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【BtoB展示会見積もりプラットフォーム】更新・開発

【BtoB展示会見積もりプラットフォーム】更新・開発
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内容

【BtoB展示会見積もりプラットフォーム】更新・開発

BtoB展示会見積もりプラットフォームは、卸売業者と小売業者の間の取引をデジタル化し、効率化することを目的としたプラットフォームを開発しました。このプラットフォームによって、業界全体の取引プロセスが改善され、両者のコミュニケーションが円滑になります。以下は、その詳細についてのまとめです。本プロジェクトは段階的にプロジェクトスコープがあり、今回は、フェーズ3のリリースです。本番サーバーも構築しクライアント様は営業活動も開始します。ベトナムと弊社日本コンサルタントが企画から要件定義、UIUXデザイン、設計、製造、テスト、保守運用まで担当しました。

 

【クライアントの課題】

クライアントの印刷会社は、50年以上の歴史を持ち、多くの顧客に商品カタログを提供しています。現在の業務フローでは、バイヤーが電話やFAXで見積もりを依頼し、サプライヤーがFAXで見積書を送るのが主流です。業務改善DXの目的は、データベースを活用したWEBカタログの構築、バイヤーの一元管理、見積・提案・注文の自動化、複数の展示会開催、ウェビナー開催、各関係者の管理画面での制御などです。最も重要な要件は、簡単に操作できるUIUXで、慣れていない顧客やバイヤーも利用しやすくすることです。

 

【サービス開始後のメリット】

  1. 効率化とコスト削減: デジタル化された取引プロセスにより、従来の紙ベースや電話によるやり取りが大幅に削減され、作業効率が向上します。また、コスト削減にもつながります。
  2. コミュニケーションの円滑化: プラットフォーム上でのやり取りにより、両者間のコミュニケーションがスムーズになり、誤解やミスが減少することが期待されます。
  3. データ活用: 取引データが一元化されることで、分析や活用が容易になります。これにより、市場動向や需要予測を行うことが可能となり、戦略的な意思決定が行えます。

 

【主要機能とユーザー】

展示会見積もりプラットフォームでは、以下のユーザーと役割が存在します。

  1. バイヤー(仕入れ担当): 商品を仕入れる担当者で、展示会に出展されている商品を見て、見積もりや注文を行います。
  2. サプライヤー(卸売業者): 商品を提供する卸売業者で、展示会に商品を出展し、バイヤーからの見積もりや注文に対応します。
  3. オーガナイザー(展示会主催者): 展示会を主催し、バイヤーとサプライヤーが出会い取引ができる環境を整えます。また、展示会の開催や運営に関する全般的な管理を行います。
  4. プラットフォーマー(システム管理者): プラットフォームを運営・管理し、バイヤー、サプライヤー、オーガナイザーがスムーズに取引できるようなシステムの整備やメンテナンスを行います。また、システムのセキュリティやデータ管理にも責任を持ちます。

 

バイヤー、サプライヤー、、プラットフォーマーの機能一覧

機能 バイヤー サプライヤー オーガナイザー プラットフォーマー
トップページ
商品検索/一覧
展示会一覧
出展申請/管理
バイヤー管理
商談管理
見積もり管理
注文管理
提案書管理
商品登録
お知らせ管理
キャンペーン管理
トピックス管理
特集管理
ランキング管理
コラム管理
プレスリリース管理
出展サプライヤー管理
来場バイヤー管理
問い合わせ管理
チャット管理
アクセス分析
設定

※表中の「○」は、その役割がその機能を使用できることを示しています。

 

【開発プロセス】

  1. 課題のヒヤリングと新業務フロー: クライアントから課題のヒヤリングと業務フロー作成をサポート。フェーズ2とフェーズ3の設計を行い、機能一覧をクライアントに作成してもらった。
  2. 画面設計書とUIデザイン: クライアントがフロントデザインを担当し、弊社がバックエンド(管理画面)のデザインを担当。画面定義書作成を両社で分担。業務フローの見直しも行った。
  3. 技術観点: AWSサーバレスで設計し、拡張性とコスト最適化を考慮。フロントエンド開発はVue.Js、Typescriptで行い、バックエンド(管理画面)開発はLaravel(PHP)で行った。
  4. AWSアーキテクチャ(マイクロサービス): 様々なAWSサービスを利用してシステム構築。セキュリティや高速表示などの機能を実現。
  5. UIデザイン: クライアントがページマップと外部設計を確認しながら作成。adobeXDで製作し要件定義との整合性を確認。
  6. 製造・テスト: 弊社のハウスルールに従いコード規約やレビューを徹底。テストは仕様書に従ってテスト仕様書を作成し、テスターが担当。受け入れテストはクライアントが実施。
  7. 環境構築: お客様のAWSアカウントにIAMロールを付与し、弊社のエンジニアが環境を構築。開発環境、ステージング環境、本番環境で運用予定。本番稼働後の保守運用も弊社で担当。
AWSサービスカテゴリ AWSサービス名
ロードバランサー Elastic Load Balance
コンピューティング EC2 (商品情報更新バッチ)
コンテナオーケストレーション ECS Fargate (商品画像関連)
コンテナレジストリ ECR (商品画像関連)
データベース Amazon Aurora (業務データベース)
NoSQLデータベース DynamoDB (大量アクセス時対策)
API開発・管理 GraphQL AppSync (チャット機能)
コンテンツ配信ネットワーク Amazon CloudFront (展示会ページ高速表示)
キャッシュ Amazon ElastiCache for Redis (既存ユーザー情報共有処理キャッシュ)
API管理 API Gateway (セキュリティ、分散処理設定)
サーバーレスコンピューティング AWS Lambda (リクエストのオンデマンド処理)
Webアプリケーションファイアウォール AWS WAF (WEBトラフィックフィルタリング)
メッセージキュー Amazon SQS
通知サービス Amazon SNS
メールサービス Amazon SES
ストレージ Amazon S3 (画像ファイル保存)
開発ツール AWS CodeCommit, AWS CodeDeploy, AWS CodePipeline (CICD)
モニタリング Amazon CloudWatch (システム全体監視)

【今後の展望】

今後、このようなBtoB展示会見積もりプラットフォームが普及することで、卸売業者と小売業者の間の取引がさらにデジタル化され、業界全体の効率化が進むと予想されます。また、新たなビジネスチャンスやマーケットの創出が期待されています。

 

【関連技術・サービス】

  1. AI・機械学習の活用: プラットフォームでは、AIや機械学習技術を活用し、さらに効率的な検索やデータ分析が可能となることが期待されます。これにより、より適切な商品提案や価格設定が行えるようになるでしょう。
  2. IoTの導入: IoT技術の導入により、在庫管理や物流の効率化が実現されることが期待されます。これにより、卸売業者と小売業者の間での情報共有が容易になり、リアルタイムで在庫状況や納期情報が把握できるようになります。
  3. モバイルアプリケーション: プラットフォームのモバイルアプリ版を提供することで、取引がいつでもどこでも行えるようになります。これにより、より柔軟なビジネス展開が可能となり、取引のスピードが向上することが期待されます。

 

AWSセレクトティアサービスパートナー

株式会社One Technology JapanとONETECH ASIA JSCは、AWSパートナーネットワークにて「AWSセレクトティアサービスパートナー」に認定されました。
顧客のクラウド環境のビジネス課題に対し、AWSを活用したコンサルティングやマネージドサービスを提供できることが証明されました。豊富なAWSの知識と経験でお客様のビジネス課題解決に優れたソリューションを提供し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。

     

    【まとめ】

    BtoB展示会見積もりプラットフォームは、卸売業者と小売業者の間の取引をデジタル化し、効率化することを目的とした革新的なサービスです。主要機能として、商品の検索、見積もりの作成、取引の管理があり、両者間のコミュニケーションが円滑になることが期待されています。また、関連技術やサービスの導入により、さらなる効率化やビジネスチャンスが生まれることが予想されます。このようなプラットフォームの普及が進むことで、卸売・小売業界全体の成長が促進されるでしょう。

    実績一覧

    検定試験を作成するシステムを開発しました。試験内容、設問設定、採点数を定義することができます。大量アクセスに対応しました。 AWSサーバーレスアーキテクチャ、APIGateway、Lambda、 Fargate、 DynamoDB、 SQS、 CloudFoundationを実装しました。

    世界基準のオンライン教育動画配信プラットフォームの追加開発です。 AWSサーバーレスを利用して構築しました。 オンラインで教育セミナーを動画受講した後に認証試験を実施できます。 認定試験に合格したら即時デジタル証明書を発行します。

    弊社は、法人向けに特化したクローズド環境で動画配信が可能な社員研修向けeラーニングサイトを構築しました。 このシステムでは、特殊な業界の研修内容を動画で提供することが可能であり、個々の社員に対して専用のログインアカウントを割り当てることができます。 これにより、社員はインターネット上で研修を受けることが可能となり、学習の機会を大幅に拡大しました。

    Amazon Linux 2のサポート期限が2025年6月30日に迫っており、サポート終了後はセキュリティパッチや不具合修正が提供されなくなるため、システムの安全性にリスクが生じる可能性があります。そのため、Linux環境のアップグレードが必要となりました。最新のAmazon Linux 2も選択肢にありましたが、安定性とセキュリティの観点からAmazon Linux 2023へのアップグレードを選択しました。

    広告代理店の来店促進デジタルギフト発行システムの開発の事例です。AWSで構築運用をしています。キャリアや携帯電話などのお客様はチラシの代わりにギフトページを作ることができます。エンドユーザーは来店時にそのギフトページを見せることでデジタルギフトを受け取ることが可能です。

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