建設業に従事している方のなかには、工事作業や管理を効率化できるアプリを探している方も多いはずです。それならぜひ建設工事管理アプリ「SnagR」を利用してみてください。
この記事ではSnagRの概要や料金情報、利用できる機能など、導入に欠かせない情報を解説します。工事管理アプリの比較検討をするために、ぜひ利用できる機能をチェックしてみてください。
建設工事管理アプリのSnagRとは?
SnagRは、以下の業務に従事するユーザー向けに開発された管理アプリです。
● 建設業
● 開発業
● 製造業
建設工事はもちろん、システムなどの開発作業、さらには造船といった製造に関わる業務でもできようできます。70か国以上でアプリが導入されているのはもちろん、すでに5,000件以上のプロジェクトでSnagRが利用されている状況です。
「業務管理が複雑なので一元管理できるアプリがほしい」「チームで利用できる便利な管理アプリを探している」という方は、この機会に建設業界でも利用されている工事管理アプリ「SnagR」を導入してみてはいかがでしょうか。
会社名 | SnagR |
拠点 | イギリス、香港、オーストラリアなど |
公式サイト | 無料デモはこちら |
建設工事管理アプリSnagRの料金情報
SnagRの料金について、公式サイトで要相談となっており、具体的な料金体系が公表されていません。ただし、一般的な価格情報として、一括購入型そして2,500ドルでの購入が可能なようです。
月額支払いであるサブスクリプションとは違い、一度の支払いで利用し続けられます。また、アプリのバージョンアップに無料対応してくれるのが魅力です。長期的な負担に悩まされることなく利用できるため「料金体系がシンプルなアプリを導入したい」「サブスクリプションではないアプリを探している」という方は導入をスタートしてみてください。
また、当アプリは無料デモに対応しています。公式サイトから無料デモを申請できるため、無料で使い方などをチェックしてみてください。
SnagRの主な機能
SnagRに搭載されている機能のなかでも、建設業界そして工事業務に適用できる機能を4つ紹介します。自社の課題を解決できるほか、効率化につながる機能があるかチェックしていきましょう。
進捗状況の管理
進捗状況の管理として利用できるのが「プロジェクトスケジュール機能」です。
表計算ソフトのようにシンプルな画面構成であることから、初心者から直感的な操作でスケジュールを整理できます。また、ORACLEやAstaといったプロジェクトツールのデータをインポートできるのが魅力です。
さらには進捗状況などをグラフ化したり、表にまとめたりと、視覚化する手段も豊富に用意されています。パソコンからの閲覧だけでなく、スマートフォンといった小型のデバイスでも情報を確認できるため、建設工事など屋外で作業をしているときなど、いつでも進捗状況を把握できます。
レポートの自動作成
SnagRに登録した情報や利用したデータは、すべてアプリ内で傾向を分析され自動レポートを作成できます。
例えば、発注者へ提出するために使う業務レポート、作業進捗レポートなどを、自動で作成できるのが特徴です。当アプリ内には、簡単に構成を決められるレポートのひな形も用意されているため、シーンに合わせて種類豊富なレポートを用意できます。
また、レポートの内容は操作者が自由にカスタマイズできます。「会社の規定に合わせてレポートの構成を整えたい」「発注者の要望を取り込んだレポートを作成したい」という状況にも柔軟に対応でき、イメージ通りの提出資料を用意できるのが魅力です。
ファイル共有
当アプリでは、工事管理だけでなくファイル共有といった機能も搭載されています。
建設工事で頻繁にやり取りをする以下のデータを、SnagR上で共有できることはもちろん、掲載されたデータに注釈をつけてコメントをすることも可能です。
● 図面
● 現場写真
● 業務資料
例えば、アプリ上にある写真日記機能を使えば、現場写真を整理して写真台帳のような資料を作成できます。また、登録された情報はすべてクラウドに保存されるため、いつでも必要なデータを取得できるのが魅力です。
建設工事では「わざわざ事務所までデータを取りにくいのが面倒だ」「USBメモリなどに移さないとデータを共有できない」と悩むケースも少なくありません。また、データを入れ忘れたせいで、事務所までの長距離を戻ることもあるので、SnagRを導入してファイル共有を効率化することをおすすめします。
データの引き渡し
当アプリは次のようなプラットフォームに統合されているため、アプリ上で管理したデータについて、SnagRをもたない発注者などにデータを引き渡すことも可能です。
● モバイルプラットフォーム
● Webプラットフォーム
発注者は必要なデータにアクセスするだけで、気軽に業務のアクティビティやタスク状況、プロジェクト情報などをチェックできます。建設業界では完工後の業務引き渡しなども多いため、手軽に共有できるSnagRがあれば、わざわざデータを手動で移動しなおす必要がありません。
建設工事管理におけるSnagRの活用シーン
建設工事管理に利用できるSnagRは、工事現場のさまざまなシーンで活用が可能です。参考として、よく発生する業務内容を参考に、アプリの活用シーンを3つ整理しました。
下請け業者との連携
建設工事では、自社のみならず職人さんや下請け業者と協力して作業をするケースも少なくありません。このとき、何もツールなどを使わずに管理業務を実施した場合、次のようなリスクが発生する恐れがあります。
● 作業報告が遅くなりスケジュールの調整が必要になる
● 関係者全員に情報を伝えられておらず作業が止まってしまった
一方で、SnagRがあれば関係者全員にスケジュールや進捗状況、タスク情報を共有できます。1つのアプリ上で作業の連携が可能となるため、関係者が所有するスマートフォンやタブレットなどを使うことで、業務効率UPを期待できるでしょう。
従業員の進捗管理
建設工事のなかでは、あらかじめ計画していたスケジュールやタスクに合わせて従業員の作業を決めなければなりません。しかし、複数の場所で作業をする関係もあり、場合によってはすべての従業員の作業状況を把握できないこともあるでしょう。
一方でSnagRを活用すれば、1つのプロジェクトの進捗状況やタスク情報をまとめて管理できます。リアルタイムで従業員のタスクが更新されていくため、次のアクションを瞬時に判断できるのが魅力です。
またデータが更新される際には、時間と日付も表示されるため「更新された作業がいつ終わったのか」をすぐに把握できます。
点検・メンテナンスの実施
SnagRは、工事業務中に必要となる工事写真の管理、そして完工後に必要となる点検・メンテナンス業務でも活躍する場面があります。
例えば、アプリ操作者が撮影したデータをアプリに反映していくことにより、写真台帳をまとめられます。写真台帳は工事作業・点検などさまざまな場所で必要になる資料であるため、施工業務のみならず維持管理業務に対応している会社にとって欠かせない機能です。
建設工事と写真管理は切っても切れない関係にあるため、ぜひSnagRを活用してみてください。
SnagRを導入するメリット
SnagRを導入するメリットは、以下のとおりです。
● 工事作業をアプリで一元管理できるようになる
● 工事管理・進捗管理のレポートを自動で作成できる
● 写真管理を効率化できる
建設工事で必要になる作業をまとめてアプリで管理できることはもちろん、ファイル共有やレポート作成にも対応できます。作業の手間を必要最小限に抑えられることから、施工管理者など業務量が多い人におすすめのアプリです。
また、レポートの自動作成、写真管理機能を活用すれば、管理以外の部分でも業務を効率化できます。管理作業をデバイスひとつで管理に対応可能なことも含め「管理担当者としての負担が大きい」「現場で持ち運ぶ荷物が多くて困っている」「管理する従業員が多くて困っている」という人におすすめです。
SnagRを導入するデメリット
工事管理に役立つSnagRですが、次のようなデメリットがあることに注意が必要です。
● 日本語版ではない
● 業務に適用する際には事前研修が必要になる
● デバイスの準備が必要になる
まずSnagRは海外版の建設工事管理アプリであるため、日本語で文字が表記されていません。利用するユーザーに英語の読解力がなければ操作を覚えにくいと覚えておきましょう。
次に、管理アプリなどを初めて導入する場合には、実際に工事で利用する前に一連の操作の流れをデモンストレーションしておくことが重要です。急に現場に適用すると、使い方がわからず逆に効率を下げてしまうかもしれません。時間を見つけて、関係者一同で研修を実施しておきましょう。
また、現場全体でアプリを共有するためにはスマートフォンといった端末が必要です。下請け業者・職人さんのなかには、旧式の携帯電話を利用している人もいるため、現場用に使えるスマートフォンやタブレットを準備しておくことをおすすめします。
とくに「英語が読めない」「導入後に準備する時間がない」「端末を準備する予算を組めない」という方は導入に注意してください。
おわりに
SnagRは、建設工事だけでなく開発業務・製造業務などさまざまな現場で活用できる管理アプリです。そのなかでも建設工事ならではのシーンで活用できる「進捗管理」「タスク管理」「写真管理」「レポート作成」といった機能が豊富に搭載されています。
工事現場の効率化を図るため、まずは工事管理から対策していきたいという方は、ぜひ建設工事管理アプリのSnagRを導入してみてください。