SAP認定コンサルタント資格とは?取得に必要なポイント

SAPERPパッケージ導入は多くの企業で進められていますが、その工程の複雑さゆえにSAPコンサルタントの存在が欠かせません。

SAPコンサルタントは一種の専門職でもあるため、需要の高さが注目されていますが、正式なコンサルタントとして活躍するためには資格の取得が欠かせません。

今回はSAP認定コンサルタント資格の概要と、資格取得に向けて知っておきたいポイントを、いくつかご紹介していきます。

SAP認定コンサルタント資格とは

SAP認定コンサルタント資格とは?取得に必要なポイント

SAP認定コンサルタント資格とは?取得に必要なポイント

SAP認定コンサルタント資格は、SAPが公式に主宰しているベンダー資格で、SAPのERPパッケージに関する知識と技能が問われます。

公式サイトhttps://training.sap.com/certification/

資格取得で様々な恩恵が

SAPが主催している資格というだけあり、コンサルタント資格を取得する事で、様々な恩恵を受ける事ができます。

例えば、名刺や職歴などにSAPコンサルタントと記し、SAPの導入に必要な知識を十分に備えていることを証明する事が可能です。

資格取得の難易度が高いために資格取得者は限られている分、このネームブランドを得られるアドバンテージは非常に大きいと言えます。

需要が高まるSAPコンサルタント

SAPの導入は、日本国内でも各企業で行われるようになってきました。導入にはかなりのコストがかかるものの、2025年のシステムサポート終了が近づいていることもあって、その需要は増加傾向にあります。

一方、このような需要の高まりがありながら、現在SAPコンサルタントの数はまだまだ少なく、コンサルタントの供給が追いついていないという問題もあります。

そのため、SAPコンサルタントの資格取得者は、即戦力として最も期待されている人材でもあるのです。

資格取得でキャリア形成に大きな変化を

世間はSAPコンサルタントを強く必要としており、それだけ彼らに支払われる報酬も非常に高額なものとなってきています。

SAPコンサルタントの資格を取得し、実績を積んでいく事で、新しいキャリアを形成していく事ができます。SAPコンサルタントの資格受験は、実務経験がなくとも参加する事ができるため、合格できれば大きなキャリアの転換期を迎えることになるでしょう。

SAP認定コンサルタント資格取得の条件

続いて、SAPの認定コンサルタント資格を取得するための手続きについてご紹介していきます。

資格の種類

SAPが現在提供している資格は、3種類あります。

一つ目がアソシエイト認定資格で、SAPの幅広いソリューションに関する知識、そして実際に手を動かすことのできる、スキルを取得するための要件が求められます。

二つ目がスペシャリスト認定資格です。アソシエイト認定資格の要件に加えて、統合コンポーネントの運用に関する知識も求められ、より発展的なスキルが必要になります。

三つ目がプロフェッショナル認定資格です。こちらはSAPのコンサルタント資格としては最も位が高く、難易度も高い仕様になっています。

これまでのプロジェクト経験や、ビジネスプロセスの知識、SAPソリューションに関する発展的な知識と深い見識が試されます。

初めての資格試験の場合、まず目指すことになるのはアソシエイト認定資格になるでしょう。

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資格受験の概要

資格受験にあたっては、オフラインとオンラインの2種類の方法で受験する事ができます。

オフラインで受験する場合、設定された試験会場で1回だけ受験する事ができます。案内などは日本語で行われますが、現地へ赴く手間もかかる上、チャンスが少ない点は留意する必要があります。受験料は5万円です。

オンライン受験は、自宅で受験を受ける事ができるだけでなく、1年間の間で最大6回受験する事ができます。チャンスが多く、慣れ親しんだ場所で受験できる強みがポイントです。

ただ、受験料は6万円とオフラインよりも高く、試験官とのコミュニケーションなども全て英語対応となるため、あらかじめ備えておく必要があります。

SAP認定コンサルタント資格取得に向けた学習方法

最後に、SAP認定コンサルタント資格受験のための学習方法について、ご紹介します。

SAPの公式トレーニングを受講

一つ目の方法はSAPが開催している公式のトレーニングを受講する手段です。SAPでは講義や実践形式の授業をオフライン・オンラインの両方で受ける事ができ、実践的なスキルを身につける事ができます。

効果的な学習方法ですが、受講料が数十万から100万円台と高額であるため、気軽に受けられるものではありません。

会社から補助を得られる場合など、何らかの手当てを受けられる仕組みを使う必要があるでしょう。

実務経験

二つ目は実務経験です。基幹システムの導入やITコンサルとしての実務経験を磨き、資格取得に生かします。

ノウハウ面で大きなアドバンテージを得られますが、最新のSAPに知識をアップデートする必要もあるため、独学もきちんとこなす必要があります。

おわりに

SAPの認定コンサルタント資格の取得は狭き門ですが、取得後の恩恵も相応に期待できます。機会があれば、是非チャレンジしてみましょう。

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