橋梁やトンネル保守点検業務をサポートするHoloLens2(ホロレンズ)ARアプリ研究開発
業界 | 建設・保守点検 |
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ジャンル | HoloLens ARアプリ開発 |
開発言語 | UNITY |
デバイス | Microsoft HoloLens2(マイクロソフトホロレンズ) |
開発期間 | 1ヶ月 |
リリース | 2020年9月 |
橋梁やトンネル保守点検業務をサポートするHoloLens2(ホロレンズ)ARアプリ研究開発
橋梁やトンネルなどの保守点検業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)のための研究開発案件です。点検履歴は通常設計図に補修箇所や補修箇所の情報を手書きで書き込んで残しています。今回はまず紙データの点検履歴をデータ化します。そしてホロレンズ上で点検履歴を現物と照査してAR表示する研究開発を実施しました。AR(オーグメンテッドリアリティ:拡張現実)
橋梁やトンネル保守点検業務の課題
橋梁やトンネルの定期点検は国土交通省に5年に1回の頻度で実施することを義務付けられています。トンネルは全国に約1万本、2メートル(m)以上の橋は約70万橋存在します。
点検方法は現場に行って、紙ベースの過去の補修履歴と現物を照らし合わせます。紙の補修履歴は手書きされているケースが多く照査の作業にはとても時間がかかります。
また、危険な場所での業務や作業補助のため複数人で点検業務を行うことが通常です。
HoloLens ARアプリの技術課題
設計図上の点検履歴である紙データをデジタル化しテキストやマーク等を透過でAR表示できるか。
テキストやマーク等のデータが視認できるか。
現物と履歴データを重ね合わせることができるか。
HoloLens ARアプリの要件 STEP1
・HoloLensアプリでハンズフリー作業ができる
・紙ベースの点検履歴をデータ化し現物に投影する
・過去の点検履歴データと現物の位置を合わせてAR表示
・オフラインでも作業ができる(通信環境が悪い場所でも使用できる)
HoloLens ARアプリの研究開発結果
・HoloLensアプリでハンズフリー作業ができる OK
・紙ベースの点検履歴をデータ化し現物に投影する OK
・過去の点検履歴データと現物の位置を合わせてAR表示 OK
・オフラインでも作業ができる(通信環境が悪い場所でも使用できる)OK
HoloLens ARアプリの要件 STEP2へ
・過去の大量の紙データの手書き文字をOCRでデジタル化
・UIの設計
・現場写真をAR表示
・クラウド連携
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