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住宅会社の営業支援、顧客管理アプリ開発

住宅会社の営業支援、顧客管理アプリ開発
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内容

住宅会社の営業支援、顧客管理アプリ開発対応

営業支援アプリ、顧客管理(CRM)アプリとシステムを開発しました。
クライアント側はPC、スマホのブラウザで対応し、エンドユーザー側はiOS/Androidアプリで実装しました。クライアントの営業担当者とエンドユーザーがチャットでコミュニケーションができるというのが特徴のアプリです。

 

 

住宅販売会社のデジタルトランスフォーメーション(DX)

システム開発を発注した企業は住宅販売会社です。北陸地方を中心に戸建て住宅を販売しています。
戸建て住宅を購入したお客様の情報は基幹システムで管理できていました。
しかしモデルルームに見学に来たお客様の情報はうまく管理できていませんでした。
この機会に、デジタルトランスフォーメーションを推進しようと、モデルルームの見学予約、スタンプでの営業支援、顧客管理、ワントゥーワンでの最適な情報表示ができるアプリとシステムを作りたいとの要望がありました。とくに営業とのチャットシステムはこのシステムの重要な機能としての発注をいただきました。

 

 

住宅会社の営業支援、顧客管理アプリの機能

モデルルームの見込み客を囲い込み

住宅購入のためにモデルルームに来たお客様(見込み客)はバーコードをスキャンしてアプリをアップルおよびグーグルストアからインストールします。
顧客情報を登録すると初回のスタンプが付与され、地域の営業担当がアサインされます。
アプリの情報は登録された地域の最新情報が送られていきます。
最新情報には、企業としてのオフィシャルな情報はもちろん、スタッフのカジュアルなつぶやき機能もあり、顧客とのエンゲージメントが深まります。

住宅購入の家族が一つのグループで営業担当者とコミュニケーション

その後アプリのチャット機能で営業担当者とのチャットができます。
家族からの質問も分かりやすいように家族ごとのアイコンが表示されます。
このアプリで購入の意思決定に関係のある家族と営業担当者がひとつのグループで会話を進めることができます。チャットには画像や、PDFも貼ることができます。
営業担当者は、スマホブラウザおよびPCからチャットに返答可能です。

チャットの内容も会社側が管理

チャットの内容は本システムのサーバに記録されますので、会社側もチャットの内容を監視することができます。実はこの機能も非常に重要な機能です。将来的にはAI(人工知能)で言語解析を利用することで、リスク回避も可能です。

ハウスメーカーの見込み客の顧客管理と営業支援を両立

登録した、見込み客のデモグラフィック情報や購買プロセスにおける行動履歴(初回の訪問、営業担当者とのコミュニケーションの段階)が管理画面で統計的に表示されます。地域別の情報をエリアマネージャーが、企業全体の情報を管理本部がなど権限に分けて情報を閲覧可能な機能も搭載しています。

 

システム開発の要件定義からコーディング、システムテスト、保守運用まで

課題のヒヤリング

まず大きな課題として戸建て住宅を購入したお客様の情報は基幹システムで管理できていました。
しかしモデルルームに見学に来たお客様の情報はうまく管理できていませんでした。
細かい課題で言うと紙アンケートでの顧客情報の記入や、アナログでのスタンプ、営業担当者とユーザーがラインでチャットしてその内容が管理できていない。例えば見積もりをしている顧客としていない顧客
に対するアプローチの仕方は違いますが、対応は営業担当者任せで効率的に管理できていないなど。
課題をヒヤリングして、要件定義書に落とし込むサポートをしました。

要件定義

発注した会社は事業会社なのでシステム開発の経験が少ない会社でした。
ONETECHから日本人SEが要求仕様を提案しながら、住宅販売会社の担当者と検討を重ねました。

設計書

要件定義よりシステム構成を設計しました。

コーデイング

アプリ、ウェブ、サーバーはそれぞれのソフトウェア開発の基準に沿って、コーディングしました。

システムテスト・受入テスト

事業会社なので受入テストサポートは不可欠で日本側の日本人がサポートしました。

開発環境

下記のフレームワークで開発しました。

アプリ用(iOS、Android)

  • React Native

顧客管理システム(Webアプリケーション)

サーバー用

  • Node.js(コアチャット)
  • PHP(API)
  • AWS

規模:15人月

期間:6ヶ月(本番リリースまで)

本件は上流工程から本番稼働まで対応しました。

 

 

成果と課題

システム導入の成果

本システムを導入したことで住宅販売会社様のデジタルトランスフォーメションに確実に貢献しました。
1年後には驚くべき数の住宅がこのアプリを通してチャットで成約されたと言う報告を受けました。
導入して約2年が経ちましたが、このアプリを手放せないほど重要な役割を担っています。

システム導入の課題

ここでは開発での課題ですが、住宅販売会社様は事業会社だったため言外の要件定義にギャップが出てしまいました。初期の開発ではご迷惑をかけてしまいましたが、毎月の機能更新ではプロセスを見直すことで要件定義時におけるギャップは削減されました。

 

 

CRMアプリの今後の展開

今後は契約時や、アフターサービス時の機能を盛り込みます。ハウスメーカーからの視点と、住宅購入者からの視点での住宅販売、住宅契約、住宅のアフターサービスの課題をこのCRMアプリで解決していきます。実はこのデジタルトランスフォーメションでの、次の大きな課題は既存の基幹システムとの連携やもしくは基幹システムを本システムにシステムマイグレーション(移行)をしていくことです。

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