開発の参考として、Youtube以外の動画配信サービスの事例を以下に整理しました。

  • Vimeo
  • DTube
  • Archive,org
  • Metacafe
  • 9GAG TV
  • Dailymotion
  • Vevo
  • Twitch
  • TED
  • Sony Crackle

国内で提供されているほか、海外でも人気の動画配信サービスです。開発においてどのような機能が必要なのか、チェックする参考にしてみてはいかがでしょうか。

また、弊社ONETECHでも、動画配信サービスの開発実績がございます。以下に開発事例を掲載していますので、あわせてご参考いただけると幸いです。

ONETECHの動画配信サービス構築実績を見る

動画配信サービスの制作・構築はONETECHにご相談ください

近年では、Youtubeではなく自社制作による動画配信サービスを提供する会社が増えています。マネタイズしやすいことはもちろん、デザインや機能を自由にカスタマイズできるため、ビジネス面としても自社制作のメリットが大きいのです。

ただし、社内リソースやノウハウがなく、自社制作できないとお悩みの方もいるでしょう。それならまずは、サービス・システム開発のプロに相談することをおすすめします。

ONETECHでは、動画配信サービスの制作をサポートいたします。制作方法を知りたい方、制作を依頼したい方は、オフショア開発を提供するONETECHまでご相談ください。

 

関連ページ

「自社独自の動画配信システムを作成したい」と考えている方も多いでしょう。しかし、具体的な構築方法や手順がわからず動き出せない人も多いはずです。そこでこのコラムでは、動画配信システムの作り方をわかりやすく解説します。システム構築の選択肢と各種メリット・デメリット、そして構築の流れもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

無料相談・お問い合わせ
insightscanXのお問い合わせもこちらからお願いします。
2025年1月からフリートライアル募集中
ご相談やお見積もりは全て 無料 で対応いたします。

    「個人情報保護方針」をお読みいただき同意いただける場合は「送信」ボタンを押して下さい。
    入力していただいたメールアドレス宛に自動返信メールを送信していますので、お手数ですがそちらをご確認ください。
    無料相談・お問い合わせ
    insightscanXのお問い合わせもこちらからお願いします。
    2025年1月からフリートライアル募集中
    ご相談やお見積もりは全て 無料 で対応いたします。

      「個人情報保護方針」をお読みいただき同意いただける場合は「送信」ボタンを押して下さい。
      入力していただいたメールアドレス宛に自動返信メールを送信していますので、お手数ですがそちらをご確認ください。
      無料相談
      お問い合わせ