採用したは良いものの、スキル以前に文化の違いでうまくいかない!コミュニケーションが円滑にすすめられない!外国人採用では、こんな悩みがつきものです。ですが、事前に社員の出身国と日本との習慣や文化の違いを知っておくことで、ほとんどのトラブルは回避可能。ベトナム人エンジニアを採用したら一度は目を通しておきたい、そんな必読ポイントをまとめました。
ベトナムと日本の文化の違い
具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?「キャリア」「組織の中の個人」「男女格差」「家族観」「時間厳守」の5つのポイントから説明します!
キャリア
■ベトナム人:キャリアに前向きな人がとても多いです。
□日本人:キャリアに対してまだまだ保守的で、起業・転職願望は増えてはきましたが、未だ低めです。
ベトナム人の中には、起業を視野に入れ、いずれ独立を考えているという人も少なくありません!なので、入社時から身に付けたい言語や工程管理など、かなり具体的な目標設定を既にしている場合も。なので人事担当者は、しっかりとヒアリングしておきましょう。
ただし、出世願望が強いからと言って我が強すぎるということではなく、空気をとてもよく読んでくれる人が多いのでプロジェクト運営で困ることはそれほどありません。
組織の中の個人
■ベトナム人:ムダを嫌い、必要のないこと以外はやりたがりません。
□日本人:要不要が決まっていない場合「とりあえずやっておく」ことも…。
ベトナム人エンジニアは、設定した目標を達成するために必要なことを正確に把握して整理し、整理したステップ通りにひとつひとつ進めてくれる人が多いです。なので、「上長と連絡がつかなくなった返事待ちのテスト」などは上司と連絡がつくまで一切着手しないことも。
ただし、無駄を嫌うからといって情が薄いわけではもちろんありません。仲間のことは積極的にサポートしてくれます!
男女格差
■ベトナム人:圧倒的レディーファースト。
□日本人:未だ男尊女卑的な側面も。
ベトナム人は、親疎を問わず、女性を大切にしようとする男性がとても多いです。プライベートでのデート時の割り勘などもってのほかで、男性は恋人や妻を非常に大切にします。日本でも近年は男女の雇用機会均等など格差はすくなくなってきていますが、いまだに「女性は男性を立てるもの」という空気は根強く残っていることも多く、社内の飲み会の暗黙ルールなどでは注意が必要です。
ただし、レディーファーストだからといって、女性は守られるのではなく常に行動的で先進的。キャリアに積極的な女性が多数派です。
家族観
■ベトナム人:家族へのリスペクトを忘れません。
□日本人:仕事優先で行事参加は母親だけ、という場合が多い。
ベトナムでは、両親や兄弟などの家族間でも常にリスペクトを忘れません。家族の話題を振ると積極的に話してくれる人も。日本では父親は学校行事に参加しないことが多いですが、ベトナム出身の一家では、プロジェクトの繁忙期を避けて休みを取り、子供の運動会に出席するお父さんも沢山います。
ただし、家族を優先して仕事をおろそかにするわけではありません。価値観の上位には常に家族が居る、ということで、家族想いだからこそ仕事には熱心な人が多いです。
時間厳守
■ベトナム人:時間厳守の概念はとくになし。
□日本人:「時間を守るのは社会人の基本」という意識あり。
まず、これはベトナムにかぎったことではありませんが、日本以外の国では“時間厳守”は当たり前でないことがほとんどです。日本の電車の、数分の遅れも許さない運航に感動する外国人も多いです。遅れるとしても悪気はありませんし、指定された納期は守ってくれるので戸惑うかもしれませんが、成果物の確認やテスト工程で時間を必ず守ってほしい時には、注意点としてあらかじめ理由や状況を含め事情を説明しておくと良いでしょう。
こんなときどうする?
時にはこんなトラブルも!そんなときの対処法はこちら。
「出勤時刻を守ってくれない…」
時間厳守の概念についても書いた通り、ベトナム人は時間を守ることについて、「理由が無ければ」ユルい場合もあります。
→対処法:時間を守る意義を丁寧に伝える!
重要な会議がある朝や、交渉相手を待たせてしまう約束の時はもちろん、毎日の出勤時刻を皆が守っていることで作業が滞りなく進むことの意義について共有するようにしましょう。
「仕事を真面目にやってくれない。」
ベトナム人エンジニアが一見不真面目に見えてしまう場合があるとしたら、自分のキャリアに無関係な仕事を振られていると思われている可能性があります。
→対処法:目標設定を一緒に行う!
作業の工程を関わりのある範囲で広く説明したり、具体的な数字目標を“共に”設定することで、作業への関わり方を自分なりに見出してくれるでしょう。
「連絡が取れない!」
あまり多くあることではありませんが、ベトナム人エンジニアと突然連絡がとれなくなった社員の連絡先を本人の連絡先以外知らない(単身来日しているなど)場合、困りますよね。
→対処法:普段一緒に居る仲間に連絡を取ってみる!
ベトナム人は、比較的集団行動したがる人が多いです。なので、連絡が取れない場合にはふだん一緒にいる仲間にコンタクトを取りましょう。一緒に行動している可能性があります。
まとめ
ベトナム人の大まかな傾向として、「キャリアに前向き」、「無駄を嫌う」、「レディーファースト」、「家族を大切にする」、「時間厳守は必須ではない」といった特徴を挙げました。ただし、違いはあくまで「事前の」知識です。過度なステレオタイプはNGですし、お互いを国や文化を超えた「個人」として尊重することが何より大切なのは言うまでも有りません。注意点として互いが互いを知り、リスペクトしながら上手くやっていける方法を探せるのがベストです。相手に興味を持ち、まずは積極的に話しかけるところから始めましょう!
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