今回ご紹介するのは、コーディングの知識がなくても利用できるおすすめの「ノーコードツール」です。Webサイト構築やアプリ開発など、さまざまな目的でノーコードツールが利用されているのをご存じでしょうか。
そこでこの記事では、おすすめのノーコードツールを12種類、詳しくご紹介します。また、ノーコードツールの選び方や利用時の注意点も解説しているので、ツール導入の参考にしてみてください。
ONETECHでは、ノーコードツールを利用してコストダウンをしたい方、ノーコードツールに足りない機能をカスタマイズしたい方などのご相談を承っています。ノーコードツールプラスアルファが必要な際は、ぜひ無料相談・お見積もりをご利用ください。
おすすめのノーコードツール12選
まずは、初心者でも利用できるノーコードツールを用途別に12種類ご紹介します。
ツールの特徴はもちろん、便利機能も解説しているので、自分の目的で利用できるノーコードツールがないか、ぜひ確認してみてください。
Webサイト構築で使えるノーコードツール
Webサイトを構築するためには、マークアップ言語やデザインを学ぶ必要があります。
一方、そういった時間のかかる学習や作業を無くせるサイト構築方法があることをご存じでしょうか。
ここでは、Webサイト構築で使えるおすすめのノーコードツールを3つご紹介します。
①ペライチ
ペライチとは、初心者向けWebサービス作成サービスを提供する「株式会社ペライチ」が提供しているサービスのことです。
用意されているテンプレートを選択するだけで、簡単にお店や会社のHPを用意できます。Webサイト構築の知識がなくても、簡単にメールフォーム、決裁機能、予約、メルマガ機能を追加できるのが魅力です。
月額制かつ低価格で利用できるサービスなので、自身のHPを持ちたい、簡単にHPを作りたいという方は、ぜひ活用してみてください。
ペライチの特徴 | |
運営会社 | 株式会社ペライチ |
住所 | 〒111-0041 東京都台東区元浅草三丁目7番1号 住友不動産上野御徒町ビル8階 |
利用プラン | スタートプラン:無料 ライトプラン:月額1,465円 レギュラープラン:月額2,950円 ビジネスプラン:月額3,940円 ビジネス+プラン:月額6,910円 |
②STUDIO
STUDIOは、Web開発やコミュニティマーケティングに力を入れている「STUDIO株式会社」が提供しているサービスです。
テンプレートなどに縛られることなく、自由自在なデザインでWebサイトを構築できます。ワンクリックで簡単にWebサイトを用意できるため、短時間でおしゃれなサイトを生み出せるでしょう。
フリープランから高品質なサイトを用意できるため、気軽にHPを持ちたい方は、ぜひ利用してみてください。
STUDIOの特徴 | |
運営会社 | STUDIO株式会社 |
住所 | 〒150-6090 東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスグラススクエアB1F |
利用プラン | Freeプラン:無料 Starterプラン:月額980円 CMSプラン:月額1,980円 Businessプラン:月額4,980円 |
③WordPress
WordPressは、Web開発に力を入れている「Automattic(オートマティック)」が提供しているサイト作成ツールです。
時間のかかってしまうWebサイト構築をノーコード化し、自由なHP作成を実施できます。無料で利用できるプラグインやデザインテーマも充実しているため、予算を抑えつつ利用できるのが魅力です。
自分でサーバーやドメイン登録ができる人は、ぜひ利用してみてください。
WordPressの特徴 | |
運営会社 | Automattic(オートマティック) |
住所 | アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ |
利用プラン | ツール利用自体は無料 ※別途サーバー契約、ドメイン登録が必要です |
ECサイト構築で使えるノーコードツール
ECサイトを構築するためには、Webサイト制作の知識はもちろん、決済方法などを登録する必要があります。ただ、初心者には荷が重く、時間がかかる作業となるでしょう。
そこで、ノーコードでECサイトを構築したいと考えているなら、こちらで紹介するノーコードツールを利用してみてはいかがでしょうか。
①Shopify
Shopifyは、オンラインストアやPOSシステム開発を提供している「Shopify Inc.」のサイト作成ツールです。
メールアドレスを登録するだけで、簡単にECサイトを作り出すことができます。ネットショップ開業やグローバル販売にも対応できることから、世界規模でECサイトを立ち上げたい方におすすめです。
Shopifyの特徴 | |
運営会社 | Shopify Inc. |
住所 | カナダオンタリオ州オタワ |
利用プラン | ベーシックプラン:月額25ドル スタンダードプラン:月額69ドル プレミアムプラン:月額299ドル |
②SpreadSimple
SpreadSimpleは、Web開発に力を入れている「SpreadSimple.inc」のECサイト作成ツールです。
海外発のスタイリッシュなデザインのECサイトをノーコードで用意できます。英語表記で海外向けのECサイトとして人気であり、グローバルショップ向けにサイトを作れるのが特徴です。
Shopifyの特徴 | |
運営会社 | SpreadSimple.inc |
住所 | – |
利用プラン | Freeプラン:無料 Proプラン:月額13ドル |
③BASE
BASEは、ネットショップ作成サービス、決済サービス、ショッピングサービスを提供している「BASE株式会社」のECサイト作成ツールです。
メールアドレス、パスワード、ショップURLを入力するだけで簡単にECサイトを準備できます。スタンダードプランをご利用いただければ、初期費用、月額費用0円で利用できることからお得にネットショップを持ちたい方におすすめです。
BASEの特徴 | |
運営会社 | BASE株式会社 |
住所 | 〒106-6237 東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー 37F |
利用プラン | スタンダードプラン:無料 グロースプラン:月額5,980円 |
アプリ開発で使えるノーコードツール
アプリ開発では、専用のプログラミング言語を活用したコーディング、UX/UIを意識したデザインなど、大規模な開発が欠かせません。
そういった作業をできる限り効率化したいなら、こちらで紹介するノーコードツールを利用してみてはいかがでしょうか。
①Bubble
Bubbleは、プログラミング開発を提供している「Bubble Group」の開発者向けのツールです。
ノーコードツールの中でも特に自由度の高いツールであり、プログラミングがはじめての方でも利用できるツールとして知られています。開発スピードを上げ、個人開発を楽にすることから、コーディングを効率化したい人におすすめです。
Bubbleの特徴 | |
運営会社 | Bubble Group |
住所 | – |
利用プラン | Freeプラン:無料 Personalプラン:月額25ドル Professionalプラン:月額115ドル Productionプラン:月額475ドル |
②Glide
Glideは、プログラミング開発を提供している「Glide.inc」の開発者向けのツールです。
アメリカ初のノーコードツールであり、ノーコードツールとしては珍しく、Excelやスプレッドシートを利用してアプリ開発を行えます。
コーディングを一切行わずにアプリ開発に対応できるため、個人開発も実現可能です。
Glideの特徴 | |
運営会社 | Glide.inc |
住所 | – |
利用プラン | Freeプラン:無料 Proプラン:月額99ドル Businessプラン:月額249ドル Enterpriseプラン:月額799ドル |
③AppPublisher
AppPublisherは、メール配信、メッセージングサービスを提供している「エンバーポイント株式会社」の開発者向けのツールです。
国内向けのアプリ制作を行うことができ、データ分析、運用まで幅広く対応できます。
コンテンツやシステム自体をノーコードで構築できることから、プログラミングスキルがない方でも使いやすいツールです。
AppPublisherの特徴 | |
運営会社 | エンバーポイント株式会社 |
住所 | – |
利用プラン | Freeプラン:無料 Proプラン:月額99ドル Businessプラン:月額249ドル Enterpriseプラン:月額799ドル |
その他にも活用できるノーコードツール
近年では、Web構築やアプリ開発の他にも、さまざまなノーコードツールが登場しています。
中でも有名なノーコードツールを3つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
①UMWELT|AI開発として活用
UMWELTは、自己学習を行うAI開発に利用されるノーコードツールです。
データ収集や前処理に対応できるほか、需要予測や自動管理システムを利用できます。
機械学習を続けることによって、自社の考えにあわせた処理能力を高めることも可能です。
UMWELTの特徴 | |
運営会社 | 株式会社トライエッティング |
住所 | 〒460-0006 愛知県名古屋市中区葵1-20-22 セントラル名古屋葵ビル 4階 |
利用プラン | 要問合せ |
②Notion|業務効率化として活用
Notionは、業務効率化としてタスク管理・スケジュール管理に利用できるノーコードツールです。
メモしたドキュメントをノーコードで整理できるほか、おしゃれなテンプレートを活用することによって、資料作成、ページの用意を効率化できます。
関係者と共有して、業務効率化を図ることも可能です。
Notionの特徴 | |
運営会社 | Notion Labs |
住所 | アメリカサンフランシスコ州 |
利用プラン | フリープラン:無料 プラスプラン:月額8ドル ビジネスプラン:月額15ドル |
③Zapier|業務効率化として活用
Zapierは、ワークフローを自動化できる業務効率化用のノーコードツールです。
他ツールと連携でき、入力されたデータを表計算ソフトに反映できるなど、さまざまなワークフローを自動化できます。
複雑なワークフローを簡易化できることから、時間のかかる手作業を大幅に削減できるのが魅力です。
の特徴 | |
運営会社 | Zapier Inc. |
住所 | アメリカサンフランシスコ州 |
利用プラン | Freeプラン:無料 Starterプラン:月額2,677円 Professionalプラン:月額6,561円 Teamプラン:月額53,421円 Companyプラン:月額106,975円 |
安全な導入に欠かせないノーコードツールの2つの選び方
ノーコードツールを導入したい人の中には、導入後に大きな変化があることを不安視する方もいるはずです。
続いて、安全にノーコードツールを導入する方法として、2つのツールの選び方についてご紹介します。本格導入を検討しているのなら、ぜひ参考にしてみてください。
①無料お試し期間があるものから選ぶ
ノーコードツールをいきなり本格導入する人もいますが、思うように使いこなせなかったり、目的とは異なるツールを導入してしまったりするケースがあります。
そういった問題を回避し、安全に導入を進めたいなら、無料お試し期間のあるノーコードツールを利用してみてはいかがでしょうか。
お金をかけずに試行期間で操作することによって、いつでも別のツールにシフトチェンジできます。
中には月額で高額な費用が発生するノーコードツールもあるため、段階的な導入を検討してみてください。
②自社の目的・課題を抽出したうえで選ぶ
ノーコードツールを導入する前に、自社で抱える目的や課題を抽出しておくと、ツール選びが楽になります。
ノーコードツールといっても、さまざまな種類が提供されており、似たようなツールであっても利用できる機能や課題を解決できるポイントが異なるのが特徴です。
事前に自社の目的や課題を抽出しておけば、その条件に合うノーコードツールを取捨選択できるほか、比較検討の条件としても利用できます。
より効果のあるノーコードツールを利用するためにも、目的や課題を抽出してみてはいかがでしょうか。
ノーコードツールの注意点3つ
ノーコードツールを利用し始めると、従来の動き方から大きく変化していきます。
それに伴う、注意点が3つあるので、利用前に確認しておきましょう。
①各ツールの機能に依存してしまう
ノーコードツールは、ノーコード用に機能が組み込まれた状態でサービス提供されています。
つまり、ノーコード以外の部分には対応できず、コーディングを行って応用する必要があると覚えておきましょう。
ただし、基本操作や編集はノーコードでほとんど対応できます。こだわりたいポイントやプロ仕様の編集を行いたい場合にはノーコードで対応できない場合があるかもしれません。
②柔軟性が求められる大規模開発向きではない
ノーコードツールは、小規模な開発や単発的な開発に利用しやすいツールです。
ノーコードは、ある程度「型」が決まった状態で操作する必要があるため、柔軟性を求められる大規模開発には向いていないことも理解しておきましょう。
③拡張機能に対応しているか確認が必要
ノーコードツールによっては、プロ向けの機能を追加できる「拡張機能」が搭載されているもの、されていないものがあります。
将来、開発などで機能を追加したり、新たなシステムを組み込みたいと考えているなら、事前に拡張機能のあるノーコードツールを導入することをおすすめします。有志の方が作成したAPIなどを組み込めるのかも確認しておくといいでしょう。
ONETECHは、ノーコードツールを使って時間短縮したい、コストダウンしたいなどの希望はあるけど機能が少し足りない、現在のシステムと連携したいなどのご要望にお応えしています。上記ご紹介したすべての実績はないですがノーコードツールは開発者向けのドキュメントやAPIなどを用意しているケースがほとんどです。お客様の課題を素直にヒヤリングしてノーコードの利点や注意点を鑑みながら最適な提案をしてまいります。
ONETECHノーコーツールを利用した実績
WordPress(ワードプレス)サイトのサブスクリプション機能開発
PHPフレームワークのWordPress(ワードプレス)で構築したサイトでサブスクリプション処理の最適化による追加改修。 ソフト購入時の使用期限日の生成処理を初回利用時のタイミングに変更しました。
おわりに
今回の記事では、初心者から利用できるおすすめのノーコードツールを分野ごとに紹介しました。
それぞれ、特徴や機能、料金が異なるため、ツールを選ぶ際には、自社の課題を解決できるツールを選定することが大切です。
もし、導入の知識がなく対応できないとお困りなら、ノーコードツールに精通している専門業者にご相談ください。
ONETECHでは、ノーコードツールを利用してコストダウンをしたい方、ノーコードツールに足りない機能をカスタマイズしたい方などのご相談を承っています。ノーコードツールプラスアルファが必要な際は、ぜひ無料相談・お見積もりをご利用ください。