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2016.10.07
News
ベトナムの今がよくわかる

 

 

ハノイでバイク禁止計画、                                 
        「その後」の移動手段は?

 

         2025年に中心部でのバイク利用禁止を検討しているハノイ。早晩やらねばならないという声は多いが、禁止後の移動手段が問題になる。

 

         公共輸送は現在市民の往来需要の約10%しか満たしておらず、専門家は、驚異的な頑張りをしても、あと9年で20%程度にしか引き上げられないと指摘している。

 

(『Tien Phong』2016年6月29日、p.04)

 

 


      

        解説:  個人の車両を抑制し、交通渋滞を改善するため議論が進められている、このバイク禁止計画。実は、一部中心区での登録停止など、10年ほど前から様々な対策が打ち出されているものです。ただ効果はなく、いずれも早々に廃止されました。現在市では550万台の車両が登録され、毎月バイク2万台、自動車7000台程度の新規登録があります。2020年にはバイク700万台、自動車100万台に増える見通しで、バスや都市鉄道といった公共輸送機関の整備を進めていますが、都市鉄道第1弾となるカットリン-ハドン(Cat Linh-Ha Dong)鉄道では建設現場で事故が多発、進行も遅れており、予定していた年内開業は厳しいようです。

  

        2025年までに市では、都市鉄道8路線といった高速大量輸送機関などのインフラ整備を基本的に完了する予定ですが、細い路地が入り組んでいる場所が多く、歩ける距離でもバイクを使うことが多かったり、バイクタクシーや駐輪場などで生計を立てていたりする人も多いため、計画実現には様々な困難がありそうです。

 


 

 

 

中部での魚大量死原因企業が謝罪、5億USD補償

 

         2016年6月28日(火)、台湾系「ファルモサハティン製鉄/Formosa Ha Tinh Steel」社は、環境事故を起こし中部の海で魚を大量死させた責任を認めた。

 

         同社は謝罪し、住民の経済的損失や汚染処理に5億USDを補償すること、廃棄物・廃水処理の問題を解決し、生産技術を改善すること、再度違反すれば制裁を受けることなどを約束した。

 

(『Tin Tuc』2016年7月1日、p.05)

 

 


       

         解説:  2016年4月、ハティン(Ha Tinh)省からトゥアティエン・フエ(Thua Thien-Hue)省までの4省の海で、魚が大量死する問題が発生しました。当初から原因ではないかと指摘されていた同社ですが、はじめは責任を認めず、「魚を取るのか製鉄所を取るのか」という担当者の発言が大きな批判を受けました。

 

        この問題でベトナム政府は非常に慎重に調査を進め、国内の科学者を中心に外国の専門家の支援も得て原因を特定しました。 外資企業による環境汚染はこれが初めてではなく、過去にも起きており多額の賠償・罰金が科されています。今回の事件を機に、ベトナムの環境意識はさらに強まっていくものと思われます。 多額が投じられ、大きな雇用を生む外資企業の工場は各地で諸手を挙げて歓迎されます。管理・監視は確かに甘い面があり、規則も先進国と比べ整っていません。

 

         ですが外資企業は、ベトナムでビジネスをさせてもらっている、という意識を忘れず、環境問題などに積極的に取り組んでいくことが必要でしょう。

 


 

 

 

 

Source:

http://www.vietnam-sketch.com/2016082783206