NexConstructは、ホーチミン市オープン大学の建設学部および企業7社との間で連携協定(MOU)を締結しました。本協定は、実践に根ざした人材育成、応用研究、技術移転、そして建設業界のデジタルトランスフォーメーション推進を軸としており、建設実務とAI、教育をつなぐ長期的パートナーシップの出発点となります。
ホーチミン市、2026年8月12日 ― NexConstruct(ネクスコンストラクト)社は、ホーチミン市オープン大学 建設学部および建設・エンジニアリング・設計・投資分野の企業7社との間で締結された連携協定(MOU)調印式に参加いたしました。同式典は、ヴォー・ヴァン・タン通り97番地のキャンパスにて開催されました。本協定は、実践に根ざした人材育成、応用研究、技術移転、そして建設業界のデジタルトランスフォーメーション推進を軸とした、NexConstructと同大学との連携の第一歩となるものです。

NexConstruct参加代表者
グエン・ラム・タオ(Nguyễn Lâm Thảo) ― NexConstruct創業者
グエン・トゥン・ヴィエット(Nguyễn Tùng Việt) ― NexConstruct取締役
ジン・チー・タイン(Dín Chí Thành) ― NexConstruct 最高執行責任者(COO)
One Technology Japanが支えるテクノロジー基盤
NexConstructはOneTechnologyJapanのグループ会社として、建設業界が直面する現実的な課題の解決を目指し、テクノロジー・デジタルトランスフォーメーション・AIソリューションの開発に取り組んでいます。日本・ベトナム両市場におけるOneTechグループのプロジェクト実績を基盤に、NexConstructは以下の分野に注力しています。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と施工情報のデジタル化
3D LiDARスキャンおよびポイントクラウドデータ処理
Scan-to-BIM(現場データからのモデル再構築)
図面・画像・建設データ分析のためのAI・コンピュータビジョン
CAD/DXFデータ処理と技術対象物の認識
施工管理向けWeb・モバイル・クラウドシステムの開発
建設分野に特化したデータベース・ナレッジ基盤の構築
NexConstructが目指すのは、単一のソフトウェア提供にとどまらず、現場データ・図面・BIMモデル・管理システムを一つのデジタルワークフローとして統合することです。これにより、手作業に依存した業務プロセス、データの分散、品質管理の難しさ、不具合発見の遅れといった業界の根深い課題の解決に貢献します。
「学び」と「実践」の距離を縮める
式典に登壇したホーチミン市オープン大学 副学長 ドー・サー・キー(Đỗ Sa Kỳ)博士は、理論と実践のギャップを縮めることが建設分野において特に重要であると強調しました。専門知識に加え、学生は早い段階から新しい技術、プロジェクト遂行プロセス、業界標準、そしてプロフェッショナルとしての働き方に触れる必要があるとの見解を示しました。
ドー・サー・キー博士によれば、それぞれ異なる強みを持つ企業7社との同時連携により、学生が卒業前に多様な職場環境やキャリアの方向性に触れられる、幅広い実務経験のエコシステムが形成されるといいます。今回の調印式は終着点ではなく、長期的かつ実質的な連携の出発点であると述べました。

建設業界におけるAIの重要性の高まり
建設業界は現在も、複数システムに分散した施工データ、手作業に依存した業務プロセス、現場と事務所間のデータ連携の難しさ、品質管理・不具合の早期発見の困難、経験豊富な人材の不足、図面・画像・BIM・3Dスキャンデータの活用不足など、多くの課題に直面しています。
AIはデータ処理の自動化、対象物認識、現況分析、不具合チェック、リスク予測、エンジニアの意思決定支援を通じて、これらの課題を段階的に解決する可能性を持っています。ただし、AIが真に価値を生み出すのは、現実のデータ、専門知識、そして企業固有の業務プロセスに基づいて開発された場合に限られます。まさにこの点において、ONETECHのテクノロジー力、プロジェクト遂行経験、そして大学の専門知識を組み合わせたNexConstructの貢献が期待されています。
NexConstruct創業者のコメント
式典の中で、創業者グエン・ラム・タオ氏は、大学と企業の連携強化に向けた今回の取り組みを高く評価しました。同氏は、連携をMOU締結やインターン受け入れ、卒業後の採用のみにとどめるべきではなく、双方が現実の課題、人材ニーズ、業界の技術トレンドを継続的に共有していく仕組みが必要であると述べました。
企業側は現実の課題、データ、プロジェクト遂行経験を提供でき、大学側は研究基盤、専門知識、教員陣、そして若手人材を提供できます。NexConstructは、こうしたリソースをつなぐ架け橋として、企業の現実的な課題を研究テーマ、教育プログラム、卒業論文、実証プロジェクトへと転換する役割を担うことができます。具体的には、専門セミナー、学術研究テーマ、インターンシップ、卒業論文、応用プロジェクト、あるいはPOC(概念実証)といった形で段階的に実現していく方針です。
インターンシップ・採用にとどまらない包括的な連携
ホーチミン市オープン大学とパートナー企業の連携は、以下のような多岐にわたる取り組みとして展開される予定です。
学生の見学・現場実習・インターンシップおよび就業機会の支援
キャリア交流会や専門セミナーの開催
実務経験・プロセス・技術の共有
企業の課題を卒業論文・研究テーマへ組み込み
応用研究プロジェクトの共同実施
建設分野における技術コンサルティング・技術移転
カリキュラム開発への企業からの助言
学生に必要な職業スキルの共同開発
創業者グエン・ラム・タオ氏、取締役グエン・トゥン・ヴィエット氏、COOジン・チー・タイン氏は、NexConstructチームとともに、今回合意した内容を段階的に具体化していきます。
テクノロジーを使いこなす次世代エンジニアの育成へ
今回の連携を通じて、NexConstructは学生が以下の力を身につけることを目指しています。
建設業界におけるAIの役割と限界を正しく理解する力
現実のデータ・プロセス・課題に触れる機会
建設の専門性とテクノロジーを結びつける思考力
分析力・課題解決力の向上
BIM・3D LiDAR・ポイントクラウド・デジタル管理プラットフォームへの習熟
急速に変化する職場環境への適応力
一方、大学との連携強化は、NexConstructおよびONETECHグループにとっても、新たな研究アイデア、若手人材、そして教員・学生からの専門的な視点を得る貴重な機会となります。
【画像4挿入 ― 調印式後の関係者集合写真】
長期的パートナーシップの始まり
2026年8月12日に締結されたMOUは終着点ではなく、学生・教員・企業、そして建設業界コミュニティ全体に持続的な価値をもたらす、長期的かつ実質的なパートナーシップの出発点です。
「実践を教室へ ― 学生を企業へ ― テクノロジーで建設業界の課題解決へ」
本連携は、人・知見・BIM・3D LiDAR・AI・実務をつなぐという、NexConstructおよびOneTechnologyJapanの方針における重要な一歩です。建設業界が抱える課題の解決と、将来の変化に適応できる人材の育成に貢献してまいります。




