今回紹介する「DuMix AR」は、中国企業百度(バイドゥ)が提供するAR技術オープンプラットフォームです。この記事ではARプラットフォーム「DuMix AR」を活用して、どのような技術が開発されたのか解説いたします。
■目次
- 百度(バイドゥ)が発表したAR地図サービスとは?
- AR技術 DuMix ARでビジネスはどう変わる?
- AR技術 DuMix ARではどんなことができる?
- まとめ
百度(バイドゥ)が発表したAR地図サービスとは?
百度(バイドゥ)は中国インターネット検索最大手の企業です。百度(バイドゥ)が提供するサービスには、「DuMix AR」というARプラットフォームがあります。
2020年9月15日、百度(バイドゥ)はパートナー企業と共にAR地図サービス「Map++パートナー計画」を発表しました。
AR地図サービスの詳細は、観光地や商店街でデジタルとリアルを合わせた高精度3D地図サービスを開発することです。
AR地図サービスでビジネスはどう変わる?
AR地図サービスでは次のサービスが利用できるようになります。
>>>観光客・買い物客側
・ARによる商品の紹介、割引情報を確認できる
・スマホ画面で販促イベント情報の確認することができる
・店舗広告をARで確認することができる
>>>観光地・店舗側
・現地の観光ガイドが可能に
・ARを合わせたナビゲーションシステムを利用し、満足度向上に
・デジタル広告で豊富なマーケティングを実現
AR地図サービスは、お客側・店舗側それぞれメリットが多くあります。マーケティングにかかるデータ収集の時間を減らし、商品の売り上げに貢献する点は大きな特徴と言えるでしょう。
今後、百度(バイドゥ)はパートナー企業をさらに増やしAR地図サービスを活用したスマート施設を増やしていくとのことです。今回「Map++パートナー計画」に参画した企業をいくつかご紹介いたします。
- サイトプラス(視+) ・・・高精度地図サービス企業
- ベータスマート(貝塔智能)・・・ARコンテンツおよびスマートデバイス開発企業
- キャットアイ(猫眼視覚)・・・AR/VRおよびIoT技術を提供するデジタル化ソリューション企業
- ウェストレイクレイン (西雨動画)・・・動画コンテンツ制作企業
など広い分野でパートナー企業を募っています。今後ARプラットフォーム「DuMix AR」をどのように活用して、ARコンテンツの普及や新たなデジタルマーケティング領域での普及推進を行うのか注目していきましょう。
AR技術 DuMix ARではどんなことができる?
・画像から位置を測定する画像測位技術とAR技術をサポートする
・専用のデバイスで採取した現場のデータから高精度なマップを作成
・クラウドとエッジの両方で位置を特定する方式
・現場のリアルタイムな6DoF(前後、左右、上下の動きの6軸の動き)のポジショントラッキングを実現
さらに百度(バイドゥ)は「AIRLOOK」というデジタル3D地図サービスプロバイダー企業と提携してAR向けのペースマップ編集が可能なプラットフォーム「ARKey」を構築するとのことです。
「ARKey」が構築されると、プログラミングなど専門的な経験がないユーザーもコンテンツ作成が容易になります。
まとめ
いかがでしたか?この記事ではARプラットフォーム「DuMix AR」をご紹介いたしました。
ARプラットフォームを活用する事によって、スマート施設を作ることが可能になりました。AR地図を利用すれば、商店街で迷うこともありません。お店の前で場所を取らないデジタル広告を展示することも可能です。
ARの活用方法によって、私の生活はさらに豊かになるでしょう。
これからはIT産業だけでなく、多くの産業でAR/VRを活用する前提でビジネスを行う時代になります。
そして数多くのIT技術の中でも、AR/VRは今後のビジネスを左右する重要な技術です。普段からAR/VRの知識に対してアンテナを張り、ビジネスでどう活かせるか考えると良いでしょう。
この記事を参考にぜひARプラットフォーム「DuMix AR」を知り、ARの技術に関心を持っていただけると幸いです。
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