SRとは?VRとARの違いとは?

こんにちは、ONETECHの和田です。SR(代替現実)とは?現実と空想、この二つを掛け合わせるコンテンツが現在急速に成長しています。注目されているSR、一体どのような可能性を秘めているのでしょうか?

2017年に元年と称されゲーム等に使用されたVR(仮想現実)、社会現象を起こしたアプリに使用されたAR(拡張現実)。その流れはより大きくなると考えています。今回はVRとARとの違いも解説します。

そして、現在はSRというシステムが注目され、将来的に参入を考えている企業の動きも見られます。

今回は、現実と空想を掛け合わせたコンテンツとして注目されるSRの未来について考察します。

SRとは?VRとARの違いとは?

SRとは?VRとARの違いとは?

VRARの違いとは?

まずは、現在一般層にも普及しているVRARの違いについて触れます。VRはヴァーチャルリアリティの言葉が示す通り、仮想空間を現実世界のように認識するシステムです。ヘッドマウントディスプレイに映し出されたVRは、「VRの世界に自分が入り込んだような感覚」を味わえます。

魅力的な世界づくりが大事なので、3DCG制作も非常に大変です。360°全体のグラフィックモデリングを制作しなければならず、作業量も人手も必要になります。

Onetech-AsiaのARVRエンジニア

VRARの違いとは?Onetech-AsiaのAR/VRエンジニア

ARの拡張現実というワードは、なかなか想像しづらいものです。簡単に言えば、「現実世界の映像に空想の存在が入ってくる」システムをARといいます。ARで一番馴染みが深いと思われるのが、スマートフォンアプリのポケモンGOです。

ポケモンGOにおいて、ポケモンゲットする画面にARが使用されます。ポケモンが出現した時にゲーム画面は、スマートフォンのカメラモードに切り替わります。

これだけなら普通の写真撮影のようなものですが、ポケモンGOでは撮影画面に出現したポケモンが映し出されるのです。「現実世界の風景に表れた空想上の存在」、ポケモンGOは多くの人にARの何たるかを説明したコンテンツともいえます。

AR Galaxy Fighting はONETECH社によって開発されました

3DCG制作においては、より現実世界に馴染めるようなCGづくりが必要です。ポケモンのように、たくさんの人を惹きよせるキャラクターモデリングを考えなければならず、アイデアも問われます。

以上の点を踏まえると、ARVRの違いは「システムの世界に入りこむ(VR)・システム上の存在と現実世界で共存する(AR)」です。

クリスマスぬりえアプリ「AR Xmas Coloring」をAppstoreとGooglePlayにリリースいたしました。

クリスマスぬりえアプリ「AR Xmas Coloring」をAppStoreとGooglePlayにリリースいたしました。

3DCG制作についてもVRが「没入できる世界そのもの」を作るのに対し、ARは「現実世界に馴染めるコンテンツ」を作るという違いが見られます。

SRの概要、SRとは?

最後に紹介するのはSRについてです。VR / AR / MRは聞いたことがあっても、SRという言葉はあまり馴染みがないのではありませんか?

SRとは「Substitutional Reality」のことで、日本語では「代替現実感」などと訳されます。現実世界に過去の映像を映し出し、過去の出来事を今目の前で起きているかのように、存在しない人がいるように、錯覚させる技術です。現実世界と同じ場所で撮影した映像をヘッドマウントディスプレイを使って見せることで、過去の情報と現在の情報が入り乱れ区別がつかなくなることで錯覚を起こさせる技術です。

  • それでは、SRとはどのようなシステムなのでしょうか?
  • SRは代替現実とも称されるので、現実が何かになり替わるかのような印象を受けます。
  • 実際には、「現実とは違う事象を現実であるかのように認識する感覚」を味わえるシステムです。
  • SRはどのような現象を引き起こすのでしょうか?
  • 例えると以下のようなものです。

大きな部屋に放し飼いにしているライオンの様子を事前に撮影しておく

ライオンを部屋の外に出し、SRを見せたい人(Aさんとする)を部屋に案内

SRヘッドマウントディスプレイをAさんに取り付けてもらい、事前に撮ったライオンの映像を流す

実際にはいないにも関わらず、Aさんの視界にはライオンが部屋に現れている

このように、事前に撮っておいた映像を流すことで、現実にはないものがリアルタイムで存在しているかにように錯覚させるのがSRです。

名なMR対応のHMDにはMicrosoft HoloLensがあります

名なMR対応のHMDにはMicrosoft HoloLensがあります

「現実世界+虚構」という形は、少しARに似ています。

視覚や聴覚で反応するシステムとの相性も良く、掛け合わせればよりSRの世界に没入可能です。

そのため、SRの技術が進んでいけば、CG映画やゲームなどがより幅広く、重厚になっていく可能性があります。

事前に撮影したものをリアルの空間に持ち込めるので、好きな時間にSRの世界を堪能できるのが最大のポイントです。

SRにおける3DCG制作は、AR同様に現実とうまく融合できるコンテンツを目指すといいかもしれません。リアルの映像で活用して研究されているシステムですが、今後は3DCGを駆使したSRの未来にも期待したいです。

ARは、ポケモンGOという大きなコンテンツで注目された一方、VRが大きく普及するにはまだコスト面での課題があります。VRはすごい世界を作り出せる一方で、製作費が掛かるのがネックです。

VRの現状を考えると、研究過程にあるSRの一般層への広がりは、遠くなる可能性もあります。しかし、魅力的で不思議な世界を作り出すSRの存在は、広がりさえすれば様々なコンテンツに「違い」持ってくることでしょう。

SRに関わる人が増え、どのようにSRというシステムを成長されるのか、可能性が限りないだけに注目度も高いです。今後、このような技術はどのような進化を遂げていくのか とても楽しみです。

XR(AR・VR・MR)開発企業| 信頼第一のONETECH

ONETECHは2013年にスタートしました。現在ベトナムのVR開発会社、AR開発会社、MR開発会社として最も開発実績のある企業の一つとなっています。創業当初、数人のベトナムのゲームエンジニアがUnityでアプリを作っていました。

2017年頃は、VR、AR、MR、SRはゲームやエンターテインメント分野が中心でした。しかし最近ではエンタープライズ向けの実用、応用として業務効率化のソリューションとなり、市場でも積極的に投資が始まりました。

弊社でもHoloLensなどの先端デバイス、AI(人工知能)での画像認識技術、WebRTCを使った通信技術、ARKitなどの先端ARフレームワーク、クラウドネットワークで負荷分散技術、ハイポリゴンでの3DCG技術などとVR、AR、MR、SRがあいまって進化を続けています。

そして近年VR、AR、MR、SRを総称してXRと言われ一般的にも認知されるようになりました。ベトナムにおいてONETECHはXRのリーディングカンパニーとなりました。2020年にはいよいよ5Gサービスが始まり、ますますXR市場は盛り上がりを見せています。

One Technologyは、XRコンテンツを様々な環境、目的で活用するためのアプリケーション開発を承っております。VR/ARを活用するためのあらゆるアプリケーション開発に対応する事ができます。お気軽にご相談ください。

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