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臨床工学士向け心臓カテーテル検査トレーニングのVRアプリ開発

臨床工学士向け心臓カテーテル検査トレーニングのVRアプリ開発
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内容

■臨床工学士向け心臓カテーテル検査トレーニングのVRアプリ開発

医療系専門学校では臨床工学士向けの心臓カテーテル検査のトレーニングが行われています。今までの研修では実際の医療現場で使用する機器の操作を学ぶことができますが、実際の手術の状況での機器の操作の仕方などを学ぶことには限界があります。そこで実際の医療現場に近い状況をバーチャル空間で再現して、反復練習できるVRの活用に注目が集まっています。
今回は、医療専門学校からの依頼で臨床工学技士がおこうなう心臓カテーテル検査のトレーニングのVRアプリを開発しました。デバイスはPico neo2で、Unityで開発しアプリを実装しました。Pico neo2のコントローラを使用して現実に近い体験が可能です。
デバイス同士を接続することにより10人以上で同時にVRトレーニング(マルチプレイ)することも可能です。

 

■心臓カテーテル検査のVRトレーニングアプリの特徴

検査台や医療機器(Cアーム)を設置してリアルなカテーテル室の空間を再現しています。
カテーテルを挿入し、生徒はPico neo2のコントローラを使い心臓に造影剤の注入をします。
X線カメラで心臓の動きをモニターすることができます。
検査台や医療機器(Cアーム)もコントローラーで自由に動かし、様々な角度で心臓をモニターすることができます。
また、マルチプレイにより複数の機器で同時にトレーニングを閲覧することが可能です。
先生がガイド役となり、生徒が体験することも可能となり効率的な学習を実現できます。

 

機能一覧
・名前登録機能
・検査メニュー選択
・カテーテル室の再現
ドクター・臨床工学技士・患者のAvatar設置
・カテーテル挿入アニメーション
・X線・バイタルサインのモニタビューの実装
・モニターの心臓ビューの切り替え機能
・医療機器(Cアーム)・検査台の操作
・心臓への造影剤注入コントローラー操作実装
・心臓への造影剤注入アニメーション
・X線照射(写真撮影して共有ストレージに格納)
・マルチプレイ機能

■開発期間

開発期間
2021年1月から2021年5月
開発規模
10人月

■対応範囲

課題のヒヤリング
企画書をご提供いただき仕様把握

要件定義
クライアントが実施

基本設計・詳細設計
コンテンツシナリオを弊社で作成し内部の仕様設計含めて対応

アニメーション制作
CGモデルを提供いただきカテーテル挿入や造影剤の注入などのアニメーションを制作

コーディング
Unityで開発

環境構築
Pico neo22台で検証実施

システムテスト
単体テスト・結合テストを弊社対応しました。

受入テスト
クライアント様が担当

■対応技術

Unity

 

■企業研修・トレーニングでのVR活用

危険認知や事故追体験に活用

製造業や建設業、運輸業などの実地研修では再現できない危険認知や事故追体験などの類似体験が可能です。VRを活用し仮想空間で現場の臨場感を再現し大規模なインフラを持たずにヘッドマウントディスプレイで研修環境を実現し事故防止に効果を発揮します。

・高所作業事故/電気事故・漏電事故/製造業、建設業、運輸業などの労働災害/地震・火災など災害

製造現場や建設現場でのVR

製造現場や建設現場など机上のトレーニングでは実現が難しい熟練者の目線や手順をVRで再現し体感学習することで研修をより効果的にします。人手不足の中トレーニング施設への移動や現場の即戦力の教育負担を減らすことも可能です。

VR研修・トレーニング・学習のメリット

VR研修・トレーニング・学習のメリットとして「研修・教育のコストダウン」「学習効率の向上」が挙げることができます。作業員の研修・教育のために大きなインフラを抱える必要はありません。近年ではOclulusやPicoNeoなど比較的安価でVR機器(HMD)を調達することも可能です。またHMDはスタンドアロン(ネットワークやPCとの接続なし)でも動作しますので場所を選ばずに研修を実施することも可能です。またVRの最大の特徴である没入感、360度の映像だけでなくオンラインゲームのようにインタラクティブ(双方通信)による体感や、モーションセンサー、音声など人間の感覚に近づいてきているので実際の体験に近い疑似体験が可能です。

 

■類似実績

作業現場における危険体験をVRでリアルに体感_VR安全トレーニングアプリを開発
安全教育の危険体験シミュレーションのVRコンテンツ制作とアプリ開発
VRヘッドマウントディスプレイのHTC VIVEを使用し、実際の現場で起こりうる事故を仮想空間内で体験

VRの技術進歩によりいまVR研修やVR安全教育が注目されています。
スタンドアローン型のHMDにより高スペックのPCがなくてもハイクオリティな
VR体験が低コストで可能になりました。
教育、研修、訓練といった体験が重視される分野で、
最新のAR、MRを取り入れ、最良の教育ソリューションを提供します。

ONETECHはUNITYでAR/VRアプリの開発
AR/VR/MR開発は2015年より取り組んでおります。UNITYの技術者育成に力を入れて取り組んでいます。HoloLens/Oculus/HTC VIVE/Nreal Lightなど最新のデバイスも取り揃えています。

フロントエンド、バックエンド、サーバサイドの開発も一括して受けられます。
AR/VR/MRアプリ開発、AI開発、3DCG制作、HoloLensアプリ開発に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

実績一覧

製造業のエンドクライアントからの要望でホロレンズMR遠隔支援アプリを制作 製造現場の複数拠点から3Dモデルも共有しながらリアルタイム通話で打ち合わせを実施できます。 UNITYとAR Foundationを利用して開発しました。

北海道科学大学の診療放射線機器の操作トレーニングのVRアプリのアップデートを対応しました。 Ultraleap社製のハンドトラッキングセンサ製品を実装し、ハンドラッキング(urtraleap)でトレーニング操作が行えるようになりました。

ホロレンズ、スマホで工作機械の起動手順、保守点検作業をARでガイドします。定期的な保守点検作業では作業記録を本アプリで記録して本部に送付することで業務効率化が実現できます。ポイントは、任意のARガイドの設定ができるので汎用性の高いシステムになっています。UNITYで制作しました。

位置情報でARなどのコンテンツを配置してフレンドとコミュニケーションできるSNSチャットアプリを開発しました。 フレンドでユーザー同士でチャットとして利用する以外にも特定の場所を指定してARコンテンツや画像/動画、音声などを配置して 特定のユーザーにのみ配信できるようなSNSアプリを実装しました。

ONETECHはベトナムでVR(バーチャルリアリティ:仮想現実)空間でアバターでコミュニケーションができるバーチャルオフィスシステムを開発しています。 今回のアップデートで、実際のオフィスのようにエントランスからロビーを通り会議室に入室して会議ができるように更新しました。

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