FacebookのVRソーシャルサービス「Horizon」の魅力とは

ハードウェアに注目が集まりやすいVRですが、ソフト分野においても様々な取り組みが進んでいます。Facebookが提供を開始した「Horizon」は、VRをソーシャル空間で楽しむためのサービスです。Horizonではどのようなことができるのか、そしてどんな可能性を秘めているのかについて、ご紹介します。

Horizonとは

FacebookのVRソーシャルサービス「Horizon」の魅力とは

FacebookのVRソーシャルサービス「Horizon」の魅力とは。(Image: oculus.com/facebook-horizon/)

Horizonは(https://www.oculus.com/facebook-horizon/)、Facebookが自社のVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)、Oculus RiftとOculus Questでの提供を進めているソーシャルVRです。

従来のVRサービスというものは、ユーザーが一人でVR空間を楽しむことを主眼に置いたものが一般的でした。しかしHorizonをはじめ、ソーシャルVRと呼ばれるソフトについては、複数のユーザーが一つの仮想空間を共有し、そこで自由に活動ができるというものです。

ユーザーはHorizonの世界の中で生活するアバターを作成し、自身の分身を用いながらまるで自分がそこで生きているかのような体験を実現できます。

2020年8月にベータ版を開始したHorizonですが、VR機器さえあれば日本のユーザーでも登録手続きを行い、利用が可能です。

参考:MoguLive「フェイスブック、ソーシャルVRサービス「Horizon」ベータ版申込開始」
https://www.moguravr.com/facebook-horizon-beta-version/

Horizonの注目コンテンツ

Horizonはあらかじめ用意されているコンテンツも新鮮そのものですが、クリエイターによって日々様々な新しいコンテンツが登場しています。

Deep Sleep

Deep Sleepは、SFな世界観が魅力の謎解きアドベンチャーです。宇宙船で冷凍睡眠から目覚めたプレイヤーは、他のプレイヤーとともに船の不具合を修理しながら、そこで起きている謎の解明を目指します。

オフラインで行われている脱出ゲームのような、謎解きとチームワークの両方を試される仕様となっており、テーマパークで遊んでいるかのようなエキサイティングな体験を味わえます。

Jungle Adventure

こちらもアクションアドベンチャーとして作られたVRコンテンツで、一人でジャングルの奥地へ向かうもよし、仲間と協力して向かうもよしの作品です。

現実世界の友達と仲良く遊ぶのはもちろんですが、Horizonを通じて知り合ったフレンドとのプレイも可能です。

なかなかOculusを周りで持っている人を見つけられないという場合でも、Horizonに参加すればそのような悩みも解消できるでしょう。

Sunny’s Place

こちらはインテリアシミュレーターとも言えるVRならではのコンテンツです。理想の住まいを構築すべく、与えられた空間へ自由にインテリアなどを配置し、素敵な部屋に仕上げるプロセスを楽しめます。

インテリアをARで配置するアプリなどが登場する昨今において、立体空間に仮想的な家具を配置できる体験は生活の中にも浸透しつつあります。

VRで理想の部屋を作り、ソーシャル空間で友人の意見も取り入れながら、本格的なインテリアの検討を行うといった使い方にも発展が期待できます。

Horizonで実現するVRの活用法

Facebook-Horizon-UNLEASH YOUR IMAGINATION

Horizonはベータ版の提供が続いており、どちらかというとエンターテイメント空間としての役割が強いのが現状です。(Image: oculus.com/facebook-horizon/)

ただ、世界に数億人ものユーザーを抱えるFacebookが独自に開発しているサービスということもあり、将来的にはよりソーシャル機能に力を入れたサービスへと発展していく可能性も考えられます。

新しいSNS体験

一つは、VR空間をSNSのようなサービスとして提供する形です。現在のテキストだけの空間ではなく、VR空間のアバターを通じた不特定多数とのコミュニケーションや、友人間の会話などに活用し、まるで本当に現実の空間を介しているような感覚を味わえます。

注目度の高いユーザーには多くのアバターが詰めかけるなど、よりリアルな感覚に近い体験を期待できます。

バーチャルオフィスのような実用性

あるいは、バーチャルオフィスの展開といった、実用的な機能の拡充です。アバターを通じてミーティングやプレゼンを行うなど、現実世界のオフィスの代わりとして機能する空間を形成することもできるでしょう。

新型コロナの影響でオフィス離れが進んでいる昨今、コストパフォーマンスの改善という意味でも、実体を持たないバーチャルオフィスへの移行を進めていくことになり麻生です。

ベトナムオフショアでのVR開発の実績

最後に弊社ONETECHのベトナムオフショアで受託開発した事例をご紹介します。

VRオフィスシステム(バーチャル会議デモVER.3.0) Oculus Quest2対応

ONETECHはベトナムでVR(バーチャルリアリティ:仮想現実)空間でアバターでコミュニケーションができるバーチャルオフィスシステムを開発しています。 今回のアップデートで、実際のオフィスのようにエントランスからロビーを通り会議室に入室して会議ができるように更新しました。

おわりに

Facebookが展開するオリジナルのソーシャルVRであるHorizonは、まだ誕生して間もないサービスです。

ただ、その拡張性の高さと莫大な潜在ユーザーの数から、将来大規模なサービスへと発展する可能性を秘めたプロダクトです。

今後はOculusシリーズのようなHMDの普及も課題にはなりますが、HorizonはこれらのVR機器を購入するインセンティブとしても働いてくれるでしょう。

運用環境が整っている場合は、ぜひ一度体験しておきたいサービスとなっています。

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