「ARアプリを活用して効率的にコミュニケーションを取りたい」
「Vuforia Chalkでどのようなことをできるのか気になる」
スマホ向けのARフレームワークが普及した今では、コミュニケーションに便利なVuforia Chalkを利用できます。同じ空間を共有できて、チョークで自分の意思を伝達できるのがポイントです。
ONETECHはベトナムオフショア開発でAR/MRアプリ開発をVuforiaを利用して開発しています。
2020年コロナ禍のなかで遠隔支援やテレワーク が見直されています。Vuforia Chalkにより的確に作業支援が可能です。
この記事ではVuforia Chalkの特徴や機能について解説します。
Vuforia Chalkとは
Vuforiaとはスマートフォンやタブレット、ウェアラブルデバイスに対応したAR開発用ライブラリです。ARソリューションやPLMソフトウェアなどを開発するPTCにより提供されています。
このライブラリにはVuforia Engineが備わっていて、カメラやセンサーを目として機能させることが可能。デバイスにオブジェクトや空間を認識させることで、AR体験のできるアプリを開発できます。
コミュニケーションの新しい方法を実現するために、PTC社が開発したARアプリがVuforia Chalkです。App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできて、ARに対応したスマホなどで利用できます。
VuforiaとARKitによりVuforia Chalkは開発されました。本アプリを利用することで、他人と同じ空間を共有しながらコミュニケーションできるのが特徴。
また、アプリにはチョークマークを書ける機能があり、空間上に注釈を描けます。描いた注釈はオブジェクトや空間に記録されて、相手にマークで情報を伝えることが可能です。
Vuforia Chalkには30日間の無償期間があり、その間はアプリで誰かと連絡するのに料金がかかりません。chalk fanからアプリの利用に必要なアカウントを作成できます。
利用できるデバイス
2019年10月現在、Vuforia Chalkを利用できるスマートフォンは次の通りです。
- ARに対応したiPhone(5s,6,6 Plus,SE,7,7 Plus,8,8Plus,X,XS,XR,XS Max)
- ARに対応したiPad(5th generation,6th generation,Pro)
- 一部のAndroidスマートフォン(Pixel,Galaxy S8,Galaxy S9,Galaxy S10など)
Vuforiaに対応したデバイスが増えれば、今後Vuforia Chalkを利用できるスマホが増える場合があります。サポートされたデバイスの最新一覧はDownload Chalkから確認することが可能です。
遠隔支援やテレワークのサポート
従来のコミュニケーション方法である電話やメールでは、自分が伝えたいことを相手に理解してもらえない場合がよくあります。音声や文字だけで完全に情報を伝えるのは難しいこと。
例えば家電の直し方を教えるとき、不慣れな人に電話で教えても問題が解決しないケースがあります。しかしVuforia Chalkを活用してマークで伝えれば、相手に直し方を理解してもらいやすくなるのです。
実際にVuforia Chalkのサンプル動画 を見てみると、注釈により遠隔からの指示が適切に伝わっていることが分かります。2020年コロナ禍のなかで遠隔支援やテレワーク が見直されています。Vuforia Chalkにより的確に作業支援が可能です。
Vuforia Chalkでできること
「具体的にVuforia Chalkでどのようなことができるの?」と疑問に思う人はいるはず。Vuforia Chalkには主に次のような機能が備わっています。
- フリーハンドの書き込み
- IoTとの連携機能
それぞれの機能について簡単に見ていきましょう。
フリーハンドの書き込み
Vuforia Chalkでは相手の見ている画面情報にマークを書き込み、印で相手に情報を伝えることが可能。現場で作業する労働者やサポートを求める消費者への遠隔支援として役に立ちます。
IoTとの連携機能
前もってIoTと連携させておくことで、機器の動作に問題があるときにVuforia Chalkを呼び出すこともできます。
まとめ
2020年コロナ禍のなかで遠隔支援やテレワーク が見直されています。Vuforia Chalkにより的確に作業支援が可能です。
空間にマークを書き込みながらコミュニケーションできるARアプリがVuforia Chalkです。「相手に伝えたい情報が伝わらない」と悩む人に、Chalkによるコミュニケーションをオススメします。
ONETECHも2019年4月よりPTC IoT/AR パートナープログラムの認定パートナーとして活動しております。
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