サービス告知、集客、フォロワー獲得といった目的で、ライブ配信をスタートしたい方も多いのではないでしょうか。しかし、アプリの種類が多いため、どの配信アプリを導入すべきかお困りの方もいるでしょう。
このコラムでは、複数あるアプリの中から使いやすさや利用ユーザー数などを総評し、ライブ配信アプリを5つだけ厳選して紹介します。アプリの選び方や活用例も紹介しているので、配信活動をスタートする参考にしてみてください。
ライブ配信アプリとは?
ライブ配信アプリとは、スマートフォンといったデバイスを使って気軽に配信を楽しめるアプリケーションのことです。
アプリを通じてコンテンツ配信やトークを実施すれば、配信者(ライバー)の認知度が高まっていきます。多くのフォロワーを獲得すれば、最終的に次の目的で配信を活用できるのが魅力です。
- 無料のサービス宣伝・告知
- 商品紹介・誘導
- 投げ銭による収益化
配信者の人気を維持できればできるほど、収益化の流れを生み出せます。近年ではSNSマーケティング、Webマーケティングと組み合わせることにより、多数のフォロワーを獲得している人・企業も大勢いる状況です。
ライブ配信アプリおすすめ5選
一言でライブ配信アプリといっても、複数のアプリがあり、利用するユーザー層が違います。
自分の配信するコンテンツに最適なアプリを選びたい方向けに、おすすめのライブ配信アプリを5つまとめました。ユーザー層や人気コンテンツも含めて紹介しているので、気になるアプリがないかチェックしてみてください。
①17LIVE(イチナナライブ)
17LIVEは、ユーザー登録者数が5,000万人を超える国内で高い人気をもつ配信アプリです。利用者層は10〜70代と幅広く、男女比もおよそ半数ずつと広い需要を獲得しやすいアプリだと言えます。
また、人気のコンテンツとしては「雑談・トーク」「演奏」「アニマル」「ゲーム」などがあるようです。公式認定のイチナナライバーとして活動したい場合には事務所オーディションを受ける必要があります。
②Spoon(スプーン)
Spooonは、映像有の「LIVE」、録音を流す「CAST」、ラジオ感覚で実施できる「TALK」という3つの手法を選べる配信アプリです。主な利用者層は16〜24歳の若年層であり、若者向けの配信に最適なアプリだと言えます。
ちなみにSpoonは、若者向けということもあり「雑談」「ASMR」「寝落ち」などが人気なようです。作業BGM代わりに視聴しているユーザーも多いことから、視聴者との会話型の配信が人気を集めています。
③IRIAM(イリアム)
IRIAMは、VTuberなどオリジナルデザインのキャラクターを使って配信ができるアプリです。若者を中心に人気を集めているVTuberであることから、主に18~24歳のユーザーが指示しています。
また、VTuberとして活動するため、人気のジャンルは「トーク」です。キャラクターになりきり、日常生活やVTuberとしての活動、イベント情報を発信したい方に最適なアプリだと言えます。ただし、VTuberのキャラクターを準備するためには、別途費用がかかることに注意しなければなりません。
④ふわっち
ふわっちは、ライバー・視聴者とのコミュニケーション機能が豊富なアプリです。13歳から利用できる若年層向けのアプリかと思いきや、20代後半〜40代の視聴者が多いと言われています。
ちなみにふわっちは「声」「雑談」「音楽」といったカテゴリが人気です。若年層〜中高年に向けた配信を実施したい人に最適なアプリだと言えます。
⑤Pococha(ポコチャ)
Pocochaは、ライバーへのサポートが充実した安全性特化のアプリです。誹謗中傷や不適切なコメントを非表示にできるため、健全な配信を維持できます。また、Pocochaは利用年齢層が幅広く、世代を問わずまんべんなくフォロワーを獲得しやすいのが特徴です。
主に人気の配信カテゴリは「雑談」「カラオケ」となります。視聴者とのコミュニケーションを楽しみつつ、安全な配信を続けたいという人におすすめです。
ライブ配信アプリの選び方
複数あるライブ配信アプリを1つに選びきれないと悩む方も多いでしょう。参考として、導入するアプリの選び方を4つまとめました。
導入してみたいアプリが複数ある方は、比較検討に役立ててみてください。
利用ユーザー数をチェックする
まずは視聴人数に関係する「利用ユーザー数」をチェックしましょう。
アプリによって導入数が違うほか、リアルタイムで利用しているユーザー数にも差があります。場合によっては総インストール数が多い一方で、リアルタイムの視聴者が少ないケースがあるかもしれません。
もし利用ユーザー数の多いアプリで配信したいのなら、気になるアプリをすべてインストールしてみて、人気ライバーの視聴者数をチェックしてみてはいかがでしょうか。
人気のジャンルを調べる
配信したい内容が決まっているのなら、アプリの人気ジャンルを調べてみましょう。
なぜなら、相性の良くないジャンルを選ぶと視聴者が集まりにくく、フォロワー獲得や宣伝効果を下げてしまうからです。参考として、相性が悪いケースを以下にまとめました。
- 若者に配信したいけれど中高年の多いアプリを選ぶ
- 女性向けの配信なのに男性利用者の多いアプリを選ぶ
本記事では各アプリの人気ジャンルをまとめています。視聴者は人気な配信に偏りやすい傾向があるため、必ず自分の目的とジャンルがあてはまるのかチェックしてみてください。
便利機能の数を比較する
アプリを導入する際には、使いやすさをチェックすることも重要です。
例えば、配信までの操作手順が多いアプリよりも、ワンタップで手軽にスタートできる方がストレスを感じません。また、アプリの中には次のような便利機能が搭載されています。
便利機能 | 概要 |
録画機能 | 画面を録画して動画として投稿できる |
スクリーンショット機能 | SNS投稿用にスクリーンショットを撮る |
コメント表示・非表示機能 | 見たくないコメントを消す |
コメントソート(振り分け)機能 | 対象の視聴者コメントだけチェックする |
ブラックリスト登録 | 誹謗中傷をするユーザーが視聴できないようにする |
セキュリティサポート機能 | エラーをすぐに解消する |
上記の便利機能はほんの一例です。公式サイトの情報なども参考にしつつ「これがあると配信が楽になる」「気軽に配信しやすくなる」ような機能が多いアプリを探してみてください。
稼ぎやすさを見てみる
配信アプリを収益化のために活用したいのなら、稼ぎやすさをチェックしましょう。なぜなら、視聴者層や年齢層によって稼ぎやすさに傾向が生まれるからです。
- 中高年層が多い場合は投げ銭額が高額になりやすい
- 異性のユーザーが多いと投げ銭を得やすい
他にも、配信ジャンル・コンテンツごとに投げ銭のしやすいさなどが変化します。配信すればすぐに投げ銭をもらえるわけではないため、事前にどういったジャンルが良いのか、どういったスタイルが望ましいのか、どの年齢層・性別をターゲットにすべきかなど、計画を立ててから動き出すのがおすすめです。
ライブ配信アプリの活用例
中にはまだ、ライブ配信アプリを使いどのような配信をすべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
参考として、アプリを使った配信例を3つ紹介します。目的によって配信スタイルや動き方が変化するため、紹介する情報をもとに、自身の目的に合う配信スタイルを検討してみてください。
趣味として配信する
「個人で気軽に配信したい」「日常生活を楽しむために配信したい」など、楽しみのために配信したい方は、マーケティングや計画を立てずに、自分の気になるアプリを導入するだけで問題ありません。
配信によって視聴者と会話できるほか、自分の活動を見てもらいながら行動意欲を高められます。着の身着のままに配信するだけでも配信を満喫できるので直感だよりにアプリを導入してみましょう。
ただ、ある程度は視聴者を獲得したいのなら人気ジャンルをチェックするのがおすすめです。人気なコンテンツであるほど視聴者が集まりやすいため、より多くの人とコミュニケーションを取れるようになります。
知名度アップのために配信する
「フォロワーを増やしたい」「人気になってイベントなどを開催したい」といった目的でアプリを導入するのなら、必ず以下のポイントを抑えたうえでアプリを選んでください。
- ジャンル
- アプリ利用ユーザー数
知名度の高さは、配信時の視聴者数に比例します。人気ジャンルのあるアプリで配信することはもちろん、自分の配信が刺さるユーザーのいるアプリを見つけなければ、知名度アップに時間がかかるかもしれません。
また、SNSと連携しやすいアプリを見つけるのもひとつの手段です。次回配信予定をSNSで発信しやすくなるほか、SNSのフォロワーを配信に呼び込めるようになります。
利益を考えて計画的に配信する
「収益を生み出したい」「商品を販売したい」のなら、以下のポイントを考えたうえで配信をスタートしましょう。
- 投げ銭機能が充実したアプリを探す
- ユーザーに刺さる内容を考える
- 収益化につながりやすい話題やトークを研究する
収益化を目的とする場合、自分が配信したい内容よりも、収益性の高い配信を意識することが重要です。やみくもに導入しても収益化にはつながらないため、動き方やキャラクター性など、設定を決めたうえで配信することをおすすめします。
ライブ配信アプリのよくある質問
ライブ配信アプリについて、よくある質問をまとめました。
ライブ配信では何を話したらいいの?
ライブ配信アプリを趣味として楽しみたいのなら、自分が興味を持っていること、好きなことを話せばよいでしょう。ただし収益化を目的としているのなら、視聴者のニーズに合う話題を出したり、トレンドの話を出したりと、計画的なトークが求められます。
ライブ配信に問題点・注意点はある?
配信の知識がないと映像トラブルが起きやすくなるほか、配信用の機材が必要になるといった注意点があります。また、誹謗中傷をおこなう視聴者もいるため、セキュリティ対策・安全対策の実施が必要不可欠です。
おわりに
ライブ配信に最適なアプリを5つ紹介しましたが、配信したい人の目的によって導入すべきアプリが違います。本記事では、配信の人気コンテンツ・利用ユーザー数をまとめているほか、アプリの選び方も詳しく解説しています。 自分でアプリを選びきれないとお悩みなら、ぜひ本記事の情報を参考に最適な配信アプリを検討してみてください。
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