昨今、海外のIT人材を採用する企業が増えてきました。
そこで課題となるのが、彼らを定着させることです。
外国人採用を行っている企業の中には、IT人材の定着に悩んでいる人事担当者や経営者の方もいるのではないでしょうか。
この記事では、海外のIT人材を採用し、彼らを定着させる方法からメリット、採用する際のポイントを紹介します。
海外のIT人材を採用するメリット
海外のIT人材を採用するメリットは、「技術力の向上」が挙げられます。
より優秀なIT人材を採用したいのであれば、日本だけでなく海外にも目を向けなければなりません。
現に日系大手のメーカーやITベンチャー企業などでは、日本人だけでなく、外国人採用に踏み切って、実際に採用に至っているケースもあります。
海外のIT人材にも優秀な人材はいます。
海外からIT人材を採用することで、社内の技術力を向上させられます。
また、彼らはハングリー精神を持っている人材も多いので、社内に良い雰囲気をもたらしてくれる可能性があります。
海外のIT人材を採用する際のポイント
ここでは、海外のIT人材を採用する際のポイントを紹介します。
ポイントを押さえて採用活動に取り組みましょう。
採用チャネルを複数持つ
1つ目のポイントは、採用チャネルを複数持つことです。
今では採用手法はHPや求人媒体だけではなく、以下のような採用手法があります。
- 外国人採用に特化した人材紹介会社
- IT人材に特化した求人サービス
- ダイレクト・リクルーティング
- 日本や現地の学校
- リファラル
とにかく1つに絞らず、採用チャネルを多角化させて、自社に合った採用手法を愚直に探していくことが大切です。
特に、海外のIT人材の採用ともなれば、従来通りの受け身の採用手法では採用するのが難しでしょう。
色々試してみて、他の採用手法ではリーチできない人材に採用チャネルを愚直に探すことが成功の鍵を握ります。
採用応募者をプールさせて母数を担保する
2つ目のポイントは、採用応募者をプールさせて母数を担保することです。
採用応募者を切らさずに、常に一定数を担保しながら海外のIT人材の最新情報をメンテンナンスすることが大切です。
彼らは職種柄、また日本と違い海外は流動性が高いので、企業側は丁寧にきめ細かく仕事の状況やプロジェクトの節目を把握するように努める必要があるでしょう。
そして、採用計画やニーズの切迫度に応じて、柔軟に応募者にいつでもアプローチできる体制や組織作りを会社全体で作っていくことも大切です。
その一方で、応募者側は企業の状況や事業内容などを自分の目で確かめて、納得感が持てるまで吟味できるので、信頼関係を築くことができるメリットがあります。
海外のIT人材を定着させる方法
海外のIT人材を定着させるには、主に2つの方法があります。
ここでは、採用後に定着させるポイントを紹介します。
応募者の働く動機に合わせて企業風土や環境を変える
1つ目に、海外のIT人材を定着させるには、応募者に応じて企業風土や環境を変える必要があることです。
もちろん、いきなり全てを変えるのは難しいですが、少しずつできることから始めてみてください。
海外IT人材を定着させるには、まずは彼らの働く動機をヒアリングして、見極めた後に、それに対して会社でサポートするのが重要です。
例えば、彼らの働く動機は、
- 報酬
- 家族
- キャリア
などといったものが、一例として挙げられます。
しかし、日系企業の多くは、依然として画一的な働き方をしているため、考え方から変わっていかなければなりません。
日系企業が海外のIT人材を定着させるためには、彼らの働く動機や志向性をないがしろにせずにきちんと受け止めることが大切です。
採用後の事務関連手続きをフォローする
2つ目に、採用後の事務関連の手続きをフォローすることです。
こちらも効果的な手法です。
日本人の採用とは違い、外国人の採用では必要書類が多くなってきます。
例えば、ビザの取得手続き、住居探しや手配、子供がいる場合は保育園や幼稚園探し、入学手続きなどがあります。
一見地味で面倒なことではありますが、外国人からすれば異国の地です。
本人だけでなく家族も日本にまだ慣れていかない可能性が高く、このような事務手続きはややこしくてストレスがかかるでしょう。
そこをフォローするだけでも、彼らの負担を軽減させることができます。
人事部だけでフォロー体制を考えるのではなく、会社全体としてどうやってフォローするのか、仕組みを構築することが大切です。
まとめ
海外のIT人材を採用して定着させるには、日本人の採用とは違う点があることが分かったのではないでしょうか。
海外にも優秀なIT人材はいるので、彼らを採用し、上手く定着させられるように記事の内容を参考にしていただければと思います。
海外のIT人材の定着についてより詳しい情報を知りたい方は、厚生労働省が出している「海外 IT 人材採用・定着 ハンドブック」を参照ください。
ONETECHグループでは、主に3つのソリューションを提供しています。
-
ベトナムオフショア開発
ONETECHでは、短期的なシステム開発のリソース不足の解決のためベトナムオフショア 受託開発、ラボ開発を提供しています。
-
ベトナムでの拠点づくり
GROWUP JVでは、中長期的な人材戦略パートナーとしてのベトナムでの拠点づくり。駐在員事務所の設立、支社の設立、ONETECHラボ開発での御社社員の開発管理、会社運営のためのバックオフィス支援を提供しています。日本語教育、ビジネスマナー教育、I T教育などの支援も行っています。
-
日本でのベトナム人チームの構築支援
ベトナム人募集サイト「GrowUpWork」では、多くのベトナム人エンジニアと出会うことが可能です。ホーチミンでの面接会や、ジョブフェアでの大学との連携は非常に高い評価をいただいております。すでに「GrowUpWork」を通じて、優秀なベトナムI Tエンジニアの採用に成功している企業様、また日本で活躍しているベトナムI Tエンジニアも増えております。
GROWUP JVには、来たる人材不足に備えるためのソリューションがありますので是非お気軽にお問い合わせください。
Website: https://growupwork.com/client