「VRやARが今後伸びていくのか気になる」
「XRの市場規模や今後の動向を知りたい」
VR・AR・MRをまとめた言葉がXRであり、さまざまなXR向けデバイスやソフトが普及しています。ゲーム以外にもXRが使われるようになり、2020年には前年比4倍の市場規模に拡大する見込みです。
この記事ではXR市場の現状や世の中の動向について解説します。
そもそもXRとは
まず、そもそもXRをおさらいしましょう。一言で言うとARやVR、MRなどの総称です。
VRはVirtual Realityの略称で、仮想現実という意味です、これは、CGや360カメラなどで生成された仮想空間に、CGで生成されたキャラクターなどが配置されあたかも実世界のように体験できる技術です。
ARはAugumented Realityの略称で拡張現実といわれます。実世界にスマホやARグラスなどのデバイスを通すと、その先の空間にCGで生成されたキャラクターなどが配置されあたかも実世界にそのキャラクターなどが存在するように、目の前にある実世界を仮想的に拡張する技術です。
MRはMixed RearityといわれセンサーやカメラなどのでARでは固定だったキャラクターが相対的に動いたり、インタラクティブに何かのアクションを返したり、より仮想の世界と実世界の距離を縮めてリアリティを追求した技術です。それらをまとめてXRと言います。
成長を続けるXR市場
2016年頃から姿を現し始めたXRは、デバイスやシステムの発達により市場規模が拡大。初期ではVRがメインで普及していましたが、最近ではMRやARを使ったソフトも普及しています。
どのように技術が発展していくのか、XRにおける市場の動向を詳しく見てみましょう。
2020年には85億ドルの市場規模
ゲーム分野の市場データを扱うSuperDataの責任者によると、2020年にはXRが85億ドルの市場規模になることが見込まれています。
市場規模の割合としてVRデバイスが一番多く、その他にモバイル向けARやMRデバイスが含まれます。2022年にはAR・MRデバイスがモバイルARよりも普及する見通しです。
国別の市場規模では中国がトップ
ARやVRの調査をしているDIgi-Capitalによると、2023年の国別XR市場規模のトップは中国になることが予想されています。アメリカや日本、韓国やインドが上位になる見込みです。
また、地域単位での市場規模ではアジアが過半数を占めていて、ヨーロッパや北アメリカよりも規模が大きくなる見通し。利用者数や経済により市場の流れが左右される可能性があります。
法人向けに技術開発がシフト
VR Intelligenceの調査によると、XRは消費者向け用途よりも法人向け用途で成長している傾向。多くのXR専門家はコンシューマー向け分野での結果が予想に達していないことを主張しています。
実際にエンタープライズ用の技術やコンテンツを開発する企業が増える一方、消費者向けの技術開発に取り組む企業は減少。今後もエンタープライズでXRが伸びる見込みです。
2020年に予想されるXR市場の動向
「これからXRがどのように変化するのか気になる」と思う人はいるでしょう。高度なデバイスや高速通信の普及により、2020年以降には次のような進歩が予想されています。
5Gで遅延が解消
4Gに比べてより大容量の高速通信ができ、低遅延でインターネットにアクセスできる仕組みが5Gです。既に海外では5Gサービスが始まっていて、国内でも2020年春から5Gがスタート。
5Gにより通信速度が大幅に改善されれば、ARやVRにおける遅延問題を解決できます。多くのIT企業では5Gに対応したヘッドセットを開発していて、操作性やユーザー体験が改善される見通しです。
自然なコミュニケーションが可能になる
現在普及しているヘッドセットは顔の表情を細かく認識できず、非言語メッセージを伝えられない欠点があります。目の動きや感情を認識できることで、拡張世界で自然なコミュニケーションを実現できます。
例えばトビー・テクノロジーではアイトラッキング技術を開発して、ヘッドセットユーザーの視線を認識。視線の中心部分を細かく描画して、現実と同じような視覚体験を可能にします。
また、AIによりヘッドセットユーザーの感情も認識でき、身体や言葉の違いを超えたコミュニケーションを実現できる見通しです。
まとめ
2016年頃から普及し始めたXRは年々市場規模が拡大していて、2020年には85億ドルまで伸びる予想です。最近では法人向けに技術開発が進み、エンタープライズ分野のサービスが発達しています。
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