人間拡張(Augmented Human)とは?テックで人はどう変わるのか

様々な先端技術が日々の生活に普及しつつある中、注目を集めているのが人間拡張と呼ばれる現象です。人間拡張を通じて人のライフスタイルはどのように変化するのでしょうか。人間拡張とテクノロジーの未来について、ご紹介します。

人間拡張(Augmented Human)とは?テックで人はどう変わるのか

人間拡張(Augmented Human)とは?テックで人はどう変わるのか

人間拡張とは

人間拡張とは、その名の通りテクノロジーの力で人間の能力を拡張し、人間単体では実現不可能だったことを可能にするアプローチです。

身体機能の強化

人間拡張は通常の身体能力の強化とは異なり、外部機器などを活用してすぐに能力を外付けで拡張する行為を指しています。

わかりやすいのが、身体機能の拡張です。パワードスーツを着込み、人一人ではとても持ち上げられないようなものを一人で持ち上げたり、驚異的な跳躍力を身につけたりといった取り組みが挙げられます。

これまでは映画や漫画だけのテクノロジーと言われてきた数々の能力も、今や現実的なレベルにまで到達しようとしています。

これらはまだ商用レベルには到達していないものの、今後数年で実用化する可能性は十分にあるでしょう。

Augmented-Human-machine-arm身体機能の強化

身体機能の強化

認知機能の強化

身体能力だけでなく、人間の認知機能の強化も人間拡張の一環です。例えばARゴーグルを使って、現実の空間に建設予定の建物を表示させたり、医師が患者の患部を正確に把握したりといった取り組みは、まさに認知機能強化のそれです。

あるいはドローンを使って高度から周囲の様子を探れるようになったり、周囲の音を拾い集められるようになるのも、人間拡張と言えるでしょう。

人間の能力では限界があるところを、外部機器を活用することで、新しい能力を手に入れられるのが何よりの特徴です。

認知機能の強化- Tap AR & HoloLens

認知機能の強化- Tap AR & HoloLens

人間拡張に活躍するテクノロジーとは

実際に人間拡張を実現する上で、どのようなテクノロジーが鍵となるのでしょうか。まだまだ未知の技術もある中、主要なものにはすでに私たちが体験できるものも含まれています。

IoTからIoHへ

近年は特にソフトウェア面での技術革新が著しく、IoTの伸長は目を見張るものがあります。IoTはいわゆる次世代のセンシング技術で、モノ同士をネットワーク化することで、様々な利便性の獲得を促しています。

AIやIOT分野で活用される「PYTHON」と「R言語」とは-Onetech-Asia

AIやIOT分野で活用される「PYTHON」と「R言語」とは-Onetech-Asia

自動運転技術やスマートホームなど、次世代のライフスタイルを支える上でも役立っていますが、この技術は人間拡張にも応用することができます。

人間はネットワークがなくともコミュニケーションができる生物ですが、あえて人をネットワークかすることで、さらに多くの恩恵を受けることができます。

現在地を常にネットワークへ共有し、互いの場所を確認しあったり、データを直接転送したり、感情や欲望をデータ化し、相手に共有するといった行為です。

これらはIoTではなく、IoH(Internet of Human)、つまりヒトのインターネットとも呼ばれ、新しい認知機能を人間に提供してくれます。

AI

近年のAIの進歩も、これまでにない革新性を感じさせるものとなっています。

AIは自律的にコンピューターが意思決定や作業の自動化を行ってくれるというものですが、直接人の意思決定に介入できたり、身体機能を拡張するためのハードウェアにインストールすることで、より自然な挙動をウェアラブルデバイスで実現したりしてくれます。

人間の身体機能は神経細胞によってコントロールされていますが、外部のハードウェアに神経細胞を拡張することは困難を極めます。

そこで外部装置のパフォーマンスをAIに制御させることで、人が直接コントロールするよりも正確な動作を期待できるというわけです。

実際に始まっている人間拡張の事例

人間拡張は近未来を想起させるテクノロジーですが、すでに実験的な事例も数多く生まれつつあります。

遠隔共同作業システム「Fusion」

ロボットとの二人羽織でロボットアームを活用できるというFusionは、人間拡張をわかりやすく例示してくれるプロジェクトの一つです。

遠隔地から操作するロボットアームやカメラからなるウェアラブルロボットを背負うことで、装着者は自身の両手だけでなく、リモートで動くロボットアームをその場で活用できるようになります。

一人で二人分の手を使えるということで、様々な運用方法が期待できます。

遠隔二人羽織ロボット「Fusion」 他者の視点に寄りそう遠隔共同作業システムを開発

遠隔二人羽織ロボット「Fusion」 他者の視点に寄りそう遠隔共同作業システムを開発 (Photo: jst.go.jp)

参考:科学技術振興機構「遠隔二人羽織ロボット「Fusion」他者の視点に寄りそう遠隔共同作業システムを開発」
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20180809-2/index.html

フライング・ヘッド

フライング・ヘッドと名付けられたこのシステムは、HMDとドローンを組み合わせて使用する拡張システムです。

HMDを装着したユーザーは、好きなように体を動かすことでドローンを操縦することができます。これまで、ドローンの操縦は昔ながらのリモコン操作が一般的でしたが、より身体的な操作が可能になることで、ドローンの利便性や操作性は飛躍的に向上するでしょう。

東京大学先端科学技術研究センター教授(身体情報学分野)の稲見昌彦氏が研究を進める遠隔共同作業システム「Fusion」

東京大学先端科学技術研究センター教授(身体情報学分野)の稲見昌彦氏が研究を進める遠隔共同作業システム「Fusion」(Photo: xtrend)

いずれはまるで、自分の手足のように動かせる時代も来ることになりそうです。

参考:日経XTech「次代のキーテクノロジー「人間拡張」、一体何がスゴいのか」
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00133/00001/?P=3

おわりに

人間拡張が目指すところは、人間単体では到達し得ない能力を、ユーザーに付与するところにあります。

その研究はすでに高いレベルにまで達しており、実際に体験できる未来もそう遠くはないでしょう。

ONETECHはベトナムでAI、IoT、XRの開発をしております。未来をテクノロジー視点で見つめることにより創造しながら先端技術にチャレンジしています。

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