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印刷会社向けカタログ販売DX:商流をデジタル化し、受注業務を効率化するECシステム開発

印刷会社向けカタログ販売DX:商流をデジタル化し、受注業務を効率化するECシステム開発
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内容

印刷業界におけるDXの必要性

印刷会社は長年、紙のカタログ制作を通じて多くの企業の商流に貢献してきました。とくに中堅印刷会社は、スタジオを持ち、美しいカタログ制作と印刷技術に優れており、地場産業や和菓子メーカー、ギフトメーカーなど、多岐にわたるメーカーのカタログ制作を担当しています。しかし、電話やFAX、メールを通じた受注プロセスは非効率で、さらなる業務の効率化が求められています。今回、弊社はこの課題を解決するために、商流のデジタル化を目指したWEBシステム開発をサポートしました。

 DXプロジェクトの背景:商流の課題

メーカーはカタログをベースに商品を紹介し、卸売業者が注文を取りまとめ、小売店や消費者へ商品が届くという商流が一般的です。特にPRO向け商材の場合、注文の流れはより複雑で、電話やFAX、メールなどの手段が中心となっていました。このプロセスは人手がかかり、効率的な対応が難しいという課題が浮上していました。

そこで、商流をDXすることで、業務プロセスをスムーズにし、各段階での手間を減らすことが目指されました。

開発内容:カタログ連携WEBシステムの概要

本プロジェクトでは、メーカー、卸売業者、小売店が簡単に連携できるWEBシステムを開発しました。具体的な機能としては、以下の通りです。

  • メーカー側の機能: メーカーは商品をWEBサイトに登録し、カタログ番号とも連携しています。これにより、紙カタログとデジタルデータが統合され、従来のカタログ番号での見積もりが可能です。
  • 卸売業者側の機能: 卸業者はサイトにログインして、商品を選択し、お気に入りとして登録できます。お気に入りに登録した商品は名前をつけて保存できるため、繰り返し発注の際に手間が省けます。また、小売店に対して異なる商品ラインナップを提案する提案書を自動生成する機能も実装しました。
  • 自動見積もり機能: カタログ番号を利用した見積もりが可能で、これにより紙のカタログとWEBデータのシームレスな連携が実現します。

 技術的なアプローチ

本システムは、PHPベースで開発されています。モジュール型の設計を採用することで、各機能を個別に切り離すことができ、将来的なカスタマイズや拡張が容易です。さらに、サーバ設置に関しても柔軟な対応を可能にしました。基本的にはリーズナブルなレンタルサーバでの設置が可能ですが、AWSやVPSなど、他のクラウドソリューションも選択できるような設計を取り入れています。

この設計により、システムの拡張性と柔軟性を確保し、印刷会社様の多様なビジネスニーズに応えることができます。

再利用可能なプラットフォームの提案

このWEBシステムの大きな特徴の一つとして、再利用可能なプラットフォームである点が挙げられます。印刷会社様は、複数のメーカーのカタログを扱っているため、同様のシステムを他のメーカー向けにも展開することが可能です。このプラットフォームの再利用により、印刷会社様は新たなビジネスモデルを構築し、カタログ制作だけでなく、デジタル商流の管理支援という新たな価値を提供できます。

 ビジネスモデルの提案と今後の展望

本システムの導入により、印刷会社様は従来の紙ベースのカタログ制作と連携したデジタル化を実現し、新たなビジネスモデルの提案に成功しました。これにより、受注業務の効率化や顧客満足度の向上が見込まれ、印刷業界におけるDXの先駆けとなるでしょう。

今後、このシステムを活用したさらなるビジネス展開が期待されており、印刷業界全体におけるデジタル商流の普及に貢献する可能性があります。

実績一覧

検定試験を作成するシステムを開発しました。試験内容、設問設定、採点数を定義することができます。大量アクセスに対応しました。 AWSサーバーレスアーキテクチャ、APIGateway、Lambda、 Fargate、 DynamoDB、 SQS、 CloudFoundationを実装しました。

世界基準のオンライン教育動画配信プラットフォームの追加開発です。 AWSサーバーレスを利用して構築しました。 オンラインで教育セミナーを動画受講した後に認証試験を実施できます。 認定試験に合格したら即時デジタル証明書を発行します。

新たなインボイス制度に対応した販売管理システムの特徴と改革についてご紹介します。PDF請求書発行や専用用紙印字、使いやすい画面設計など、効率的な業務運用をサポートする革新的なシステムについて詳しく探求します。

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広告代理店の来店促進デジタルギフト発行システムの開発の事例です。AWSで構築運用をしています。キャリアや携帯電話などのお客様はチラシの代わりにギフトページを作ることができます。エンドユーザーは来店時にそのギフトページを見せることでデジタルギフトを受け取ることが可能です。

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