「日本とベトナムの文化における違いが気になる」
「ベトナムの十二支について知りたい」
オフショア開発先として有名なベトナムでは、年数を示す記号として十二支が知れ渡っています。日本の干支と似た文化ですが、一部の動物がベトナムで身近な生物に置き換わっているのが特徴。
この記事ではベトナム文化を知りたい人に向けて、十二支や文化について紹介します。
そもそも、十二支とは
十二支は歴や時刻、方角といった情報を示すことを目的とした、12種類の記号から成り立つ区分です。古代の中国で生み出された文化であり、十二支とは別に十干という数字も存在します。
日本で知られている干支は十二支と十干が組み合わさった数詞です。ただ、実際には生まれ年を数えるために干支が用いられる場合が多く、国内では十二支を干支と見なす風潮があります。
「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」の12項目により十二支は構成。十二支の順序は固定されていて、亥の次は子に戻すことで時刻や年を繰り返し表現できます。
ベトナムにおける十二支
ベトナムでは干支を「Can Chi」と呼び、日本とは少し異なる動物を十二支としています。十二支の記号は日本と同じですが、記号に対する動物は以下のように定まっているのです。
● 日本:鼠、牛、虎、兎、竜、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪
● ベトナム:鼠、水牛、虎、猫、竜、蛇、馬、山羊、猿、鶏、犬、豚
また、ベトナム語による十二支の読み方があるため、記号の発音も日本とは異なります。
ベトナムと日本との違い
ベトナムと日本では十二支に定まる動物において、以下の4種類が違います。
● 丑:日本・牛:ベトナム・水牛
● 卯:日本・兎:ベトナム・猫
● 未:日本・羊:ベトナム・山羊
● 亥:日本・猪:ベトナム・豚
十二支に対する動物が異なる理由は、国に生息する動物の種類が異なるため。例えば水牛はベトナムの農村で飼われていることが多く、牛よりも身近な存在となっています。
また、卯の発音である「マオ」はベトナム語の「メオ(猫)」に近く、兎が猫に変換されたと推測されています。羊もベトナムでは馴染みがないため、山羊に置き換えられました。
日本では亥を猪としていますが、国内以外では豚と定めるのが一般的です。十二支の発祥地である中国から亥は猪であることがベトナムにそのまま伝わっています。
日本人が知るべきベトナム文化とは
仕事などでベトナム人と関わる場合、相手の国における文化を知っておくことが重要です。文化を知らないとコミュニケーションが上手くいかず、トラブルになるリスクが大きくなります。
オフショア開発などを検討する日本人が知っておくべきベトナム文化は次の2つです。
仕事より家族を重視
ベトナムにおいて家族は中核的な存在であり、ほとんどのベトナム人が家族をかなり大切にしています。もし困っている家族がいたらすぐに助ける人も多く、仕事より家族を重視する風潮です。
家族を優先する文化があるため、高いポジションの人でもいきなり休む場合があります。仕事でベトナム人と連携する必要があるときは、急に休まれることを考慮することが重要です。
真面目な性格が多い
ベトナムには教育を重要視する文化があり、真面目な性格をもつ人が多くいます。労働市場における競争がかなり厳しく、学歴が高くなければ良い企業に就職しにくい事情もあること。
日本と同じ学歴社会であるため、日本人と同じように真面目な性格になりやすい傾向です。与えられた仕事を途中で投げ出す人は少なく、責任感をもって勤めてくれます。
まとめ
ベトナムにおける干支や文化は日本と似ていて、ちょっとした違いを知ることでコミュニケーションしやすくなります。
これから仕事でベトナム人と関わる人は、この記事で紹介した文化の違いを前提として協力しましょう。
ONETECHは、長年のベトナムオフショア の経験のあるスタッフが揃っております。ベトナムと日本の違いについてこれからも定期的に発信していこうと思います。お互いの違いを知り尊重していくことがコミュニケーションの質の向上にも繋がります。
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